産後に動きすぎると様々な不調が起こる!無理をしないことが大切

産後に動きすぎると様々な不調が起こる!無理をしないことが大切
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赤ちゃんが生まれることは、とても素敵で嬉しいことです。ですが、赤ちゃんを体の中で育て、さらに産んだお母さんの体は、どれだけ出産が順調に進んだとしてもどうしてもダメージを受けてしまうのが事実です。

産後、出産によって変化した体は徐々に回復していきますが、当然のことながらすぐに回復するわけではありませんし、その間に動きすぎるなどの無理をしてしまうと、回復が遅れたり様々な不調が起こったりすることがあります。

では、産後動きすぎることで無理がかかるとどのような不調が起こる可能性があるのか、確認しましょう。

産後動きすぎて無理がかかることで出る可能性がある不調まとめ

出産を終えた女性の体が元に戻るまでの期間は、個人差はありますが、一般的には6週間から8週間だと言われています。そして、体が回復していく期間のことを、産褥期と言います。

この期間はできるだけ安静にして過ごすことが求められますが、調子が良かったり、手伝ってくれる人がいなかったりすると、つい動きすぎてしまうこともありますよね。

ですが、産後に動きすぎると様々な不調が起こる可能性があるので注意したいところです。

では、どのような不調が出るのか、詳しく見ていきましょう。

子宮の回復が遅れる子宮復古不全

産後に動きすぎるなどの無理をすると、子宮の戻りが悪くなるという子宮復古不全が起こることがあります。

以下のような状態が産後1か月以を過ぎてからも続くようであれば、子宮復古不全かもしれないと考えましょう。

  • 悪露が赤褐色のまま
  • 悪露の中にレバーみたいな大きな塊がある

悪露は、次第に赤褐色からおりもののような感じになっていくのですが、いつまでも赤褐色のままだと子宮の戻りが悪い可能性があるということですね。さらに、レバーみたいな大きな塊が1か月を過ぎてもまだ出る場合も注意が必要です。

子宮復古不全の状態だと、細菌に感染しやすくなることもわかっています。

細菌に感染して高熱が出る産褥熱

子宮復古不全だと細菌に感染しやすくなりますが、以下のようなところを通して細菌に感染すると、39度程度の高熱が出ます。

  • 子宮にできている傷口
  • 産道

熱が出た場合や、そうでなくても子宮に痛みを感じる場合は、病院を受診するようにしましょう。

骨盤が閉じずに起こる骨盤のゆがみ

出産をする際には、赤ちゃんが通りやすいようにと骨盤が開きます。産後すぐに骨盤が元に戻るわけではなく、ゆるんだ状態の骨盤は徐々に閉じていきます。

ですが、動きすぎて立った状態が長く続けば、骨盤が閉じる前に内臓が下がる可能性があります。

そうなると、骨盤が上手く閉じることができず、骨盤がゆがんでしまいます。

骨盤のゆがみは、以下のような様々な症状を引き起こします。

  • 腰痛・恥骨痛・尾てい骨の痛み
  • 生理痛の悪化
  • 冷え
  • 肩こり
  • 尿漏れ
  • むくみ
  • 産後太り

骨盤がゆがむと、体のあちこちに影響が出ることがわかりますね。

授乳も影響する乳腺炎

動きすぎなどの無理をすると乳腺炎になる可能性もあり、その場合はお母さんだけではなく赤ちゃんへの授乳にまで関係します。授乳中になる乳腺炎には、2種類あります。

  • 母乳が詰まる急性うっ滞性乳腺炎
  • 細菌感染が起こる急性化膿性乳腺炎

急性うっ滞性乳腺炎の場合、赤ちゃんに積極的に母乳を飲んでもらうことで改善する可能性もあるため授乳を続けられることが多いのですが、急性化膿性乳腺炎になった場合は症状の出方によっては授乳をストップする必要が出てくることもあります。

