赤ちゃんの寝返り防止は必要ない?窒息やSIDSの危険性を知ろう

赤ちゃんの寝返り防止は必要ない?窒息やSIDSの危険性を知ろう
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夜中に赤ちゃんが寝返りしちゃって、そのまま窒息しちゃったりしたら大変だ!どうしよう!というママ。

実は、寝返りは、赤ちゃんにとって自然な発達過程で、寝てる間にうつ伏せになってしまった場合でも、無理にあおむけに戻してやる必要はないのです。

重要なのは、赤ちゃんが安全に眠れる環境を用意してあげることです。


赤ちゃんの寝返りはいつごろ始まる?

赤ちゃんは、早い子で生後2,3ヶ月から、一番多い時期で6ヶ月あたりで寝返りを始めます。

寝返りは、赤ちゃんの成長過程として目安にしやすい行動ですが、6ヵ月までに必ずしもしなければおかしいということはありません。

特に、体が大きい赤ちゃんでは、1歳を過ぎてから寝返りをすることもあります。

それぞれの赤ちゃんにとって、それぞれのペースがありますから、寝返りを始める時期については、あまり心配しすぎないようにしましょう。

赤ちゃんの寝返りの危険性

赤ちゃんの寝返りを心配するママはとても多いですが、なぜなのでしょうか?

それは、寝返りしてうつ伏せ寝になってしまった場合、次にあげるような危険性が考えられるからです。

窒息事故

消費者庁の調査によると、0歳児では、不慮の事故死のうち窒息死が占める割合が高く、中でも就寝時の窒息事故死が多く報告されています。

そして、そのほとんどは家庭内で起こっています。

寝てる間に寝返りをしてうつぶせ寝になると、寝具などに鼻や口が塞がれて、窒息の危険性が高まると考えられます。

ベッドや高い場所からの転落事故

大人が目を離した際に寝返りを打ってしまい、ベッドやソファーなどの高い場所から転落して怪我をしてしまうという危険性があります。

SIDS(乳幼児突然死症候群)

SIDSとは、何の予兆も病気もしていなかった乳幼児が突然に死に至る原因の分からない病気で、窒息などの事故とは異なります。

日本では、平成28年の乳児の死亡原因の第3位で、109名の赤ちゃんがSIDSで亡くなっています。

寝返り事故の防止をするために出来ること

SIDSや窒息事故を防ぐためには、眠り始めるときにあおむけの姿勢にしてあげることと、寝返りをした時に、寝具類などの赤ちゃんに危険となるものが無いようにしておくことが一番大切です。

  • 大人用ベッドではなく、ベビーベッドに寝かせ、転落しない用に柵を常に上げておく。(ベビーベッドは国が定めた安全基準のPSCマークのある製品を使用しましょう。)
  • 敷き布団やマットレスは、寝返りしたときに気道を確保できるように子供用の固めのものを使用し、掛け布団は子供の顔にかぶさっても、すぐに払いのけられるような、軽いものを使用する。
  • 子供の顔の近くに柔らかい枕など、口や鼻を覆ったり、首に巻きついてしまいそうなものは置かないようにする。
  • ベッドの柵とマットレスの間や、布団と布団の間など、子供の頭や顔がはさまってしまう隙間をなくす。
  • 寝かせるときは、うつぶせ寝ではなく、あおむけで寝かせる。
  • 添い寝時など、大人の身体の一部で子供を圧迫してしまわないように注意する。

家でできる寝返り防止対策

寝返り防止グッズによるSIDSの危険性の減少はまだ報告されていませんが、赤ちゃんの周りの環境を整えてあげた上で、さらに安心感がほしいと思うママは、使ってみてもいいでしょう。

◯バスタオルを使う方法
バスタオルをくるくる丸太のように巻いて紐などで縛ったものを2本用意し、眠っている赤ちゃんの両脇にぴったり置きます。これで赤ちゃんが寝返りをうとうとしたときに、タオルが壁になって寝返りを打ちにくくしてくれます。
◯ペットボトルを使う方法
2リットルのペットボトルを用意し、中に水をいっぱいにしてしっかりふたを閉めます。それにタオルを巻いたものを赤ちゃんの両脇に置いておき、寝返りを防止します。

市販の寝返り対策グッズ

自分で作るのがめんどくさいというママは、以下に市販のものをご紹介しますので、参考にしてみてください。

◯西松屋 寝返り防止クッション メーカー希望小売価格 税込779円
赤ちゃんの両脇をクッションで挟み、寝返りを防止します。安価なのでお試しにおすすめです。
◯ファルスカ ベッドインベッドエイド メーカー希望小売価格 税込4860円
高さのある三角クッションで、寝返り防止と安全に大人と添い寝をする事ができます。赤ちゃんの成長によってクッションの幅を変えることが可能です。
子供の命を守るためのグッズですが、アメリカ小児科学会によると「寝返り防止グッズの使用によって、うつぶせ寝が防止できたとしても、SIDSの危険性が減った」という報告は今のところはありません。

グッズ自体の安全性を比較する研究もまだ発表されていないようですので、過信しすぎないようにしましょう。

重要なのは、赤ちゃんの周りの環境を整えてあげること

寝返りは、赤ちゃんにとって重要な発達過程の一つで、親にとってもうれしい成長の証ですが、窒息やSIDSの危険性も無視できません。

寝返りからの窒息死を防ぐためには、寝るときは必ずあおむけで寝かせ、寝返りをしてしまったときに赤ちゃんの周りに危険となるものが無いように、安全な環境を整えてあげることが大切なのです。

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