初産婦と経産婦の違い!お産が早くてスムーズって本当?

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妊婦さんの中でも、一人以上の赤ちゃんを産んだ経験のあるお母さんのことを、「経産婦」と呼びます。

二人目や三人目の赤ちゃんが欲しい場合は、「経産婦」として出産することになるわけですね。

このように呼び方がついているということは、初めて出産をするお母さんとなにか違いがあるのでしょうか?

経産婦さんであるからこそ「気をつけるべきところ」があります。見ていきましょう。

経産婦でも、大きな違いはない?

一人以上の赤ちゃんを産んだ経験のあるお母さんのことを、「経産婦(けいさんぷ)」。

初めて赤ちゃんを産むお母さんのことを「初産婦(しょさんぷ)(※読み方はいろいろ有り)」と呼びます。

経産婦のお母さんも、はじめはもちろん初産婦さんだったわけですから、スタートはみんな同じです。経産婦さんになったとき、どのような違いがあるのでしょうか?

ざっくりと言ってしまえば「全体的に大きな違いはない」といえます。このようなところはほとんど変わらないといわれています。

  • つわり
  • おしるし
  • おなかのハリ

このようなところが初産と違うことがあるかもしれませんが、これはほとんど個人差の問題でしょう。

「初産婦だから」「経産婦だから」という顕著な傾向はありません。

お産はラクになる傾向がある

基本的には違いがないとはいえ、経産婦さんによく言われているのが「二人目、三人目のお産は軽い」という話。これは本当のことです。

経産婦さんならではの大きなメリットと言えるでしょう。

どうしてお産が軽くなる傾向にあるのでしょうか。それは、子宮口や産道などが一度目、二度目の出産により開きやすくなっているためです。

そのためにスムーズに出産を終えられることがあります。

実際にデータとして、初産婦さんと経産婦さんの出産にかかった時間には、大きな差が見られます。

  • 初産婦さん:10時間前後
  • 経産婦さん:5時間前後

実に半分の時間で済むことが多いのですね。実際に「初めての出産のときの、半分くらいの時間で産めた!」という声は多いのです。

ただしこれはやはり個人差のあるものですから、一概に「経産婦だから絶対にラク!」ということはありません。

初めての出産がスムーズでも、二度目、三度目が難産となってしまう場合もありえます。

「お産が早い」ならではの注意点もある

しかし、お産がスムーズであるがゆえに、気を付けたいこともあります。

それは、「出産に至るまでが早いがために、準備が十分にできないまま出産となってしまう」可能性があることです。

これは心の準備も同じことです。「思っていたより早い!?」と思って、心がついていけずにあたふたしてしまうことになってしまうかもしれません。

臨月となったら、そのあたりは初めての出産のときより気を付けておいたほうがいいかもしれませんね。

違いは「心の余裕」にあり!

はじめに「基本的に大きな違いはない」というお話をしましたが、「でも一人目のときとは全然違ったよ!」と言いたいお母さんは多いと思います。

それはきっと「心の余裕」に由来するものでしょう。

なにごとでも、初めての経験よりも、二度目、三度目のほうが安心して臨めますよね。

出産も同じことです。「一回経験していることだから大丈夫!」という心の余裕が、初めての出産のときとは大きく感覚を変えているのかもしれません。

心情的な安心感以外には、このようなことを感じやすくなっているようです。

  • 赤ちゃんの胎動
  • 陣痛

しかしこれも「一回経験しているから」というのが大きいです。「一回目のときはこういう感覚だった」というのを覚えている場合ですね。

「感覚を覚えている」というのはとても大切なことですね。

初めてのときはなにか変化を感じると、「これって異常なの?様子を見て大丈夫なの?」と、おろおろしてしまうことがあったかもしれません。

しかし経験があると、「あのときはこうだったから、きっとこういうことが起こっているんだろう」とゆったり構えられるかもしれません。

もしくは、一度目のときになにかハプニングが起こっていれば、「これは早く病院に行ったほうがいい!」と気付くこともできますね。

このように、「変化に気付きやすい」というのがメリットであるといえます。変化に気付くのが早ければ、それだけ早く対応ができますものね。

上の子がいることによる違い

ほかには、すでに一人、それ以上のお子さんがいることによる違いもあるでしょう。

初めての妊娠のときは、妊娠に集中していたというお母さんも、二人目以降ですとどうしても上の子のお世話をすることになります。

この変化は大きいもので、しかし良いか悪いかは一概には言えません。良い点としては、「不安な心がまぎれる」「適度に体を動かすことができる」ということがあげられます。

また、悪い点としては、「体調が悪いときにつらい」などがあげられます。どちらかだけでなく、両方を経験するお母さんが多いのではないでしょうか。

妊娠中に、上の子に癒されることも、もしくは苛立ってしまうことも、両方あるでしょう。

でも上の子もある程度の年齢になっている場合は、お母さんの変化や、下の兄弟(姉妹)ができることに不安になっているでしょうから、なるべく優しくケアしてあげたいものです。

