子どもが手を上げて寝る!不思議でかわいい『バンザイ寝』の理由とは

子どもが手を上げて寝る!不思議でかわいい『バンザイ寝』の理由とは
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布団で眠る赤ちゃんの寝姿を想像してみてください。だいたいの人が思い浮かべるのは、腕や手が頭の横にある格好だと思います。

『バンザイ』をしているかのようにも、大の字をしているようにも見えるこのポーズ。

ここでは『バンザイ寝』と呼ぶことにします。赤ちゃんにはよく見られる姿ですし、とてもかわいらしいですよね。

そんな『バンザイ寝』はどうして起こるのでしょうか。大人になって、このようなポーズで眠る人は少ないと思います。

また、よく考えてみれば不思議なポーズなので、「そんな寝方をして大丈夫かしら?」「疲れないの?」と心配になってしまうお母さんもいるかもしれません。

でも、大丈夫。心配はありません。赤ちゃんには、バンザイ寝をする理由がちゃんとあるんです。

  • どんな理由であんな寝方をするのか?
  • また、バンザイ寝をしていたらお母さんやまわりの大人はどうしたらいいのか?

順番に見ていきましょう。

バンザイ寝をする5つの理由

まずは、バンザイをして眠る理由について見ていきましょう。

実は理由はひとつではありません。赤ちゃんにとってはいろいろとメリットのある寝方なのです。

お母さんのおなかの中にいたときの反動

赤ちゃんは、ほんの少し前までお母さんの胎内で丸まって過ごしていました。

ずっとその姿勢をしていた反動で、外の世界に出てきて、手足が広がってあのポーズになっていると考えられています。

赤ちゃんは腕だけでなく、がに股のように足も曲げていることが多いですよね。赤ちゃんにとっては、一番ラクな体勢なのです。

なので、矯正させてしまうことはNGなのです。

呼吸・内臓を楽にするため

お母さんのおなかの中にいたときは、赤ちゃんはへその緒を通して酸素をもらっていました。

でも、外の世界に出てきたら肺を使って自力で呼吸をしなくてはいけません。

肺呼吸をはじめたばかりの赤ちゃんは、まだその酸素のとりかたに慣れていません。肺の機能も未熟です。

なので、十分に酸素を得るために、腹式呼吸をします。そのためにあのポーズが役に立っていると考えられています。

また、おなかをラクにするために無意識にバンザイの格好をしていることもあります。

呼吸だけでなく、動きはじめたばかりの内臓にも負担がかからないのです。

リラックスしている

赤ちゃんが「周りに危険がなくて、ここでぐっすり眠っても大丈夫だ」と感じると、体が緊張から解放されてリラックスして眠ることができます。

嬉しいことに、赤ちゃんがお母さんのもとで安心してくれているあかしなのですね。

体温調節をしている

赤ちゃんの体温は、大人よりも0.5度から1度ほど高くなっています。生まれたばかりで体温調節が上手でないためです。

なので、眠っていても大人より暑さを感じてしまうのです。そこで布団から手を出して、手から熱を放出することで体温調節をします。

成長するにつれて自然と、体温は大人と同じくらいまで下がってくるので心配することはありません。

手を覆ってしまうのはNG行為!

かわいらしいバンザイ寝ですが、特に冬場などだと「寒くないのかな……」と心配になってしまうお母さんもいると思います。

冷えてしまうのを案じて、ミトンなどをつけるお母さんもいるでしょう。でも、これはNG。

ミトンなどで覆ってしまうと、手から放出している熱が内にこもってしまいます。よって、体温調節がうまくいかなくなってしまうのです。

足も同じです。足からも熱を放出しているので、眠っているときに靴下ははかせないようにしましょう。

お母さんの手で、布団の中に戻してしまうことも同じです。

バンザイ寝を矯正させてはいけないと上記で解説したように、赤ちゃんにとって快適な状態を壊してしまうことになります。

実際に、眠っている赤ちゃんの手に触れてみると冷たく感じることがあります。

でも、「寒いんじゃないかな」とお母さんが心配するほど、赤ちゃんは寒く感じていない場合が多いのです。

心配せず、ゆっくり眠れるように見守ってあげましょう。

どうしても見ていて心配になる場合は、赤ちゃんの手を握ってあげましょう。赤ちゃんもお母さんの手の感触に、もっと安心してくれるかもしれませんね。

また、冷えている場合は部屋自体が寒いのかもしれませんので、室温の調整をしてあげるのも大切です。

いつまでバンザイ寝は続く?

その子によって、まちまちです。率直にいうと、『個人差』です。

成長の具合がその子によって違うように、大きくなるにつれて、バンザイ寝も自然にしなくなります。

また、バンザイ寝をはじめる時期も同じです。生まれてすぐにする子もいれば、しばらくしないでいて、少し成長してからバンザイをする子もいます。

無理やりバンザイをさせようとしたり、逆にバンザイをやめさせようとしたりしてはいけません。

赤ちゃんの自然な寝方を見守ってあげましょう。

大人もバンザイ寝をすることがあるけれど…

常にバンザイをして眠る大人は少ないと思いますが、ときどき大人でもバンザイ寝をすることがあります。

おなかの中で丸まっていた赤ちゃんが、外に出てその姿勢から解放された反動で大の字になる、と上記で解説しました。

大人も同じように、長いこと丸まった姿勢でいた場合は、その体勢から解放されてバンザイの姿勢になることがあります。

でも、特に変な姿勢を続けたなどの理由なく、バンザイをしてしまうことがあります。その場合は要注意です。

肩が凝っていると、バンザイの姿勢をラクに感じます。肩こりを解消するために、バンザイ寝をしてしまうのです。

ラクな体勢ではありますが、それは一時的なもの。大人がバンザイを長く続けると、逆に疲れてしまうます。

また、バンザイの姿勢で血流が邪魔されてしまうことも。そうなるとかなり危険です。

そのほか、疲れがたまっていてバンザイの姿勢になっていることもあります。

バンザイだけでなく、「最近いつもと違う寝方をしているな」と思ったら、体調の変化を見直してみたほうがいいかもしれません。

赤ちゃんのバンザイ寝は特に心配しなくても大丈夫です

赤ちゃんがバンザイ寝をする理由や、対応方法について見てきました。特別心配するようなことはないと、わかっていただけたと思います。

赤ちゃんがバンザイをして眠っている姿はかわいいですよね。それを見て、「かわいいな」と思う感情に素直になって良いのです。

その様子を見て、日ごろの育児の疲れから解放されるお母さんも多いでしょう。

一説には、バンザイをして眠っているかわいらしい姿を見せて、優しく育ててもらうために、お母さんの母性本能を刺激しているともいわれています。

科学的根拠は今のところないそうですが、そう考えると嬉しいことですよね。

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