いずれにしても、乳腺炎が疑われる場合は産婦人科を受診するようにしましょう。

心の健康にも悪影響、産後うつ

動きすぎなど、無理をかけることは体の健康だけではなく心の健康にも関係し、産後うつと呼ばれる状態になることもあります。

産後うつになると、以下のようなことが起こります。

  • 気分が落ち込む
  • いつも普通にできることができなくなる
  • 周りの人の言葉に敏感になり泣いたり傷ついたりする

その結果、夜眠れなくなったり食べ物が食べられなくなったりといった体への影響も出ることがわかっています。

体の回復スピードにも影響する!お勧めの産褥期の過ごし方とは

ここまで確認してきたように、産後すぐに動きすぎるなど体に無理をかけると様々な不調が出る可能性があることがわかります。

そこで、体の回復ができるだけ早くなるようなお勧めの産褥期の過ごし方を、時期別に確認しましょう。

出産してから2週目

出産してから2週目は、退院してすぐの時期ということになります。この時期は、以下のような過ごし方をしましょう。

  • 布団を敷いておいて赤ちゃんのお世話の時以外は横になって休む
  • するのは赤ちゃんのお世話だけ
  • 入浴はシャワーのみ

まだ、この時期は産後間もない時期なので、体を休めることを優先しましょう。赤ちゃんのお世話も、授乳とおむつ交換くらいにしておいて、洗濯などその他の家事は他の人にお願いするようにします。

出産してから3週目

出産してから3週目は、以下のような過ごし方をしましょう。

  • 家事を少しずつ始められる
  • 疲れたら休めるよう布団を敷いておく
  • 入浴はシャワーのみ

家事は簡単なことから始めるようにして、疲れたらすぐに休みます。この時期に無理をしてしまうと、減りかけていた悪露が増えることもありますし、熱が出ることもあります。

出産してから4週目

出産してから4週目は、1か月健診を受ける時期です。この時期は、以下のような過ごし方をしましょう。

  • ほとんどの家事ができるようになる
  • 昼寝をして睡眠不足にならないようにする
  • 入浴は医師の許可が出れば可能
  • 短時間の外出なら可能

1か月健診で体調に問題が無いことが確認されれば、だんだんと元の生活に戻していくことができます。

ただし、力仕事はまだできませんので注意しましょう。

出産してから5週目

出産してから5週目は、以下のような過ごし方をしましょう。

  • だんだんと普段の生活に戻していく
  • 遠くに出掛けることも可能に

1か月健診を受けた後なので、そこで大丈夫と言われていれば体もだいぶ元に戻っています。そこで、体調を気にしつつもだんだんと普段通りの生活に戻していくようにしましょう。とはいえ、疲れたら昼寝をするなどの対応は、まだ必要です。

出産してから6週目から8週目頃まで

出産してから6週目から8週目にかけての時期は、以下のような過ごし方をしましょう。

  • 出産前とほぼ同じ生活に戻すことが可能
  • 軽い体操などを初めても

産休明けに仕事に復帰する人もいるかもしれませんが、この時期はその準備に当たる時期でもあります。少しずつ体力を元に戻すために、軽い体操などをしてみてもいい時期です。

産後のケアに役立つグッズも使ってみよう

産後の体の回復を助けるために、役立つグッズもあります。

実際に産後のケアを行っている施設でも勧められている商品なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 産褥ショーツ
  • ウエストニッパー・骨盤ベルト
  • リフォームショーツ・リフォームガードル

産褥ショーツは、股をマジックテープで留めるタイプのショーツで、産後の傷口のチェックや悪露の状態をチェックしてもらう時にも役立ちます。また、悪露用ナプキンにも対応していて、便利に使える商品です。

産褥ニッパーとも呼ばれることがあるウエストニッパーは、産後に使用できる商品で、骨盤を引き締める、子宮の戻りを助けるなどの働きがあります。骨盤ベルトは出産前から使うことができるもので、お腹を支える帯として活用し、産後には骨盤ベルトとして骨盤を引き締めるために役立てることができます。

