哺乳ストライキあるある事例!諦める前に試したい対処法5つ

哺乳ストライキあるある事例!諦める前に試したい対処法5つ
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子育てをしていると、思わず泣きたくなってしまうようなショックなアクシデントが起こるモノ。

その代表格と言えるのが、ママに衝撃的なダメージをもたらす「哺乳ストライキ」!何より大好きなはずのおっぱいを拒否されるのですからムリもありません。

特に、満腹中枢が形成してくる生後3ヵ月頃に酷くなる赤ちゃんが多く、「気難しくなったのかな?」なんてレベルでは済まない事も。

中には赤ちゃんとのギクシャクした時間を乗り切れず、イライラが溜まってしまうママも珍しくありません。

そこで今回は、よくある哺乳ストライキのリアル事例をはじめ、今すぐ試せる対処法についてまとめてみました。

片方からしか飲んでくれない!

利き手や利き脚などがあるように、「利きおっぱい」があるのをご存知でしょうか?

ママが飲ませやすい、あるいは赤ちゃんが飲みやすいという理由からいつも同じ方の乳房で授乳させている人も少なくありません。

【 片側授乳の傾向 】

  • 乳頭の形が左右で違い、飲みにくい方はムシされる
  • 片方だけ極端に分泌が良く、飲む度にむせて苦しい
  • 片側はたっぷり分泌するのに、もう片方はおっぱいの出が悪い
  • ママにとっては楽だが、赤ちゃんにとっては窮屈なポジショニング
  • 乳腺炎などで乳質や味が変わり、不味い方は飲んでくれない

一般的に、効きおっぱいの方が母乳の分泌量が多く逆側は不足気味と言われています。

その影響もあって、気付いたら片側からしか飲んでくれなくなった!というケースも多いんですよ。

片側授乳の何が問題なの?

一見、赤ちゃんがすくすくと成長しているなら問題ないようにも思えますが、意外な落し穴があるのも事実!

片側授乳を放置していると、下記のような不具合に見舞われてしまう事もあるんです。

【 片側授乳のリスク 】

  • 乳房のサイズが左右で極端に違い、下着選びに苦労する!
  • 月齢が進むと、片方の母乳だけでは足りなくなる!
  • 片手を怪我した時に直接授乳が出来なくなる!
  • 肩凝りや腰痛の度合が偏る!
母親になったからと言って女性らしさは別物!ただでさえ産後のバストはケアが難しいのに、サイズまで変わってしまっては自信喪失にも繋がり兼ねません。

但し、分泌過多症を克服するための片側授乳なら続けるのが正解です。

授乳していない方の乳房は必要最低限の搾乳でとどめ、左右の分泌量をコントロールしてみましょう。

片側授乳の対処法

では、左右両方のおっぱいから均等に飲ませるにはどうしたら良いのでしょうか?

▼ケース別の対処法

  • 乳頭変形:飲みにくい方から飲ませる/寝ぼけている時に飲ませる
  • 出る方をイヤがる:出ない方から飲ませ、出る方は前搾りで噴射を防いでおく
  • 出る方ばかり飲む:出る方を1~2分吸わせ、素早く反対側に切り替える
  • ポジション:横抱き・交差横抱き・フットボール抱き・添え乳などに変えてみる
  • 不味くて飲まない:飲まない方は搾乳でコントロールする

乳腺炎などで乳質や味が変わって飲んでくれない時は、赤ちゃんに謝るのも忘れずに!「気づかなくてゴメンね!」と言葉をかけてあげましょう。

▼対処法の実例

  • 条件:右側=分泌量が良好な効きおっぱい/左側=普段は飲まない
  • 左側で3~5分:イヤがる方を最初に授乳した方が、強い刺激を受けて活性化する
  • 右側で5~7分:効きおっぱいの方は、2回目の低刺激でも十分
  • 最後は左側で締める:乳頭を刺激して分泌を維持させる

母乳だけで育てている場合、1回2クールで左右均等に飲ませているママも多いようですが、1クール目は飲んでくれるのに2クール目は頑なに拒まれてしまう事も。

昔から「子育ては騙し騙し」と言いますが、さすがに2回は気付かれてしまうのかもしれませんね。

普段は飲まない方で最後に授乳させるのはあくまで分泌を維持させる為なので、刺激さえ与えれば短時間でもOKですよ。

急に片側だけ飲まなくなる!

