トレーニング箸はいつから導入する?子供のお箸の持ち方について

トレーニング箸はいつから導入する?子供のお箸の持ち方について
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授乳をしていたわが子が、離乳食をスプーンで食べさせていたのも束の間。

自分でコップ飲みができるようになり、やがてスプーンやフォークがうまく使えるようになると次はいよいよお箸の出番ですね。

ただ子どもの場合、例えば同じ2歳でも、トレーニング箸を使っている子もいれば、スプーン・フォークを使っている子もいたり、あるいは手づかみで食べている子もいたりするなど、月齢によって発達状況は実にさまざま。

しかも2歳と言えば、イヤイヤ期真っ只中。

日常生活だけでも遅々として進まないのに、それに加えてお箸のトレーニングを始めるとなるとタイミングの見極めは、非常に難しいですよね。

そこでここでは、お箸の練習を始めるタイミングの見極め方とお箸のトレーニングにぴったりな日本製の子ども用トレーニング箸をお伝えします。

また、お箸が使えるようになるために本当に大切なことは何かを紹介していきます。


お箸の練習の始め時はいつ?

ほんの数年前に授乳していたわが子が、スプーンとフォークをうまく使って自分で食べている姿を見ると、親としてはその成長に思わず目を細めずにはいられないですよね。

ただ這えば立て立てば歩めの親心ではないですが、そうなってくるといつからお箸の練習を始めよう?と新たな悩みが生じてくるのが親というもの。

結論から言えば、お箸のトレーニングの開始時期に〇歳から始めるべきといったような明確な年齢の区切りはありません。

その時期の見極めに大切なことは、自分の子どもの発達を丁寧に判断し、その年代の特徴を踏まえたうえで対応するというのが、一番的確な表現かもしれません。

はじめどきに一番大切なことは、子どもの気持ちに寄り添うこと

お箸のトレーニング、いつから始めよう…と考えるようになると、自然と足はベビー用品売り場のトレーニング箸コーナーに向かってしまいますよね。

そこで売られているトレーニング箸を手に取って見てみると、商品の右上あたりにある2歳~という表記に「2歳から!?うちの子はまだまだ先と思っていたんだけど…」と思わず焦ってしまったママもいるかもしれません。

でも落ち着いて考えてみてください。日々子育てに向き合っているママならば理解できると思いますが、子どもは年齢が低くなればなるほど、月齢の差が激しいもの。

2歳~とあっても、2歳0か月と2歳11か月では、成長度合いが全く異なりますよね。

なので、この2歳~という表記は、あくまで目安として捉えていいと思います。

つまりお箸のトレーニングの開始時期は、年齢で判断するのではなく、わが子の成長度合いを見極めたうえで子どもの気持ちに寄り添いながら丁寧に進めていくものなのです。

その際、わが子の年代の特徴を捉えそれを活かした方法で取り組んでいくと、より早くお箸の使い方を身に付けることができるようになる可能性があります。

では具体的にはどのように進めて行けばいいのでしょうか?