リフォームショーツは産後2週間程度経って、悪露が落ちつけば日中に着用することができるシ商品です。骨盤やウエスト、ヒップを引き締める効果があります。

リフォームガードルは産後の1か月健診を受け、体調に問題が無いことを確認してから使う商品です。ウエストとヒップに合わせて、太ももを引き締めることもできます。

頼れる人がいない場合サポートしてくれるサービスを利用する方法も

産後、できるだけ動かないようにとはいっても、ご家庭の状況によっては頼れる人がいなくて自分で様々なことをするしかない場合もありますよね。

ですが、そのせいで動きすぎると体にはかなり負担がかかりますので、できる限り負担を軽減する工夫が必要です。

では、どのような方法が考えられるのか、確認しましょう。

まずはご主人さんとよく話し合うことが大切!

産後、誰にも頼れない可能性がある場合、ご主人さんの協力が必要です。少なくとも、出産してから2週間目まではお母さんは家事ができませんので、ご主人さんができる時にするなどの対応をすることになります。

とはいえ、ご主人さんも仕事をしながらなので、十分なことができない可能性もあります。ですが、生活するのに困らなければ、それでいいですよね。この時期は、本当に必要なことさえできていれば構わないと割り切るようにしてみましょう。

民間のサービスを上手に利用しよう

ご家族だけで産後を乗り切ろうと考えた場合、お母さんもご主人さんもどちらにも負担がかかってしまうことは避けられないことでもあります。

そこで、以下のような民間のサービスも上手に利用して、できる限り負担がかからない方法でこの時期を乗り切りたいところです。

  • コンビニやスーパーなどのお惣菜
  • お弁当や食材の宅配サービス
  • ネットスーパー
  • 家事代行サービス

最近では家事代行サービスを行っている業者も多くあり、中には産前産後の利用を想定したプランを提供しているところもあります。特に大変な時期には、そういったサービスの利用を考えてみてもいいですね。

病院や自治体で産後のサポートが受けられることも

産後には、病院や自治体などで以下のようなサポートが受けられる場合もあります。

  • 病院独自の産後サポート
  • 産後ケアセンター
  • 産後ヘルパー

産婦人科の中には、病院独自の取り組みとして産後サポートを行っている施設もあります。入院や日帰りの形を取ったり、通院の形を取ったりと内容は様々ですが、家に手伝える人がいなくてもお母さんが安心できるようなサポートを行ってもらえます。

また、産後ケアセンターといって、退院後に母子で利用できる宿泊型のケア施設もあります。利用に際しては条件がある場合もありますし、自治体が補助を行っていることもあります。

それから、自治体が産後ヘルパー事業を行っている場合、家族などから十分な支援が受けられないことを前提として、その上で産後心身に不調があるなどの一定の条件を満たせば、自治体を通して産後ヘルパーを派遣してもらえることもあります。

民間の産後ヘルパーもありますが、その場合は利用条件はつかないこともあります。自治体を通す方が安価ではあるのですが、利用時間や利用回数が限られるので、どちらがいいかは検討したいところですね。

いずれも有料で、場合によっては高額になるものもありますので、利用を希望される方は事前に費用を調べておくといいですね。

産後の動きすぎは不調の原因に!無理をしなくてすむよう準備しよう

産後に動きすぎると、子宮の戻りが遅くなったり骨盤がゆがんだりと様々な影響が出てしまいます。

そのため、産後は決して無理をせず、ゆっくりと普段通りの生活に戻していく必要があります。安心なのは、誰かの手を借りて家事などをやってもらうことです。

とはいえ、様々な事情で自分たちで何とかしなければいけないということもあるかもしれません。そんな時には、利用できるサービスは積極的に利用できるよう、少しでも無理をしなくて済むように準備をしたいですね。

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