両効きの人がいるように、全てのママに効きおっぱいが当てはまる訳ではありません。

普段は左右どちらのおっぱいからでも飲んでくれる、もしくはママの得手なおっぱいと赤ちゃんの好みが逆という場合もあります。

ですが、いつもは両方から飲んでくれるのに今日に限って片側だけ飲んでくれないという場合は、何等かの乳房トラブルをアピールしているのかもしれません。

事実、秋田大学大学院が行った「乳児が示す授乳拒否と乳房トラブルとの関係」という研究調査では、実に興味深い結果が報告されているんです。

【 授乳と乳房トラブルの関係 】

  • 対象:生後2ヵ月~3才までの乳幼児を持つ母親105名
  • 授乳拒否の割合:63名/約60%
  • 乳房トラブルに進行する割合:授乳拒否を経験した63名の内、24名(38%)

上記の情報から、授乳拒否が起こった後は乳房トラブルになる確率が高い!という事が分かりますね。

また、同調査では授乳を拒否した赤ちゃんが「嫌がる・引っ掻く・叩く」などの反応を見せる事から、ママが気づく前に乳腺炎の予兆を察知している可能性が高いと指摘しているんです。

いつも好んで飲む方のおっぱいを急にイヤがるようなら、味や乳質の違いから乳腺炎などの乳房トラブルの初期段階を察知して「ママ、何か変だよ!」と知らせているのかもしれませんよ。

遊び飲みを止めさせようとしたら飲まなくなった!

新生児の頃は中々ペースが掴めなかった赤ちゃんも、数ヵ月もすれば授乳スタイルが確立されてきて、おっぱい星人に変身する事も。

とは言え、まだまだ母乳栄養は始まったばかり!すくすくと成長してもらうには、毎日の授乳が欠かせません。

中でも手足をバタバタさせてばかりいるような赤ちゃんならカロリー消費が激しい分、「もっと飲ませなきゃ!」と焦ってしまいますよね。

そんなママの切実な思いとは裏腹に、乳首を咥えながらニヤニヤとにやけたり一度は口に含んだ乳首を外してみたり・・まるでママの気持ちを弄ぶかのように飲み遊びを続ける赤ちゃん。

何とか咥え直させようと口元におっぱいを寄せても、フルリフルリと交わされてしまいます。

ですが、そこでムキになって後追いし過ぎるのはNG!逆におっぱいを飲んでくれなくなる赤ちゃんが多いんです。

特に離乳食が2回食になる生後9ヵ月頃にもなると、おっぱいが飲めなくても離乳食が食べられるのを赤ちゃんも理解しています。

離乳食を食べてから授乳するのが一般的なので、満腹感も影響しているのかもしれませんね。

生後3ヵ月過ぎは要注意!

北海道にある秋山こどもクリニックによると、遊び飲みの特長について下記のように解説されています。

【 遊び飲みの特長 】

  • 遊び飲みが始まるのは生後3ヵ月を過ぎた頃
  • 赤ちゃんの機嫌が悪いと、おっぱいを飲んでくれない事も珍しくない
注目したいのは、生後3ヵ月過ぎという月齢!急におっぱいを飲まなくなったという相談が増える時期と重なっているそうです。

では、なぜこの頃になると遊び飲みが始まったり母乳を飲まなくなったりするのでしょうか?

その理由は、生後3ヵ月ころを境に赤ちゃんの授乳パターンが転換期を迎えるからなんです。

【 授乳パターンの転換期 】
▼生後3ヵ月までの授乳パターン

  • 授乳の仕方:乳首を捉える・母乳を吸引する・嚥下という授乳動作は全て反射
  • 終わり方:授乳に大きな労力を必要とし、満腹になっていなくても疲れて眠ってしまう

つまり、生後3ヵ月までの赤ちゃんは授乳中に余裕がなくおっぱいを飲むのに精一杯!という事が分かりますね。

▼生後3ヵ月からの授乳パターン

  • 授乳の仕方:自分の目でおっぱいを探しあて、授乳中は周囲の様子や音に興味を示す
  • 終わり方:たとえ疲れていなくても、満腹感によって哺乳を終了する

上記の情報から、授乳中でもかなり余裕が出てきて注意力が散漫になる!という事が分かりますね。

遊び飲みの止めさせ方と対処法

体重の増え方が思わしくない時に遊び飲みが頻繁になるようなら、見過ごす訳にもいきませんよね。

とは言え、イライラした気持ちをストレートにぶつけるのはNG!落ち着いた口調で言い聞かせるように言葉を掛けてあげましょう。

【 注意する時のセリフ 】

  • NG:真面目に飲まなきゃダメでしょ!/もうあげないよ!/いい加減にして!
  • OK:ちょっとだけ真面目に飲んでね/もう仕舞っちゃうよ/もうちょっと飲もうね