後陣痛が強くなることがある、経産婦さん

このようにメリットも多い経産婦さんですが、少し注意したいところもあります。まずひとつに、後陣痛についてが挙げられます。

出産後に起こる腹痛のことを、「後陣痛(こうじんつう)」と呼びます。

赤ちゃんが出ていったあとの子宮は、大きく膨らんだ状態になっています。そして出産後は、この状態から、もとの子宮の大きさまで戻ろうとします。

この、子宮が元に戻ろうとしているときに痛みを感じてしまうのです。

後陣痛と後陣痛が起きたときの過ごし方については「出産後の辛い後陣痛はいつまで続く?痛みがある時の過ごし方について」でご紹介しています。

子宮がどうやって元の大きさに戻るのかというと、筋肉をギューッとさせることで収縮していきます。

出産直後は出血も多いですから、その出血もなるべく早く止めなければいけません。このような後陣痛が、経産婦さんは強くなりがちだといわれています。

「経験があるのに、どうして?」と思われるかもしれませんが、これは体が一度出産を経験済みだからということに原因があります。

子宮が元に戻るのが早いのはメリットでもあるしデメリットでもある

子宮口や産道が開きやすくなって、お産が軽くなる傾向にある、というお話を前項でしました。

それと同じように、子宮も良く伸びるようになっています。そして元に戻るときもスムーズなのです。

しかし後陣痛に関しては、この「元に戻るときスムーズ」というのが問題になってきます。

元に戻るのが早いがゆえに、初めての出産のときよりも痛みを強く感じてしまうことがあるのです。

なので、初めての出産のときよりも、後陣痛は強くなりがちです。

しかしこれは、体のメカニズムとしての自然な反応ですから、それほど心配することはないといえるでしょう。

二人目不妊の可能性がある?

これは妊娠を望んだときの話ですが、一人目の赤ちゃんはスムーズに妊娠出来たお母さんの場合でも、二人目の赤ちゃんが妊娠しづらくなることがあります。

もちろんすべての方に起こることではありませんが、いくつか理由があります。

家庭内の環境の変化

一人目の赤ちゃんを無事に迎えられたとき、おうちの中には大きな変化が起きますよね。どうしても赤ちゃん中心の生活になることでしょう。

そのために、あわただしくなってしまったり、落ち着いて過ごす時間が減ってしまいがちになったりします。

おうちの中以外でも、実家やパートナーのご実家などとのお付き合いもあるでしょうし、やることは山積みです。

落ち着いて「二人目の赤ちゃんを……」という状態になるのが難しくなることは、どうしてもありえます。

ストレスなど

上記に付随しますが、赤ちゃんがかわいくてもどうしてもストレスはありますよね。

赤ちゃんはかわいらしいばかりではありませんし、育児で悩んでしまうことも多いでしょう。

育児が思い通りにいかないストレスはもちろんあるでしょう。

また、夜中でも泣いてお母さんを起こす赤ちゃんのために寝不足になったりして、イライラしてしまうことがあっても仕方がないことです。

このように、赤ちゃんを育てているお母さんはストレスを強く感じがちです。

ストレスを感じていると、妊娠しづらくなるのは初めての妊娠のときも同じことです。

ただ、その感じるストレスの種類が初めての妊娠のときとは少し違ってくるために、妊娠しづらくなってしまうことがあります。

お母さんやお父さんの年齢

一人目の赤ちゃんを妊娠したときより、もちろん妊娠する年齢はあがっているわけです。

年齢が上がってくると、お母さんやお父さんの卵子や精子の質が低下するために、妊娠しづらい、もしくは受精卵が着床しづらいということが起こる可能性があります。

一般的に、「高齢出産」というのは35才以上で出産するお母さんのことを指します。

このくらいの年齢のお母さんは、上記のような理由に当てはまっているという場合もあるかもしれません。

経験が心の余裕に繋がる!あまり考えすぎないで

一度妊娠、出産を経験しているとはいえ、妊娠や出産に対する不安はなくなりませんよね。

今回見てきたように、経産婦ならではの気になる部分もあることでしょう。

でもやはり心強いのは、「一度目の経験から得られる安心や余裕」です。今回見てきたように、「心に余裕がある」ということは、とても大切なのです。

どうしても不安は完全にぬぐえないですが、「一度目は大丈夫だったんだから、きっと大丈夫!」とどっしりかまえて、落ち着いて二人目、三人目の赤ちゃんを迎えられたらいいですね。

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