産休中でもお給料は出るの?知っておくべき産休とお金のはなし

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お腹も大きくなり、目前に産休を控えた時。気になるのが産休中の生活費です。

  • お給料は今まで通り払ってもらえるのか?
  • 産休中の生活費は一体どうしたら良いのか?
  • 産休中であれば全員がもらえるのか?
  • 支給の条件はあるのか?

など、たくさん疑問が出てくることでしょう。

いざという時に慌てない為にも、産休中にもらえるお金のことを、しっかり知っておきましょう。

産休はどんな人が取れるの?

産休は労働基準法で休むことが定められています。ですので、妊娠している働く女性であれば、だれでも産休を取る権利があります。

勤務先によっては、就業規則の中に産休に関する記載がない場合もあるかも知れません。しかし、記載がなかったとしても産休を取ることができます。

産休と雇用形態は関係がありません。正社員でなくても産休の取得は可能です。

派遣社員だから、アルバイトだから、パートだから、などの理由で取れないことはありません。

また、妊娠4か月以上経過した場合の分娩が対象ですので、残念ながら死産・流産であっても、4か月が経過していれば対象となります。

いつからいつまで?産休の期間

産休としてお休みを取れる期間は、出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は14週間前)から出産日の8週間後までです。

産前休業は、出産予定日から計算されます。出産予定日と実際の出産日がずれた場合でも、産前期間となります。出産当日は産前に含まれます。

詳しく知りたい方は、全国健康保険協会のホームページ内に産前産後期間一覧表 のPDFが掲載されていますので、チェックしてみましょう。

産前休業は本人の希望によるお休みですので、産前休業を申請せずに、出産の前日まで就業することもできるのです。

実際、出産直前まで働いている妊婦さんもいます

出産直前では、お腹が張ったり体調が優れなかったりするものです。

業務の都合や、自分の体調と相談して、くれぐれも無理のないスケジュールを組むようにしましょう。

産前の休業は妊婦さん本人の請求によるものですが、産後の休業は、本人が請求しなくても、会社側が与える必要がある、強制的なお休みです。

労働基準法第65条により、産後6週間(多胎妊娠の場合は14週間)までは、休むことが義務づけられており、それ以前に就業すると、会社側の違反となります。

産後6週間後に、本人が希望し、医師が支障なしと認めた場合は、仕事をすることができます。産休を早めに終えて、すぐに就業したい場合を除いては、基本的には、産後8週間(56日)が一般的な産後休業です。

法律上、産休取得中も会社と働き手との労働契約は続いています。

産休を取ろうとすることが理由の解雇や、産休取得中の解雇は法律で禁止されています。

産休の間のお給料はどうなるの?

産休中のお給料は、法律上会社側に支払の義務はありません。その為、お給料が出る会社と出ない会社があります。

自分の勤務先はどうなのか、調べてみるようにしましょう。会社の社内ネットワークに掲示がある場合もありますし、総務に確認が必要な場合もあります。

また、産休中のお給料に関する情報が全くない場合もあります。企業の規模や体制によって違いますので、確認するようにしてください。

身近に産休を取得済みの人がいれば、この機会に直接聞いてみるのも良いですね。お金のこと以外にもいろいろアドバイスがもらえるかもしれません。

ただでさえ気分も体調も浮き沈みが激しく、不安も多い時期ですから、先輩や仲間に情報を共有してもらい、一人で抱え込まないようにしましょう。

満額もらえる?それとも減るの?

産休期間中のお給料は、満額支給される会社もあれば、従来のお給料の何分の1、という会社もあります。

また、まったく支給されない会社も多いです。産休中にお給料が出ればラッキー、くらいの気持ちでいるようにしましょう。

しかし、そうなると産休中の生活費が気になります。お給料が減ったりゼロになったりした場合、どうやって生活していけば良いのでしょうか?

そんな人の為に、出産手当金という制度があります。産休中にお給料が減額する人や、支給がない人は、内容を確認して出産手当金を申請するようにしましょう。

産休期間が対象の「出産手当金」とは

出産手当金とは、産休中の収入が減ることを補助する意味合いで用意されている制度です。出産手当金は加入している健康保険から支払われます。

出産手当金をもらう為の条件

出産手当金をもらう為には、次の2つの条件を満たしている必要があります。

  1. 勤務先の健康保険に加入していること
  2. 出産の為に仕事を休み、その間会社からのお給料が出ていないか少ないこと
加入している健康保険によっては受給資格がない場合もありますので、確認しましょう。産休中にお給料が支払われている場合は、その分出産手当金は減額されます。

また、出産手当金よりも支払われている給料が多い場合、出産手当金の対象者とはなりません。

出産手当金はいくらくらい?出産手当金の計算方法

では、出産手当金はいくらくらいもらえるのでしょうか。出産手当金の給付金額は、標準報酬日額の3分の2です。

計算方法は、標準報酬月額÷30日×3分の2です。

標準報酬月額を日割りで計算した金額の3分の2が1日分となります。その1日分の金額に必要日数をかけた額が支払われます。

例えば標準報酬月額が18万円で東京都の場合を見てみましょう。

例:18万円÷30×3分の2=4000円が1日の支給額になります。

この金額に、実際に産休を取得した日数をかけます。同じく標準報酬月額が18万円で東京都の場合で、予定日通りに子ども一人を出産した場合を計算します。

産前の42日+産後の56日=98日。4,000円×98日=392,000円。この金額が支給額になります。

産休の期間や金額をネットで自動計算してくれるサイトもありますので、気になる人はチェックしてみましょう。

出産手当金の申請の流れと受け取り方法

出産手当金の申請は勤務先を通じて行う場合がほとんどですが、自分で申請することもできます。

産休終了後に「出産手当金支給申請書」を勤務先もしくは健康保険組合、全国協会健保に提出します。

出産手当金支給申請書は①自分で記入、②出産後に出産の証明欄を産院で記載してもらう、③勤務先で書いてもらう必要があります。

②の出産証明は、入院する前に産院に持参し、記載をお願いしておくと、退院時には書類が返却されるのでスムーズです。

申請に必要な持ち物は?

その他申請に必要なものは

  • 健康保険証
  • 振込先
  • 印鑑
  • 出勤簿
  • 賃金台帳
  • マイナンバー

です。

勤務先から申請する場合は、出勤簿、賃金台帳は自分で用意する必要はありません。


申請書が受理後、指定した口座に振り込みされます。振り込みの時期は申請書が受理されてから約2週間~2か月後が一般的なようです。

事業主の証明欄には毎回証明が必要ですが、産前分、産後分を複数回に分けて申請することもできます。

出産手当金に申請期限はあるの?

意外と知られていないのが、出産手当金の申請期限が2年間あることです。

健康保険の給付申請は、2年前まで、過去にさかのぼって申請が可能です。忘れていた場合は、確認して申請しましょう。

また、自分が該当しているか分からない場合は、問い合わせをしてみるのも良いですね。

直前で慌てないよう、事前に確認&準備を

産休中のお給料はどうなるのか、勤務先に確認しておきましょう。

また、出産手当金を申請する場合は、前もって申請書類を準備し、内容を確認しておくと良いですね。

体調が安定しない中で、書類を準備するのが大変な場合もあります。

事前に流れを確認しておき、産休中も安心してゆったりと過ごしたいですね。

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