赤ちゃんにとっての飲み遊びは授乳の一部!そもそも「授乳」と「飲み遊び」の区別が付いていない赤ちゃんも珍しくありません。

その為、強く叱ったり無理強いしたりすると授乳自体がダメなのだと勘違いして、哺乳ストライキに拍車が掛かってしまいます。

遊んだり噛んだりと自由気ままな赤ちゃんですが、ママから注意されたり焦らされたりすると悲しくなってヘソを曲げてしまうんですね。

言い聞かせても効果が見られない場合は、一呼吸おいてそのまま抱っこ休憩したり、立ちあがって気分を変えてみるのもオススメですよ。

中々ご機嫌が直らないようなら、ウトウトして寝ぼけている時に授乳してみましょう。

母乳は飲むのにミルクだけを拒否する!

哺乳ストライキとは「おっぱいストライキ」とも呼ばれている通り、何の問題もなく飲んでいた母乳を急に飲まなくなる現象を指しています。

【 哺乳ストライキの定義 】

  • ママのおっぱい:頑なに拒否されてしまう!
  • 哺乳瓶で与える人工ミルク:満足そうにゴクゴク飲んでくれる!

言い換えれば、母親としての存在を真っ向から全否定されるようなモノですから、ママが受ける精神的ダメージは相当なモノでしょう。

一方、混合育児で問題となるのがミルクストライキ!稀ではありますが、母乳の飲み方は変わらないのに哺乳瓶で与える人工ミルクだけを急に飲まなくなってしまうケースです。

混合育児から完母に切り替えたいと思っているママにとっては渡りに船とも言える絶好のチャンスではありますが、下記のようなケースでは早急な対処が必要となります。

【 早期の対処が必要なケース 】

  • 母乳の分泌量が日常的に少ないママ
  • 体重増加が思わしくない赤ちゃん

ミルクストライキの原因は?

ミルクストライキを引き起こす原因を大きく分類すると、下記の3種類に分けられます。

【 主な原因 】

  • ミルクの好みや相性
  • 哺乳瓶の選び方
  • 直接授乳との違い

▼ミルクの味や質感が気に入らない
混合育児の初期段階に多く見られるのがこちらのケース。一口に人工ミルクと言ってもメーカーによって味や触感に多少の違いがあり、ママのおっぱいから飲む母乳とは風味が異なります。その為、下記のようなタイミングでミルクストライキが起こりやすいと言われているんです。

【 ミルクストライキが起きやすいタイミング 】

  • 完母から混合育児に切り替えた時
  • ミルクのメーカーや種類を変更した時

赤ちゃんの嗅覚や味覚は大人よりも敏感ですから、ちょっとした違いも逃さず察知しているのでしょう。

▼哺乳瓶が気に入らない
よく、哺乳瓶を新しくした途端にミルクを飲まなくなった!という話を聞きますよね。ですが、お気に入りだった哺乳瓶をある日突然イヤがるようになったのなら、発育によって穴の大きさが合わなくなったのかもしれません。

【 サイズのミスマッチ 】

  • 穴が小さ過ぎる:吸う度に力を使うので、疲れて果てて飲むのを止めてしまう
  • 穴が大き過ぎる:ひと口で大量のミルクが口の中に入ってきて飲み込み辛い

メーカーによって多少の違いはありますが、哺乳瓶の穴のサイズはSS~LLまでの5種類展開が一般出来です。哺乳瓶を選ぶ時は、サイズはもちろん穴の形状も考慮してあげましょう。

【 穴の形状と月齢のマッチング 】

  • 丸穴:新生児~生後3ヵ月頃までの赤ちゃん向き
  • X形のクロスカット・Y形のスリーカット:生後3ヵ月以降の赤ちゃん向き

ちなみに、新しい人工乳首が硬いようならお湯に浸して柔らかくしてみるのも一つの方法ですよ。

▼ミルクアレルギー(新生児、乳児消化管アレルギー)
ミルクアレルギーは、半数以上が生後3ヵ月以内に症状が出る事で知られていますが、逆に言うと約5割の赤ちゃんは生後3ヵ月以降に発症する事になります。つまり、出生後すぐに混合育児を始めた赤ちゃんが、数ヵ月ほど経ってから突然ミルクに拒否反応を示しても不思議ではないのです。ミルクアレルギーと診断された場合は通常の粉ミルクを停止し、MA-1などのミルクアレルギー専用に切り替えてあげましょう。