まずはその年代の特徴を理解しましょう

上記のようにお箸のトレーニングの開始時期は年齢で判断するものではなく、わが子の成長過程から判断して開始するものです。

ただ年齢の特徴を捉えたうえでトレーニングを進めるのと進めないのでは、トレーニングの進捗状況が変わってくると思います。

そこでまずは、自分の該当年代の特徴を理解しましょう。

ここでは、すべての乳歯がほぼ生えそろい、市販のトレーニング箸で最も多い対象年齢でもある2歳代の特徴で紹介します。

2歳代の特徴

2歳代の子どもの特徴を一言で言えば、なんでも自分でやりたがるけど、できないことがあるとかんしゃくを起こしてしまうという感じでしょうか。

また自我が強くなりイヤ!と反発することが多々あるので、魔の2歳児とかイヤイヤ期と表現されることも。

その一方で、大好きなママのまねごとは天才的で、いろんなことに興味を持ってあれなに?これなに?と質問攻めで時には大人を困らせてしまうこともあります。

ここまでだけを読むと2歳児は大変そうと思うかもしれません。

しかしこの2歳児の特徴の

  • なんでも自分でやりたがる
  • 自我の芽生え
  • まねごとの天才
  • 好奇心旺盛

を押さえたうえで、子どもの気持ちに寄り添って共感してあげると、あらゆる事が非常にスムーズに進みます。

例えば、ママがお手本としてキレイにお箸で食べている姿を見せ、ママみたいにかっこよくお箸を使って食事をしたいと思わせて、まねっこをしてもらうのです。

おそらく最初は子どもが思っているよりお箸を使うことが難しくて、イヤと言うでしょう。

その時こそチャンス!そうか。お箸、難しいもんねといったん同調します。すると子どもはママは気持ちを分かってくれるんだと安心して、気持ちが落ち着きます。

するとさっきまでのイヤが嘘のように、やっぱり、ママみたいにお箸で食べたいに再び頑張るという訳です。

このようにその年代の特徴をお箸のトレーニングにも活かせば、お箸は比較的早く使うことができるようになります。

では具体的には、いつがお箸のトレーニングを開始させるタイミングなのでしょうか。

食べこぼしはほとんどありませんか?

子どもが自分でスプーンやフォークを使って食べる際、食べこぼしが減ったということは、スプーンやフォークが上手に使えている証。

そのサインを見逃すことなく、子どものスプーンやフォークの持ち方を上手持ちから下手持ちに徐々に移行させていきましょう。

次に念のために、上手持ちと下手持ちの説明をします。

上手持ちとはスプーンを上から握る握る持ち方。手の甲が上に向いている持ち方です。逆に下手持ちとは、大人のスプーンの持ち方。

この下手持ちに切り替わり、その持ち方に慣れてくればいよいよお箸トレーニングへの移行開始時期となる訳です。

因みによく鉛筆書きの持ち方ができるようになれば、お箸トレーニングの始め時と言われています。

これは、鉛筆書きの持ち方が親指・人さし指・中指の3本を使い、お箸と同じ持ち方をするからです。

また下手持ちのグーから人さし指が出てきたら、お箸トレーニングの始め時とも言われています。

いずれにしても、食べこぼしなく自分で食事ができるようになれば、お箸トレーニングへの準備が整ったと考えてよいでしょう。

ではどうすれば下手持ちをより早く習得できるのでしょうか?次に子どもが下手持ちの練習だと感じないような練習方法を紹介します。

下手持ちをいち早く身に付けるには

新しいことを身に付けるためには、何度も繰り返して体で覚える事しか方法がありません。

ただ子ども、特に2歳児はまだ我慢は禁物。無理やり我慢をさせてしまうと、自分を否定されたと感じ、積極的に行動することができなくなってしまいます。

そこでまねっこの天才2歳児の能力を活用するのです!

まずはママがお箸の使い方のお手本を見せた後、子どもに添え手をしたうえでまねっこしてもらいましょう。

ただ、1日2~3回のまねっこで下手持ちをマスターすることは至難の業。そこで、普段の遊びに下手持ちを取り入れてみましょう。

例えば、ままごとは2歳代なら男の子も女の子もみんな大好きビーズをスープやご飯に見立てて遊んだりすると楽しみながら下手持ちに慣れることができます。

また子どもはお絵かきやぬり絵も大好きですが、上記の通り鉛筆持ちはお箸の持ち方と同じなので、これらの遊びも楽しみながら下手持ちを学ぶことができるでしょう。

こうして下手持ちに徐々に慣れてくれば、いよいよトレーニング箸デビューとなります。ただ、頑張る子どもをサポートしたいと思うのが親心。

そして親が子どもを最も効果的にサポートできるのが、食事面ではないでしょうか?

そこで次に、子どもが下手持ちでも食べやすく、親子で作ることもでき、しかもおいしい簡単レシピを紹介します。

お箸の練習を食事からサポートしましょう

食育という言葉が定着して久しくなりました。幼児食は体の成長を促すのは勿論ですが、食べる楽しさを知る心の栄養としても大事なものです。

その心の栄養を大好きなママと作ると、更に楽しくおいしく食べることができますよね。そこでここでは、親子で楽しく作れる食事を紹介します。

チーズ入り揚げぎょうざ

材料:

  • ぎょうざの皮 …3枚
  • プロセスチーズ…15g
  • 揚げ油     …適量

作り方:

  1. チーズはぎょうざの皮に包める大きさに切る
  2. ぎょうざの皮の縁を水でぬらして(※ここが親子で楽しめるポイントです)①をのせ、2つ折りにしてしっかりと貼り合わせる
  3. 揚げ油を170~180℃に熱し、②を入れて揚げる

