産後に起こるめまいの考えられる原因と対処方法とは

産後に起こるめまいの考えられる原因と対処方法とは
  • Twitter
  • hatena
  • facebook

出産後に、めまいやふらつきを起こす方がいます。それも、「妊娠前は、めまいなんて起こしたことなかったのに……」という方も、出産後にめまいの症状が出ることがあるのです。

「なにか病気なのかな?」「産後の経過が良くないのかな?」と、心配になってしまうかもしれません。

もちろん心配したほうがいいめまい症状もありますが、出産後によくある症状である場合もあるのです。

  • どんな状態だとめまいを起こしやすいのでしょうか。
  • めまいを改善・予防するにはどうしたら良いのでしょうか。

今回はそのようなことがらについて、見ていきたいと思います。

出産後のめまいは、貧血が原因かも

まず、出産後はめまいを起こしやすい体であるということが挙げられます。貧血、授乳、または疲れ。

いろいろとありますが、『貧血』が絡んでいる場合が多いのです。順番に見ていきましょう。

どうして出産後に貧血になるの?

一番大きな理由は貧血、と言いましたが、今まで貧血と診断されたことがない方、めまいなどを起こしたことがない方も、出産後に貧血になることがあります。

これは出産時に大量に出血するためです。お母さんが意識するよりずっと多く、体からは血液が失われています。

そのために鉄分も不足してしまって、貧血を引き起こしているというケースです。

授乳による貧血が原因であることも

母乳育児をしているお母さんは、赤ちゃんにお乳をあげることで貧血になりやすくなっています。

なぜなら母乳はお母さんの血液から作られるからです。

よって母乳を作り、赤ちゃんにあげることで血液中の鉄分が使われて、結果的にお母さんが鉄分不足になってしまうのです。

そのほかに考えられる原因とは

ほかにもめまいを引き起こす原因として、考えられるものはいくつかあります。
お母さんの体や心のコンディションによるものです。

疲労がたまっている

産後のお母さんは、常にと言ってもいいほど疲れに晒されています。ただでさえ産後の体は疲れて弱っていて、休息を必要としています。

でも赤ちゃんのお世話をしなくてはなりません。昼も夜もない赤ちゃんのお世話に疲れてしまっても仕方がありません。

また、産後すぐに家事をしなければいけないことになるお母さんもいるでしょう。

里帰り出産をするのが通例だった昔であれば、実家のお母さんが家事を引き受けてくれて、自分は休息と赤ちゃんのお世話に専念できた……という具合だったのですが、現代はそうもいきません。

パートナーと核家族の家で暮らしていれば、どうしてもパートナーであるお父さんにすべて任せきりというわけにはいかないでしょう。

また、里帰り出産をしたとしても、実家ではお父さんもお母さんもまだまだ現役で働きに出ていて、留守の間は自分が家事をしていなければいけない、というパターンも……。

現代のお母さんはゆっくり休むのが難しい状況といえます。そこで疲労がたまってしまい、体調不良から、めまいを引き起こすことがあります。

ホルモンバランスの影響

妊娠、出産を経て、お母さんの体の中ではホルモンが頻繁に変動しています。

特に出産後は、妊娠中に止まったり逆に増えていたりしたホルモンが、一気に元に戻ります。それに適応できていない場合です。

ホルモンバランスが安定していない場合もまた、めまいという症状に表れることがあります。

ストレスがたまっている

ストレスもやはりめまいを起こすことがあります。

出産後はなにかとストレスを感じることが多いでしょう。

周囲との関係もそうですし、赤ちゃんはかわいくても、育児が思い通りにいかなかったり、赤ちゃんが普段と違う様子だったら「これは病院に行ったほうがいいのかな?」と不安になることも多いでしょう。