【 ミルクアレルギーの予後 】

  • 1歳ごろ:大抵の乳製品を摂取できるようになる
  • 1歳以降:乳製品の制限が必要なケースは稀

▼授乳に集中できない
新生児の頃は授乳とねんねで1日を過ごしていた赤ちゃんも、生後3~4ヵ月頃にもなると周囲に興味や関心を持つようになってきます。ママのおっぱいに吸い付く直接授乳であれば、心地よい温もりや安心感で満たされますが、哺乳瓶で与える人工ミルクを飲んでいる時間は別物!中には授乳中に気が散って遊び心に火が付いてしまう赤ちゃんも少なくありません。直接授乳と同様に落ち着ける環境で授乳に集中して貰いましょう。

【 落ち着ける環境づくり 】

  • 上の子やペットが近づけないように、ママと二人きりの空間で授乳する
  • カーテンを閉めて直射日光を避ける
  • そのまま眠れるくらい照明を落とす

▼離乳食の影響
ママのおっぱいと哺乳瓶で与えるミルクの違いは、成分構成だけではありません。

【 おっぱい授乳の優位性 】

  • 授乳時に赤ちゃんが感じる安心感
  • 甘えたいという欲求を満たしてくれる安定剤

その為、たとえお腹が満腹でもおっぱいをねだる赤ちゃんも少なくありません。もちろん、ミルク育児でも優しく抱っこしながらあやしてあげればそれなりの安らぎは得られますが、離乳食が始まる月齢の赤ちゃんには通用しない事も。特に1日3回食が始まる月齢にもなると、かなりの知恵がついてきます。何とか飲ませようと最初に差し出されたミルクを拒否しても、「美味しい離乳食が待っている!」と感づいている赤ちゃんも多いんですよ。

ミルクストライキの対処法

ミルクストライキの対処法は、どれ位の割合で人工ミルクを補足しているかによって多少の違いが見られます。

【 ミルクストライキの特長 】

  • ほぼ完母の混合育児:脱ミルクに向けて進路変更する
  • 1日のミルク補足が100ml以内の母乳寄り混合育児:月齢問わず頻回直母で乗り切る
  • ミルク寄りの混合育児:半分眠っているタイミングを狙ってミルクを飲ませてみる
  • 離乳食開始後:イヤがるミルクをムリに飲ませるより離乳食の比率を増やす方が現実的

上記の方法を駆使してもミルクストライキが治まらない時は、授乳環境への不満が影響しているのかもしれません。

特に、生後3~4ヵ月以降の赤ちゃんは授乳時の気持ちによって食欲が左右されると言われています。

お部屋の暑い・寒いはもちろん、ママの「忙しいから早く飲んで!」という心のつぶやきも驚くほど敏感に伝わってしまうんです。

対処法その1:置き換え作戦!

哺乳ストライキを体験したママは、「いっそ哺乳瓶で与えてみようかしら?」なんて考えが頭をよぎる事も多いようです。

確かに、乳房トラブルが原因で哺乳ストライキを起こしているなら搾乳した母乳を哺乳瓶で与える方法も有効ですが、乳頭混乱を誘発して直接授乳に戻れなくなった!というケースも少なくありません。

それなら、搾乳した母乳をベビーマグやスプーンで与える置き換え作戦に挑戦してみてはいかがでしょうか?

【 置き換え作戦のメリット 】

  • 直接授乳に比べて遥かに弱い力で飲める!
  • 意外と新生児でもすんなり成功する!
  • 飲む量やペースを調整できる!
  • 哺乳瓶より清潔を保ちやすい!
  • 直接授乳に戻しやすい!
カップやスプーンなどによる置き換え授乳は、早産や多胎児など小さく生まれた赤ちゃんに対して行う授乳方法として、NICU(新生児集中治療管理室)でも採用されている方法なんですよ。

