高プロラクチン血症が不妊の原因に!妊娠しやすい体を目指す治療法

高プロラクチン血症が不妊の原因に!妊娠しやすい体を目指す治療法
  • Twitter
  • hatena
  • facebook

不妊の原因の一つとも言われている高プロラクチン血症。この病名、聞いたことはありますか?

プロラクチンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンの一種で、出産後必要となる、授乳などに関わるもの。こうしたことから、別名「子育てホルモン」とも呼ばれています。

非妊娠時にそのプロラクチンの値が高くなると、高プロラクチン血症と診断されます。

妊娠を希望する女性にとってはもちろん、まだ本格的に妊娠を考えていない女性にとっても、「赤ちゃんができにくい」という言葉には胸が苦しくなってしまうことでしょう。

ここではそんな高プロラクチン血症の症状や原因をはじめ、妊娠しやすい体を目指すための治療法についてご紹介します。

「高プロラクチン血症」って?気になる症状とは

不妊の原因のひとつとして「高プロラクチン血症」という病気があります。あなたは聞いたことがありますか?

先ほども触れましたが、プロラクチンとは子育てに必要となるホルモンのひとつ。そのプロラクチンが高値になると診断されます。

どんな症状があるの?

  • 非妊娠時の母乳分泌
  • 生理不順
  • 排卵されず無排卵月経

以上が、高プロラクチン血症の主な症状です。

妊娠してもいないのに母乳が出てくると、おそらく驚いて産婦人科を受診することでしょう。

しかしそれ以外の項目については、はっきりと目に見える「これ」と言った症状ではありませんね。つまり、何かのきっかけで産婦人科を受診した際に診断されることが多いのです。

生理不順についても、年に数回といった「稀発月経」であればどこか異常に感じて受診する可能性もあるでしょう。女性にとって生理が来ないのはちょっと楽にも感じられるものですが、その陰には病気が隠れている可能性があることも忘れてはいけませんね。

妊活のために知っておこう!基礎体温はどうなる?

高プロラクチン血症の症状のなかに「無排卵月経」があります。無排卵月経とは、月経が定期的もしくは不定期であっても排卵がなされていない状態を指します。

ある程度一定の周期で生理があると、一見何の心配もないように思われますが、無排卵の可能性もあるということです。その場合は基礎体温で判断されます。

基礎体温、測っていますか?

女性の体の状態を知るうえで、基礎体温の測定は欠かせません。生理周期や排卵の有無を把握するためにもとても重要な判断基準となるのです。

具体的に基礎体温表はどうなるの?

  • 低温期から高温期への移行がなだらか
  • グラフがガタガタしていて変動が大きい

基礎体温のグラフには以上のように表れます。低温期と高温期の区別ができない場合は、月経があっても無排卵という可能性もあるのです。

高プロラクチン血症の原因って?

高プロラクチン血症の原因として、主に以下の3つが挙げられます。

薬剤性高プロラクチン血症
他の治療薬の長期服用によってホルモンバランスが乱れ、高プロラクチン血症が発症することがあります。特にドーパミンを抑える作用のある薬の服用で、一時的にプロラクチンの値が高くなります。
機能性高プロラクチン血症
ストレスなどが原因となって、視床下部によりコントロールされるはずのホルモン分泌に異常が起こり発症します。
腫瘍性高プロラクチン血症
脳下垂体に腫瘍ができ、それによってプロラクチンがたくさん分泌され発症します。一般的には良性の腫瘍であり、悪性であることはほとんどありません。

どんな検査が必要?高プロラクチン血症の診断まで

高プロラクチン血症と診断されるまでには、いくつかの検査が必要になります。

診察
症状、月経の様子(月経周期や基礎体温についても)、服用中の薬について
血液検査
血液中のプロラクチン濃度を検査
MRI、CTなどで頭部の画像診断をすることも
脳下垂体の腫瘍の有無を確認するため

妊娠しやすい体を目指すための治療法とは?

高プロラクチン血症の治療法にはどのような物があるのでしょうか。その原因との関わりに注目しながら見ていきましょう。

薬剤性の場合
該当する薬剤の服用をやめるか、プロラクチンを低くする薬を併せて服用する
機能性の場合
カバサール、パーロデル、テルロンなどの投薬による治療(カバサールは週に1回決まった曜日・時間に服用するため、負担が少なくて済む)
腫瘍性の場合
腫瘍を切除するための外科手術

上記の様な治療法が挙げられます。

高プロラクチン血症の治療に使われるカバサール、パーロデル、テルロンといった薬は、めまいや嘔吐といった副作用も多いので、漢方薬も治療の選択肢の一つとして加えるのもいいでしょう。

また、ストレスもホルモンバランスの乱れには大きく影響するため、生活リズムを整えていくことも大切ですね

高プロラクチン血症を放置することの危険性

産婦人科などの医療機関で診断されていれば、必要に応じて腫瘍の有無についても検査をすることになるでしょう。しかし生理不順や、母乳が出るなどの症状が当ても受診していない場合には、脳下垂体に腫瘍がある可能性も否定できません。

その場合、腫瘍に圧迫されることで他のさまざまな症状が出てくる場合があります。頭痛、吐き気、視力の低下、視野が狭くなってくるということもあるのです。

高プロラクチン血症を放置することには、危険性が伴うことも覚えておきましょう。

高プロラクチン血症でも妊娠は十分可能です

「不妊の原因」と言われてしまうと、女性は誰しもが不安になることでしょう。

でも、だからといって妊娠できないというわけではありません。

投薬治療は、一般的には妊娠がわかった時点で中止となります。ここからもわかるように、治療中に妊娠に至るケースは多くあるのです。

SNSでシェア
  • Twitter
  • hatena
  • facebook

こちらの記事もオススメです

ページ先頭に戻る