グズリは成長の証!年代別に異なるグズリの理由と対処法

グズリは成長の証!年代別に異なるグズリの理由と対処法
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出産の時の痛みは「鼻からスイカを出すほど痛い」とよく比喩されます。それ程までに痛い思いをして産んだわが子だからこそ、可愛らしさは別格ですよね。

ただあまりにも愛おしいがゆえに、わが子にグズられた時のママの心の中での感情と理性の葛藤は、察するに余りあります。

しかも当然のことながら、乳児期と幼児期ではグズリの内容が異なってきます。だから間違った対応をすると、子どものグズリは余計に酷くなってしまうことでしょう。

ここでは、0~2歳のグズリをご紹介します。その年代の特徴とその特徴捉えた対応の仕方について見ていきましょう。

赤ちゃんがグズる基本的な理由とは

まず赤ちゃんのグズリの原因として、

  • お腹が空いた
  • 眠い
  • 寝られない
  • おむつが汚れたから換えてほしい

などの生理的欲求や、

  • 抱っこしてほしい
  • かまってほしい

などの心理的欲求からくるグズリもあります。

あと、「グズリ始めたけれどグズッている間にその理由を忘れてしまった」もしくは「理由はないが、とにかくグズッている」というはた迷惑(!?)なグズリもあります。

0歳代のグズリ

厚生労働省の発表によると、これまでの研究で赤ちゃんにどのような関わり方をしても、生後1~2ヵ月頃に泣きのピークを迎えることがわかったそうです。

そしてその泣きは何をやっても泣き止まない、激しい泣き。1日に合計5時間以上泣くこともあります。

しかしこの泣きには終わりがあって、生後5ヵ月ぐらいにはだんだんと収まってくるそうです。では赤ちゃんが泣いてしまったときの対処法はどうすればいいのでしょうか。

0歳代のグズリの意味

赤ちゃんは「泣くことが仕事」と言われています。赤ちゃんはお話しすることができず、泣くことでしか自分の感情を伝えることができません。

ずっと泣かれることはママにとって本当につらいことだと思います。

でも言いたいことがあっても泣くことでしか伝えられない赤ちゃんも、きっと大変なことです。

赤ちゃんの泣きグズリの意味を月齢から考えていきましょう。

0歳代の特徴

0歳代と言っても、新生児と10カ月の赤ちゃんでは全く成長度合いが異なります。

年齢が低くなればなるほど、月齢の差は非常に大きいです。ここでは月齢からその特徴をご紹介します。

1~2カ月頃の赤ちゃんの特徴

2カ月頃になると目が見えてきて、あやせば笑うようになります。握りこぶしを口の中に入れて、チュッチュッと吸ったりします。

気にいらないことがあると大きな声を出して泣く赤ちゃんや昼間はよく眠って夜になると泣く赤ちゃんなど、個性が新生児の頃に比べてさらにでてきます。

4~5カ月頃の赤ちゃんの特徴

この頃の赤ちゃんは、自分を表現してきます。つまり、喜怒哀楽を外にあらわせるようになります。

また一番身近にいるママの顔が分かりはじめます。また自分の名前が呼ばれると、その声が聞こえる方に顔を向けるようになるのもこの頃です。

あと首がすわってくる時期でもあります。

7~8カ月頃の赤ちゃんの特徴

親しい人と身近な人の認識が進み、知らない人の顔を見ると泣き出す「人見知り」がはじまる時期です。

またこの頃の赤ちゃんは、苦手なものを食べさせようとすると、スプーンを手で払いのけます。

遊んでいるおもちゃを片付けようとすると、怒って泣いたりします。つまり自分の意思をとてもはっきり示すようになります。