【 飲み方の特長 】

  • 低出生体重児:舌を使って舐めるように飲む
  • 正期産児:吸啜によって飲む

最初のうちは母乳を溢して汚れ物が増えたり赤ちゃんがむせたりするデメリットもありますが、下記の手順で慣れさせていきましょう。

【 カップ授乳の手順 】

  • ステップ1:両腕が自由に動かせないように、おくるみで包んでおく
  • ステップ2:赤ちゃんを膝の上に乗せて縦抱きで座らせる
  • ステップ3:ぐらつかないように片手で首と頭を軽く支える
  • ステップ4:搾乳した母乳をカップの半分くらいまで入れ、口元に添える
  • ステップ5:カップを下唇の上に乗せ、上唇の外側に触れるように傾ける
  • ステップ6:2~3滴ずつ口の中に流し込む
  • ステップ7:カップはひと口飲む度に外さず、下唇の上に静止した状態で繰り返す

たとえ首がすわっていない赤ちゃんでも後頭部の支え過ぎはNG!正しい縦抱き授乳と同じ要領で、力を抜いてそっと支えてあげましょう。

ちなみに、お薬用のカップやスプーンでも代用できますよ。

対処法その2:寝ぼけ作戦!

満腹中枢が形成される生後3ヵ月ころになると、途端に落ち着きが無くなって常に周囲をキョロキョロと目で追うようになります。

我が子の成長を実感できる瞬間ではありますが、問題は授乳に集中できず飽きっぽくなってしまうという点でしょう。

中には5分も続けて飲んでくれない赤ちゃんもいて、ママが必至に飲ませようとすればするほど全身をのけ反らせて激しく拒否されてしまいます。

そんなキョロちゃんタイプの哺乳ストライキには、眠そうにウトウトし出したタイミングを狙って飲ませる「寝ぼけ作戦」がオススメですよ。

なぜなら、哺乳ストライキは満腹だから飲まないのではなく、赤ちゃんの気持ちが反映されているケースが大部分を占めているからなんです。

【 哺乳ストライキと赤ちゃんの気持ち 】

  • 何かイヤな経験がトラウマになっている
  • 気に入らない事があってヘソを曲げている
  • 他の事がしたいのに授乳を促されると、邪魔されたように感じる
  • ただ甘えたいだけなのに、飲め飲めと言われてストレスを感じる

などなど・・たとえ小腹が空いていても授乳を拒否する赤ちゃんもいるんですよ。

まるでケンカ中のカップルさながらに、要らないと拒否するほど「構って欲しい!」「振り向いて欲しい!」と駆け引きをしているようですね。

ところが、ガンコに抵抗を続ける赤ちゃんも眠気には勝てません!寝ぼけている時なら条件反射でおっぱいに吸い付いてくれる確率が高いんです。

お昼寝から起きたばかりのタイミングや眠そうな仕草を見かけた時は、すかさず直接授乳に導いてあげましょう。

ちなみに、普段は飲めなくても寝ぼけている時に直接授乳ができるなら、下記のような哺乳障害を患っている確立は低いと言われています。

【 哺乳障害 】

  • 哺乳の協調運動が上手に出来ず、気管に入ってむせてしまう
  • 母乳が鼻に逆流する

対処法その3:お風呂でカンガルーケア作戦!

最近では、出産直後に分娩台の上で直接授乳を行うカンガルーケアを体験したママも多いでしょう。

寝ぼけ作戦と同様に、赤ちゃんの精神状態が無抵抗なタイミングを有効活用するのが「お風呂でカンガルーケア作戦」の特長です。

よく卒乳トレーニング中にママと赤ちゃんが一緒に入浴するのは逆効果!という話を聞きますが、これを逆手にとった裏ワザと言った方が分かりやすいかもしれませんね。

起きている時は感情が高ぶって授乳を拒否する赤ちゃんも、湯船に浸かっている時は完全にガードが下がってリラックスしています。

その為、下記のような深刻なケースでもかなりの効果が期待できるんですよ。

【 効果が見込めるケース 】

  • 重度の乳頭混乱
  • 身体をのけ反らせてギャン泣きするような哺乳ストライキ

では次に、具体的な手順について見てみましょう。

【 やり方 】

  • ステップ1:半身浴の要領で、浴槽に熱すぎないお湯を半分くらい入れる
  • ステップ2:浴槽の縁に斜めに寄り掛かりながら、赤ちゃんを縦抱きする
  • ステップ3:片手で赤ちゃんの首と頭を軽く支える
  • ステップ4:親子でお湯に浸かりながらリラックスする
  • ステップ5:赤ちゃんの目の前にママのおっぱいが来るように抱き方を調節する
  • ステップ6:乳首に気付いた赤ちゃんのお尻を持ち上げ、口元に誘導する
ポイントは焦って咥えさせようとしない事!赤ちゃんに乳首を探させて、自分から口を開いて咥えてくれるまで急かさず見守りましょう。

