吸啜反射の時期はいつから?赤ちゃんの本能「原始反射」について

吸啜反射の時期はいつから?赤ちゃんの本能「原始反射」について
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赤ちゃんがおっぱいやミルクを飲んでいる姿はとてもかわいらしいですよね。

この「おっぱいを吸う」というしぐさ、実は赤ちゃんが生まれつき持っている「吸啜反射」という反射なんです。

この可愛らしい吸啜反射とはどのようなものなのか、詳しく解説します。

吸啜反射とは

吸啜反射は「きゅうてつはんしゃ・きゅうせつはんしゃ」と読みます。漢字の「吸」は「吸う」、「啜」は「すする」という意味で、「吸ってすする」という意味になります。

吸啜反射は原子反射という生まれつき赤ちゃんに見られる反射の一種です。

原始反射には他にも大きな音などに反応して赤ちゃんがビクッとするモロー反射や、手や足に触れたものを握ろうとする把握反射など、様々な種類のものがあります。

この原始反射とは中枢神経に由来する反応で、赤ちゃんが成長し前頭葉が発達すると消失します。

吸啜反射は口に入ってきたものを強く吸う反射です。おっぱいや哺乳瓶の乳首の他、小指を近づけてうっかり吸われた経験があるという方も多いのではないでしょうか。

顔の近くをつつくとそちらの方向を向く探索反射、口の中に入ってきた液体を飲みこむ嚥下反射と、吸啜反射を総称して「哺乳反射」と言います。

これらの哺乳反射は、まだ目が見えず、身体を思うように動かせない赤ちゃんがおっぱいを飲むために生まれつき身につけている本能です。

この哺乳反射を繰り返すことで、後々成長して哺乳反射が消失しても、上手におっぱいを飲むことができるようになります。

赤ちゃんは生きていくために必要な動作を生まれつき備えているのです。

吸啜反射の消失時期はいつ頃?

吸啜反射は個人差はありますが、生後6ヶ月頃に消失すると言われています。

吸啜反射が消失する頃には、赤ちゃんは寝返りをうったり、おもちゃに手を伸ばしたりと、自分の意思で動くことができるようになっています。

赤ちゃんが自分の意思でおっぱいを飲むことができるようになる頃に、必要なくなった反射は消失し、赤ちゃんは次の段階へと成長していきます。

吸啜反射が無くなってきたと感じたら、そろそろ離乳食を考える時期かもしれませんね。

吸啜反射はお腹がすいている証拠?

吸啜反射はあくまでも反射なので、無意識に起きるものです。

お母さんの腕の中で一生懸命におっぱいを飲んでいる姿が、実は赤ちゃんの意思ではなく、ただの反射行動だというのは少し寂しい気もしますね。

赤ちゃんがおっぱいを探すしぐさや口をチュパチュパさせるしぐさを見ても、赤ちゃんが空腹というわけではなく、反射で身体が動いているだけなんです。

しかし、吸啜反射が消失した後は自分の意志でおっぱいを飲むようになります。

吸啜反応でおっぱいを飲んでいるのか、自分の意志で、お腹が空いておっぱいを飲んでいるのか、どちらなのか観察してみるのも楽しいですね。

病気などで吸啜反射が弱くなることはある?

吸啜反射は赤ちゃんなら誰にでも見られる反射です。強い弱いなどの個人差や、反射があるのかわかりにくいこともあると思います。

気になる場合は、退院時や1ヶ月健診の時に医師に相談してみましょう。

しかし、生まれたときに次の症状がみられた場合、吸啜反射が弱くなることがあります。

  • 低体温
  • 黄疸

また、前頭葉の脳障害がある場合は、吸啜反射はみられません。

吸啜反射が消失しないことはある?

まれに吸啜反射を含む原始反射が消失しないことがあります。このような原始反射の残存は発達障害の要因となります。

原始反射を保持したままだと、日常生活で意図せず不適当な反応をしてしまいます。この不適当な反応が、日常生活や学習に影響を及ぼしてしまうことがあります。

そのため、原始反射が残存している場合は専門のトレーニングを受け、原始反射の統合を目指します。

吸啜反射が消失しないとどのような弊害がある?

吸啜反射が消失しない場合、次のような弊害が見られます。

  • 言葉や発音の問題
  • 飲み込んだり、噛んだりすることが困難になる
  • 話しながら同時に手作業することが困難になる
  • 書くときに頻繁に舌や口が動く
  • 噛んだり、話したりするときに、特に手が不器用になる

赤ちゃんのかわいい仕草!吸啜反射

吸啜反射はとても可愛いしぐさです。しかし、赤ちゃんの成長のためにもいずれは消失しなければいけないものです。

いつまでも見ていたい上に、期間限定のものだと思うとしっかりと楽しまないともったいないですよね。

今だけのしぐさをしっかり見て、楽しんでくださいね。

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