頚管粘液って何?妊活をする上で知っておきたい頚管粘液について

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頚管粘液は、女性ホルモンや月経周期に大きく影響され、日々変化しています。

どのような働きがあるのか、また検査をすることで何が分かるのかなど、早速見ていきましょう。

頚管粘液とは何のこと?

それでは、まず頚管粘液についてご説明します。

子宮の下部にある円柱状の部分を子宮頚管といいますが、そこに分泌されている粘液を頚管粘液といいます。

頚管内に分泌されることによって、排卵期に精子を進入させやすくする役割があります。

頚管粘液は、月経周期に合わせて分泌量や状態が変化します。分泌量が最も増えるのが排卵日前日です。また、普段は酸性の粘液が、排卵期にアルカリ性に変化をします。

普段の酸性の状態は、細菌に強く膣内を菌から守ってくれています。ですが、排卵期にアルカリ性に変化をし、分泌量を増やすことによって精子を無事に運んでくれようとしているのです。また、粘り気を少なくしサラサラな状態に変化するのも、精子の動きを妨げないようにするためです。

このようなことから、頚管粘液は妊娠をする上で非常に重要な役割があることが分かりますね。

頚管粘液の分泌異常によって不妊の原因に

頚管粘液の分泌に異常が見られると、不妊の原因となりえます。実際にどのようなケースがあるのかご説明を致します。

頚管粘液の分泌異常

・エストロゲンの減少
頚管粘液は、卵胞ホルモンのエストロゲンに大きく関係しています。エストロゲンの影響を受けて頚管粘液の分泌量が変化をしますが、ホルモンバランスが乱れたりすると分泌量が増えなくなってしまいます。そうすると、必然的に精子の動きの障害になり不妊の原因となってしまうのです。

・排卵誘発剤の副作用
その他にも、不妊治療のため排卵誘発剤として、クエン酸クロミフェン製剤を長期服用している場合、副作用として頚管粘液の量が減少してしまう場合があります。もし、心配な人は担当の医師と相談をしながら治療を進めていってくださいね。

・子宮頚管炎に気を付けて
頚管粘膜において感染症や炎症を起こすことをいいます。

そのままにして妊娠をすると、早産や出産時に赤ちゃんに感染させてしまう恐れなどがあるので、必ず治療をしましょう。

頚管粘液の異常や検査で何かわかる事があったら、自分と未来の赤ちゃんのためにも病院にかかって治療をしてくださいね。

頚管粘液不全の場合の人工授精

頚管粘液不全の場合、その他に何も問題がなければ、人工授精での妊娠が可能です。頚管粘液が少なかったり異常がみられたりすると精子が進入できませんが、そこを飛び越えて直接精子を子宮へ注入するため、成功率が高くなるということです。

なかなか頚管粘液のトラブルが改善されなければ、一つの選択肢として考えてみてもいいかもしれませんね。

パートナーと医師とよく相談をして、最善を尽くせればいいですね。

検査で分かることとは

頚管粘液を検査することによって、いくつか分かる事があります。不妊で悩んでいる人は、検査を受けることを検討してみてもいいかもしれませんね。

頚管粘液検査

頚管粘液検査にて、排卵がきちんと起こっているか、卵胞が成熟しているかなどを確認することができます。

検査は、排卵日の前日を目安に行われ、こちらのような指標が調べられます。

  • 粘液量
  • 粘稠性
  • 牽糸性
  • Ph

まず、粘液量は一般的に排卵期増量するため、0.3~0.4mlほどになります。粘稠性は低く水のように透明な状態です。

牽糸性は10㎝以上になり、phは7.0~8.5の弱アルカリ性となります。

そして、排卵日が近づくとはっきりとしたシダ状の結晶となり、排卵日には羊歯状結晶があらわれます。

このようなことから頚管粘液の分泌に異常がないかを調べられます。もし分泌の異常がある場合には、妊娠率が54%から37%に低下するといわれています。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)

こちらも頚管粘液の検査ですが、性交後すぐに検査をすることで頚管粘液内の精子の状態を見る目的になります。精子と頚管粘液の相性が問題ないのかが分かります。

排卵日を予測してタイミングを合わせて性交をし、その12時間以内に病院にて検査をします。

頚管粘液を400倍顕微鏡で見て、運動精子の数を確認します。もし多くが不動精子で陰性となった場合は抗精子抗体などの免疫性不妊を疑い、抗精子抗体検査を行う場合もあります。

ですが、一度陰性結果が出ても何周期か繰り返し検査をすることで陽性となることもあるので、あまり落胆しすぎないようにしてくださいね。

頚管粘液を増やしたい人は?

頚管粘液の分泌が少なく、増やしたいと感じている人もいるのではないでしょうか。どうすれば分泌量を増やすことができるのかご説明します。

・毎日の生活でできること
規則正しい生活を心掛けて、しっかり睡眠時間を確保しましょう。そして、大豆を含めた和食中心の栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。葉酸を積極的にとることもおススメです。

精神的なストレスも影響するので、ストレス発散法を自分なりに見つけたり、リラックスする時間を作ったり、心に負担をかけすぎないように工夫してみてくださいね。

・エストロゲンを増やそう
エストロゲンと頚管粘液は大きく関わりがあるので、エストロゲンを増やすことで分泌量にも変化が起きる可能性があります。

食事以外でも、サプリメント、漢方によって増やすことができるといわれています。医療機関にて薬でバランスを整えたり、排卵誘発剤を使用したりする場合もあるので、担当医と相談しながら進めていってみてくださいね。

妊娠においての大切な役割

いかがでしたか?頚管粘液は妊娠するためにとても大切な役割があることが分かっていただけたでしょうか?普段のおりものの変化や、ちょっとした時に意識して確認してみてくださいね。

なかなか妊娠できないと不妊のお悩みの人も、頚管粘液について気になることがあれば専門医に相談や質問をしてみてくださいね。少しでも不安や悩みが解消されるといいですね。

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