ちくわのなます詰め

材料:

  • ちくわ…1本
  • 大根…20g
  • にんじん…20g
  • ★:酢…小さじ1
  • 砂糖…小さじ1/2
  • 塩…少々

作り方:

  1. 大根、にんじんは2cm長さの千切りにする
  2. ボウルに★を合わせて混ぜる。①を加えて混ぜ(※ここが親子で楽しめるポイントです)
  3. 10分ほどつける
  4. ちくわは2cm長さに斜めに切り①を等分に詰める(※ここが親子で楽しめるポイントです)

かぼちゃとドライフルーツのサラダ

材料:

  • かぼちゃ…5cm角(50g)
  • レーズン…10粒
  • プレーンヨーグルト…大さじ1
  • マヨネーズ…小さじ1

作り方:

  1. かぼちゃは皮と種、わたを取り除く。
  2. 耐熱のポウルを入れ、ラップをふんわりかけて電子レンジで1分加熱する。フォークなどでつぶす(※ここが親子で楽しめるポイントです)
  3. マヨネーズ、ヨーグルトを加えて混ぜる(※ここが親子で楽しめるポイントです)
  4. 耐熱の器にレーズンを入れ、水小さじ1/2(分量外)をふる。
  5. ラップをふんわりかけて電子レンジで20秒加熱する。水けをふいて粗みじん切りにし、かぼちゃに加えて混ぜる

おすすめの日本製のトレーニング箸

お箸といえば、世界文化遺産にも認定されている和食には欠かせないもの。特に日本のお箸文化は独特です。

特に顕著なのが、食事の殆どをお箸のみで進めること。だからこそトレーニング箸は、このような背景をよく理解し製造された日本製がいいと思います。

2歳代とひとくくりに言っても、大柄な子どももいれば、小柄な子どももいます。

そこでここではどちらのお子さんでも大丈夫な日本製のトレーニング箸を紹介します。

トレーニング箸選びで大切なこと

子どもの成長に合わせて服や靴を選ばなければならないように、お箸選びも子どもの成長具合に応じて材質や長さを選ぶ必要があります。

お箸の材質
すべりにくく、手にもなじみやすい、木製がおすすめです。
お箸の長さ
手の長さ+3cmくらい、または親指とひと差し指を90°に広げた長さの1.5倍。長すぎても、短すぎても使いにくいので気を付けてください。

紹介するトレーニング箸の共通点

今から紹介するトレーニング箸は日本製という点が同じです。そしてもう一点共通しているのが、市販のトレーニング箸でよく見かける指を入れるための輪っかがないこと。

その理由は、すべての保育園や幼稚園、こども園ではないですが、輪っか付きトレーニング箸は禁止というところもあるからです。

なので今回紹介するトレーニング箸はいずれも、輪っか付きではありません。ではどんなトレーニング箸でしょうか。

若狭塗箸専門店 箸匠せいわ

創業45年、若狭塗箸専門店箸匠せいわの六角箸です。

ネットの通販サイトでは常に上位のこのお箸。

またインターネットの情報によると、こちらのトレーニング箸は全国の約9500以上の幼稚園や保育園で使用されているそうです。

それほどの施設で選ばれている理由を紹介します。

理由その1:鉛筆と同じ六角形
前述の通り、鉛筆持ちができるようになると、お箸への移行時期しやすいと言われています。こちらのお箸は名称通り、鉛筆のような六角形をしているので、特に鉛筆持ちができるようになった子にとっては、輪っかがなくても握りやすい設計になっています。
理由その2:お箸の長さのバリエーションが豊富
こちらのトレーニング箸は、13センチから1センチ刻みで19センチまでサイズ展開しています。また、輪っかのないお箸で13センチのサイズ(2歳くらい)があるところは、とても少ないです。上記の通り2歳代と言っても、大柄な子・小柄な子など実にさまざま。こちらのお箸は多くの保育園でも利用されているので、13センチから展開しているのかもしれませんね。
理由その3:イラストが可愛い!
お箸の形は至ってシンプルですが、お箸の上の方にイラストが施されており、そのイラストのポポとミミがレトロな絵柄で可愛いです。今の子どもたちには、逆に新鮮で可愛らしさかもしれません。

イシダの子供用三点支持箸

こちらの株式会社イシダは、若狭塗箸・竹塗箸・各種菜箸を製造している会社です。

創業が大正9年と非常に歴史のある会社です。またこの三点支持箸もインターネットの通販サイトでは常に売り上げ上位にある人気のお箸。

しかしその外見は非常にシンプルで、キャラクターのイラストもなく、とても落ち着いたトレーニング箸です。

ではこのお箸の場合、支持されている理由は何でしょうか?