また、寝返りができるようになりハイハイがはじまるのもこの時期。

そして歯が生えはじめるのも、この頃です。「アー」や「ウー」などの喃語がはじまり、ますますママと人間的繋がりができてきます。

10~11カ月頃の赤ちゃんの特徴

「マンマ(食べ物)」「ワンワン(犬)」「ブーブー(車)」などの意味のある言葉が話せるようになります。

話せる言葉は少ないですが、大人の言っている言葉の意味は比較的よく分かっています。またこの時期の赤ちゃんは、たいていつたい歩きをするようになります。

手先が器用になり、ビンの口を開けたり、コードのプラグを抜いたりするので、親は片時も目が離せません。

0歳代の特徴を活かしたグズリ対処法

まず、赤ちゃんが欲しがっていると思うものをいろいろ確認してみます。

例えば、ミルクをあげる・おむつを替える・抱っこをする・赤ちゃんが暑がっていないか・寒がっていないかなど、思いつくものを確かめてみます。

この間泣き続けていても問題はありません。

また、おくるみにくるんであげるなど、赤ちゃんがおなかにいたときの状態を思い出させてあげてみてください。

あと、赤ちゃんが大好きなカシャカシャ音を聞かせることで泣き止むこともあります。思いつく限り赤ちゃんの欲しがっているものを試してみてください。

1~2カ月頃の赤ちゃんの場合

この頃の赤ちゃんのグズリの理由は、「空腹で泣く」また「おむつが濡れて気持ち悪い」ことが一番多いです。

なのでまずはこの2点を確認しましょう。

でも理由が「空腹」でも「おむつの不快」でもない場合は、「抱っこしてほしい」という欲求からグズッていると考えられますので、抱っこをしてあげましょう。

またおくるみにくるんであげるのも有効な方法でしょう。

4~5カ月頃の赤ちゃんの場合

「夜泣き」がはじまるのは、5カ月頃からです。

抱っこしたりミルクを飲ませたりしてやっと寝かしつけたと思いきや、2時間ほど経つとまた泣き出します。

夜泣きのために、1晩に2~3回は泣くという赤ちゃんは少なくありません。

残念ながら、いまだに夜泣きの原因は解明されていません。なので夜泣き対策は、とにかく思いつく限りの赤ちゃんが望むことをするしか方法はありません。

ミルクをあげる・おむつを替える・抱っこをする・部屋の温度調整をする・子守歌を歌うなど、できる限りのことをしてあげてください。

7~8カ月頃の赤ちゃんの場合

この頃になると赤ちゃんはかなり記憶がしっかりしてきて、自分の意思をしっかり示すようになります。

この頃のグズリは「ママに甘えたい」という理由が多いです。まずはしっかり向き合い、赤ちゃんを甘えさせてあげてください。きっとグズリが落ち着いてきます。

10~11カ月頃の赤ちゃんの場合

この頃になると、意味のある言葉を発し自分の意思を伝えてくれるので、とにかく赤ちゃんの欲求をしっかりと受け止めてあげてください。

ただ知恵がついてくる分、間違った対応(周囲の目を気にして欲しがるものをすぐに買い与えるなど)をしてしまうと、「人前で泣き叫べば何でも買ってくれる」と悪い学習をしてしまいます。

どんなに泣き叫んでも必ずいつかはケロッと落ち着きます。根気比べではありますが、落ち着くまで待ちましょう。

赤ちゃんがグズリでエネルギーを発散できたら、次は図書館に行くとか、買い物に行くとか、公園に行くなど、空気を切り替えましょう。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、はじめの対応が肝心です!