初産のお母さんならなおさらです。

もちろん、疲れているのに家事をしなくてはならない、ということがストレスになるケースもあるでしょう。

そのようなストレスが自律神経を乱れさせて、めまいを起こしてしまうのです。

貧血を改善しよう

貧血が原因になっているケースが多いという話を先ほどしました。

つまり、貧血を改善させるような食べ物を取ったりすることがとても大切なのです。

まずは、貧血を改善する食べ物についてご紹介します。

貧血に効果的な鉄分の種類

鉄分には二種類のものがあります。

  • ヘム鉄……動物性のもの。体に吸収されやすい。
  • 非ヘム鉄……植物性のもの。体に吸収されにくい。

どちらを重点的にとったほうが良いかは一目瞭然。体に吸収されやすい、ヘム鉄ですね。

ヘム鉄はこのような食材に含まれます。

  • 豚レバー
  • 鶏レバー
  • 赤身の肉
  • あさり
  • 牡蠣
  • かつお

このような食材を積極的に取りたいものです。特にレバーはたんぱく質も豊富に含まれるために、おすすめです。

しかし、非ヘム鉄の食材が悪いかというと、そのようなことはありません。

非ヘム鉄は野菜に多く含まれますが、体の調子を整えるためにはバランスのとれた食事をすることが大切ですし、体にとって野菜は必要です。

そのため、野菜を摂取するときに非ヘム鉄の含まれる野菜を選ぶことで、少しでも鉄分を摂取することができます。

非ヘム鉄は、このような食材に含まれます。

  • ほうれんそう
  • 小松菜
  • ブロッコリー
  • 厚揚げ
  • 豆腐
  • 納豆
  • ひじき

また、非ヘム鉄の食材を取るときは、ビタミンCを含む食材を一緒に取ると、吸収率をあげられます。

食事のあとにフルーツを食べるなど、おいしくビタミンCを取りましょう。

また、野菜の一部や海藻などにも含まれるため、料理に取り入れるのも良いですね。ビタミンCはこのような食材に含まれます。

【 果物 】

  • いちご
  • レモン
  • キウイ

【 野菜 】

  • 赤ピーマン
  • 黄ピーマン
  • パセリ
  • ブロッコリー

【 海藻 】

  • 焼きのり
  • あおのり
  • わかめ

食事から鉄分などをじゅうぶんに摂取するのが難しい場合は、鉄剤やサプリメントにて摂取するという方法もあります。

ただし普段からもそうですが、出産後は特に、お医者さんの指導のもとで使用するのが大切になってきます。

自己判断はやめて、お医者さんなどに相談して使用しましょう。出産後の経過を診てくれているお医者さんですと安心ですね。

体の調子を整える

貧血を改善したり、めまい症状を抑えるためにはいくつか気遣いたいことがあります。

休息をしっかりとる

疲れやストレスから貧血を起こしたり、自律神経のバランスを崩すことがあるのでしたね。

改善のためにはしっかりと休息を取ることが一番です。

家事などを完璧にしようと無理をせず、周りの人に頼ったり、買い物をネットショップなどでおこなうなど、自分に負担のかからない方法を探しましょう。

そして睡眠時間を確保するには、夜だけでなく昼間ちょっとお昼寝をするのも効果があります。

真面目なお母さんは「昼間に寝るなんて、なまけていると思われるかも」と思い詰めてしまうかもしれませんが、育児にはお母さんが元気でいることが一番大切なのです。

休むのもお母さんとしての仕事のうちと思って、自分の体もいたわってあげてください。

」ストレスもしっかり解消しましょう。自分の趣味をする、お友達とおしゃべりする、軽い運動をするなど。自分に向いた方法で気分を切り替えましょう。

体をあたためる

「冷えは万病のもと」といわれていますが、貧血やめまいにも同じことが言えます。

冷えにより血の巡りが悪くなっているために、脳に血液が届かずめまいを起こすことがあります。

体をあたためることが、産後は特に大切といえます。

たとえば、冷たいものを控えること。特に出産が夏場ですと、ついコールドドリンクやアイスなどを食べたくなると思いますが、食べすぎないようにしましょう。

そして毎日浴槽に浸かって、体をあたためるようにするのも効果的です。

半身浴をおこなってじわじわと体をあたためるのも良いですね。

赤ちゃんから目を離せない、という状況でしたら、部屋にあたたかいお湯を入れた容器を持ち込んで、足湯をするのも良いでしょう。

足をあたためるだけでも、体をあたためる効果があります。ただし入浴については、お医者さんから産後の入浴許可が出てからのことです。

産後しばらくは、入浴しないようにと指導されることと思います。出産でできた傷口から感染症にかかる恐れがあるためです。

病院にかかったほうが良い場合

めまいが長引く、吐き気がする、耳鳴りがする、などの症状が見られる場合は、病院にかかりましょう。

吐き気や耳鳴りがする場合は、前頭葉など脳になんらかの異常がある場合もありますので、早めに診てもらったほうが安心です。

また、貧血であった場合もお医者さんの処置や指導を受けられるでしょう。

鉄剤の処方や、生活習慣の指導。めまいがあったとしても、安心して改善に取り組めることと思います。

出産後のめまいや、改善方法について見てきました。くらっとくるめまいは、不安になる症状ですよね。出来るだけ軽減できるように、食べ物や生活習慣に気を付けてみましょう。

赤ちゃんを健康に育てるには、お母さんがまず健康でいることです。赤ちゃんと一緒に自分の体も作るような気持ちで、自分の体にもしっかり元気を与えてあげてくださいね。

SNSでシェア
  • Twitter
  • hatena
  • facebook

こちらの記事もオススメです

ページ先頭に戻る