理由その1:至ってシンプルなつくり
イシダのホームページによると、指の形に沿ったくぼみのある特殊な構造により、『食事の作法に適う、理想的な正しい箸の持ち方』を、自然に無理なく身に付ける、機能的な矯正箸です。使い方は、簡単!持ってみればわかります!とありますが、本当にその通りで、とても分かりやすいトレーニング箸です。
理由その2:正しいお箸の持ち方が自然と身につく
成長するに従い、正しい食事のマナーが身についていないと、非常に恥ずかしいことです。例えば近年では就職活動の一環として食事面接をしている会社もあるほど。このお箸なら、所定の場所に指を添えるだけなので、簡単に正しいお箸の持ち方を身に付けることが可能です!イシダのホームページにも書かれていますが、正しいお箸の持ち方は、日本の美しい伝統です。せっかくなら、正しいお箸の持ち方を身に付けさせてあげましょう!
理由その3:親子でお揃いにできるので、お箸の上達が早くなる
この三点指示箸は、大人用も子ども用も外見が同じです。まず子どもにとってはママのと一緒とまねっこの天才的才能を存分に発揮して、早くお箸の使い方を習得してくれることが期待できます。また親は親で、改めて自分のお箸の使い方を再確認するいい機会になるのではないでしょうか。

お箸の使い方が上達する一番の方法

好きこそものの上手なれではありませんが、まず食事を楽しいと思うこと、お箸に興味を持つこと、この2つがお箸の上達の早さには欠かせない要素です。

では子どもが食事を楽しいと思い、お箸に興味を持って貰うには、どうするのが一番効果的なのでしょうか。それは家族で楽しく食事を摂る以上のことはありません。

ただ今の時代は、パパは仕事、ママは仕事・家事・子育て、子どもは学校・習い事や塾などで、それぞれが大変忙しく日々を過ごしています。

そのため毎日家族揃って食事をすることは、とても難しいことかもしれません。

ただ食は生きることに他なりません。しかも自分の子どもの生きる力を身に付けるためです。せめて週に一度は家族で食事を摂るようにするなど努力をしてみてください。

食事を楽しいものにできていますか?

内閣府の調査によると、家族と一緒に食べる頻度について、ほとんど食べないと答えた人の割合は、朝食は25.5%、夕食も8.8%と、家族がそろって食卓を囲む機会が少なくなってきています。

食事を家族でとることの利点は、食事のマナーや料理についての関心が高くなり、いろいろな栄養もとりやすく、何よりも、楽しくおいしく食べることができる点です。

また食事が楽しいと思うのは、そこにコミュニケーションが存在するためです。

このコミュニケーションは社会の中で生きていくためには、欠かせない能力の一つでもあります。

このように食とは生きていくことそのものなのです。食事を楽しいと思うことは、生きていくことを楽しいと思うこと、と言っても過言ではないでしょう。

改めて聞きますが、食事を楽しいもの(家族団らんで食事をとること)にできていますか。もしできていないようでしたら、さっそく今日から始めてみませんか。

食事とはいのちをいただくこと

食事とは、肉や魚、米や麦・野菜など、口にするものすべての命をいただくことに他なりません。

現代は飽食の時代なので死語になりつつありますが、以前はご飯を残すともったいないとたしなまれたものでした。

このもったいないという言葉には、さまざまな意味があります。その中の一つに、ありがたいという意味もあります。

まずは両親が家族団らんで食事ができるありがたさを感じながら食事をすること。すると食卓の雰囲気が良くなり、食事の楽しさが自然と子どもに伝わります。

すると子どもの心に余裕が生まれ、大好きなママが使っているお箸に興味を持ちます。そしてママみたいにお箸で食べたい!となり、自然とお箸の使い方が身につく訳です。

また国立がん研究センターのホームページにもありますが、食事の基本は楽しく、おいしくです。

まずは家族団らんで食事をすること。ここから全てが始まります。今日から早速始めていきましょう。

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