夜泣きは必ず終りが来る!今が耐え時です

一点だけどうしても伝えたいのが、「夜泣きは必ずいつかは終わります」。

正直それが1年後のことか2年後のことか3年後のことかは、赤ちゃんの個性なので分かりません。

でも夜泣きは必ず終わります。少しくらいなら、ママが違う部屋に行って心を落ち着かせてから対応してもいいでしょう。

なかなか難しいとは思いますが、パパに夜泣き対応を手伝ってもらえるなら是非お願いしましょう。

パパなら車で赤ちゃんを連れだすなどママとは違った発想で夜泣き対策をして、それが功を奏すことがあるかもしれません。

決して子育てを「弧育て」にしないでください。

1歳代のグズリ

自分の意思はかなりハッキリとしているものの、それを表現することがまだ少し難しい1歳代。このころのグズリ対処はとても大事になります。

なぜなら、1歳代の対処をしっかりしないと「魔の2歳代」のグズリを乗り切るのが、結構大変になるからです。

では1歳代のグズリとは一体どういったものでしょうか。

1歳代のグズリの意味

1歳を超えると言葉数が増え、相手が話していることもよく分かり、自分でできることも増えます。しかし自分の希望を自分の言葉で伝えることがまだまだできません。

そのためこの頃のグズリは、自分の思い通りに行かないことが主な原因となります。

ただ、1歳から1歳半前後は、もっとも自分の周辺のことに敏感になる時期です。

自動車のクラクション・パトカーのサイレン・バイクの騒音など、予測不可能な出来事に対して敏感に反応する傾向が高いです。

そのため、安心を得たいということが理由のグズリもこの頃の特徴的なものです。

1歳代の特徴

1歳の場合、大きく分けて1歳半より上か下かにより、特徴に大きな違いが出てきます。

そこでここでは、1歳半までの特徴と1歳半から1歳11か月までの特徴に分けて紹介します。

1歳~1歳半頃の赤ちゃんの特徴

お誕生日を過ぎた赤ちゃんは、自分のまわりの世界に起こっていることに、敏感になります。

パパの声、ママの声が分かるようになり、音感のいい赤ちゃんだと1歳6カ月頃になると、歌らしいものを口ずさむようになります。

また1歳6カ月頃になると、ひとりで歩けるようになります。あと手先がかなり器用になり、クレヨンで殴り書きをするようになります。

そしてスプーンを使って食べられるようになり、コップを手にもって自分で飲めるようになります。

1歳から1歳6カ月の赤ちゃんの中には、飛行機の騒音や救急車のサイレンなどの大きな音やシャワーの音に敏感に反応する感じやすい子がいます。

その一方で、好奇心旺盛にまわりの世界を探検する活動的な赤ちゃんがいることも特徴です。

1歳半~2歳前頃の赤ちゃんの特徴

この頃の赤ちゃんは、大好きなママの真似をしたがります。自我が芽生えだし、自分がしたいこと・嫌なことがわかるようになり、それを伝えようとしてきます。

乳児から幼児への成長時期と言うこともあり、自立と依存の間をフラフラしているのが、この頃の特徴でもあります。

大人から褒められると大変喜び、得意顔で何回も同じことをして見せてくれます。昼間興奮をしたり、不安なことがあると、夜中に激しく泣くことがあります。

また運動は、ブランコ・滑り台・三輪車に乗れるようになります。なので全身運動をさせてあげてください。すると夜にしっかり寝てくれるし、運動神経も発達するのでまさに一石二鳥です。

話せる言葉は少ないですが、「これ、なに?」「あれ、なに?」と質問攻めを始めるのがこの時期。

まだ二語でお話ができない赤ちゃんでも、「指さし」をしはじめるのもこの時期の特徴です。

手先もさらに器用になって、大きなビーズにひもを通したり、テープ止めの靴なら自分で脱ぎ履きする子もいます。

1歳代の特徴を活かしたグズリ対処法

自我が芽生え始める頃です。また褒められることが嬉しくて、得意顔で何度でも繰り返します。

ママが大好きで何でも真似をしたがります。これらの特徴を活かしたグズリ対処法を紹介します。

1歳~1歳6カ月頃の赤ちゃんの場合

この頃のグズリで特徴的なことは、1歳から1歳6カ月の恐怖心。このグズリはまわりの世界をよく感じることはできるのに、不快なものに対して身を守れないという不安によるものです。

このグズリに対しては、ママが安心させることで解決できます!この頃に「ママベッタリ」の赤ちゃんがいますが、この恐怖心が原因なのかもしれません。

その特徴は、大きな音がするもの、例えば、車のクラクション・救急車のサイレン・バイクの空ぶかしなどを非常に怖がります。

また音以外では、シャワーから出る水を極端に嫌がります。この時のママの対応として最も大切なことは、とにかく「子どもをこわがらせないようにする」ことです。

逆に絶対にしてはいけないことが、「子どもに『弱虫』のような自信をなくす言葉を投げかける」こと。この恐怖心はその赤ちゃんの個性で、決して弱虫なんかではありません!

1歳6~2歳前頃の赤ちゃんの場合

この頃は自我が芽生え、褒められることをとても喜び、褒められたことに対し得意げに何度も見せる時期です。

この時は、その自我のために自分で着替えたり、靴を脱ぎ履きしたり、ママの真似をしてお箸でご飯を食べようとします。

しかし、その思いとは裏腹に、物事がうまく運ばず、かんしゃくを起こすのが特徴です。

このグズリに対しては、とにかくママの忍耐と寛容さが重要となってきます。

例えば、赤ちゃんが自分で「着替えたい」と言えば一切手伝わず、「早いね!」「さすがお兄(姉)ちゃん!」と声を掛けて応援に徹すること。

そしてきっとまだボタンをうまくかけられず、かんしゃくを起こし挙句の果てには泣き出しますが、そんな時には「イヤだったんだね~」と同調の上で「さっきのは惜しかったよ!きっと今度はうまくいくから頑張ろうね!」と気持ちに寄り添うこと。

決して、赤ちゃんが自分で着替えをすると時間がかかるからと言う理由でママが着替えさせてあげたり、「まだ?」と言ったりするのは、せっかく芽生えてきた自我の芽を摘むことになるので、絶対にしないでください。

2歳代のグズリ

この頃になると、グズリはとても分かりやすくなります。自分の思い通りにことが進まないから、グズるというのが最も多い理由になるからです。

ただ「魔の2歳児」のグズリですから、ママも自分の感情をコントロールしながらグズリを収束させなければならないという荒行をしなければなりません。

文章を読むだけでもドッと疲れが出てしまいそうな内容ですが、大丈夫!このグズリも今までのグズリと同様に、2歳代の特徴を理解したうえで対応すれば解決できます。

そうすれば最初ママの気持ちから変化し始め、それが子どもに伝わるからです。その前にまずは2歳代のグズリの意味を伝えます。

2歳代のグズリの意味

2歳代のグズリは大きく分けて3パターンが考えられます。

まず一つめですが、一番多いグズリのパターン。それは、子どもは自分でできると思って何でもしようとしますが、思っていたよりもうまく事が進まずに、グズるというものです。

2歳代になると自分でできることが、ますます増えてきます。例えば、今までママの手を借りていた食事だって、スプーンとフォークを使ってなら、ほぼ完璧に食べられます。早い子になると、お箸を使って食べている子もいます。

毎日の習慣が自分でできるようになってくると、「あれもこれも自分でできるのでは?」と思い、何でも自分でしたくなります。

だから「あれ、する!」「これ、やる!」と言ってチャレンジしてみるものの、うまくいかなくてグズるというものです。

次のパターンですが、2歳児は相手が言っていることが分かるのはもちろん、知っている言葉がかなり増えてきているので、自分の言いたいことを主張するようになってきます。そのため自己主張が以前にも増して激しくなるのです。

「あれが欲しい」「これは食べたくない」「保育園、イヤ」という具合にグズるという内容です。

もう一つのパターンは、「自分でもよく分からないけれど何かイヤ」というもの。

これは子どもにまだそれほど語彙力が備わっていないから、原因を突き詰めることにとても時間がかかります。ただ、丁寧にことを進めるとグズリの理由は掴めます。

大体のグズリのパターンは、最初と次に紹介したパターンです。また最後にお伝えしたパターンは、時間を掛けて丁寧に対応することで解決しますので、大丈夫です!

2歳代の特徴

2歳代はよく、「魔の2歳児」とか「イヤイヤ期」と称されることが多いです。

それは自分でできることが増えるとともに自立性が高まって自分でチャレンジしてみるものの、実際には自分の思った通りにことが運ばず、結果的に何事も受け止めてくれるママに甘えてきてグズる…、からです。

このように2歳代の心の中は、「自分でしたい」と「ママに甘えたい」という相反する気持ちがシーソーのように揺らいでいます。

語彙力がまだ少ないから自分の気持ちを伝えられず、ストレスのはけ口を外の世界に求めて、グズるのです。これは2歳代の特徴と言えるでしょう。

なぜならば、1歳代ではまだそれほど自立性がありませんし、3歳になると、自分のことはだいたい自分でできるので、グズることも少なくなるからです。

いずれにせよ、非常に繊細な2歳代。ママはその心の機微をしっかり読み取って対応しなければなりません。

2歳代の特徴を活かしたグズリ対処法

一番大切なことは、せっかく芽生えてきた自立性を尊重し、大切に育んでいくことです。具体的には、子どもの人間性を認め協調すること。

例えば、服の着脱がうまくいかず「お着替え、イヤ」とグズってきたとき。まずは、「そうね。イヤだったね」と同調します。

この同調が非常に重要で、同調することにより子どもの中に芽生えてきたプライドが傷つくことなく、「やはりママは自分の気持ちを理解してくれるんだ」と思い、子どもは徐々に落ち着きを取り戻してきます。

この“落ち着き”を感じ取ったら、ママはすぐに「もしかすると、このお洋服ならうまくお着替えができるんじゃない?」と言って、なるべくお気に入りの比較的着替えやすい服を与えます。

するとこどもは自信を取り戻して、次のステージに進んでくれます。このように子どもの自立性を尊重すると、グズリは収まりやすくなるわけです。

グズリは成長の証

「こうして欲しい」「それはイヤだ」など、人間なら誰しも欲求があります。特に子どもはまだ精神的に幼いので、その欲求を自分の心の中で解決することができません。

気持ちに余裕がないと、なかなかグズリを「可愛い盛りの証拠」と捉えることは難しいとは思います。

ただ、わが子がどんなに泣き叫び、喚き散らしても、あの寝顔をみれば一瞬で疲れが吹っ飛んでしまうというママも多いのではないでしょうか。

本当は誰もが自分の子どもは掛け値なしに愛しい存在です。でも良い時だけではなく悪い時もひっくるめて“わが子”なのです。とにかく何をしても“わが子”、ということだけは忘れないでください。

何をしてもすべてが可愛いのは本当にこの時期だけです!ママですら勘弁してほしいグズリの中にも、必ず乳幼児特有の可愛らしさはあります。

グズリの中からその特有の可愛らしさを見つけるくらいのゆったりとした気持ちで、グズリを乗り越えていきましょう。

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