浴槽の中での授乳が上手く出来るようになると、自然とお部屋でも直接授乳が出来るようになりますよ。

「哺乳ストライキの度に入浴するのはムリ!」というママには、下記のような方法がオススメ。

意識しなくても自然と身体がリラックスできるので、お風呂でカンガルーケア作戦と同じような効果が期待できるんです。

【 応用編 】

  • お風呂上り:気持ちがリセットされやすく、ほとんどの赤ちゃんが脱力状態で授乳する
  • お腹を温める:母子の間に2~3分ほど湯たんぽを入れ、縦抱きで授乳する

対処法その4:言い聞かせ作戦!

哺乳ストライキはもちろん、あらゆる子育てシーンで役立つのが「言い聞かせ作戦」です。

同じ言葉を繰り返し赤ちゃんに刷り込む言い聞かせ作戦さえマスターしておけば、下記のようなシーンで応用できますよ。

【 役立つシーンとセリフ 】

  • 哺乳ストライキ:「おっぱいは美味しいよ~」「飲まないとママ悲しいなぁ」
  • 乳頭混乱:「飲んでも大丈夫だよ~」「○○ちゃんのおっぱいだよ~」
  • 授乳中の噛み癖:「歯が生えて気持ち悪いよねぇ」「ママも痛いの嫌だな~」
  • 離乳食:「ちょっとだけ食べてみようねぇ」「ママと同じだねぇ」
  • 卒乳:「おっぱいとバイバイしようねぇ」「こっちの方が美味しいよ~」
  • オムツ交換:「気持ち良くしようねぇ」「動くと換えられないよ~」
  • フォーマルな席でのグズリ防止:「おっぱいはお家に帰ってからにしようねぇ」
言葉の意味が分からなくてもママの気持ちは不思議と赤ちゃんに伝わるモノ!同じ絵本を繰り返し飲み聞かせるように、授乳の度に根気よく繰り返してみましょう。

ママのお願い事を繰り返すのも良いですが、「イヤだよね~」「分かるよ~」など赤ちゃんの気持ちに同調してあげるのも大切なポイントですよ。

【 言い聞かせのポイント 】

  • 目を見て語りかけるように
  • セリフは短いセンテンスでシンプルに
  • ゆっくりと、ハッキリした口調で
  • 上手にできたら、思い切りオーバーに褒める

言い聞かせが上手くいかないと「物覚えが悪いのかな?」と自己嫌悪に陥るママも多いでしょう。

確かに就学後であればほんの1~2回ほどでママの言う事を聞いてくれる子も居ますが、赤ちゃん相手は別物!乳幼児に対する言い聞かせは、1日に何十回と繰り返すのが普通なんです。

「しつこ過ぎるかな?」「逆にウンザリしてご機嫌を損ねるかも?」なんて遠慮は無用ですよ。

ちなみに下記のような赤ちゃんは、割とすんなり言い聞かせを受け入れてくれる傾向にあると言われています。

【 成功しやすい赤ちゃん 】

  • ママが他の赤ちゃんを抱っこしていてもヤキモチを焼かない
  • 自分よりも小さな赤ちゃんを構いたがる

対処法その5:ギャン泣き宥め作戦!

顔をフリフリさせて乳首をかわす程度の哺乳ストライキなら「言い聞かせを頑張ってみようかな?」と思えますが、中にはあまりの激しい抵抗に手が付けられずテンパっているママも多いようです。

赤ちゃんが全身をのけ反らせてギャン泣きしている時は、最初に落ち着かせてあげるのが先決!特に哺乳ストライキのギャン泣きは長引く傾向にあるので、とにかく泣き止んでくれないことには授乳どころではありません。

事実、日本助産師会が発行している「赤ちゃんとお母さんにやさしい母乳育児支援」によると、号泣している赤ちゃんにおっぱいを飲ませようとしてもスムーズに吸い付いてくれないケースが多いと解説されています。

では、ギャン泣きしている赤ちゃんを宥めたい時は具体的にどうしたら良いのでしょうか?

【 ギャン泣きの宥め方 】

  • ステップ1:赤ちゃんに乳首を咥えさせようとする全ての行動を停止する
  • ステップ2:赤ちゃんの背中が「真っ平ら」になるように横抱っこする
  • ステップ3:横抱っこしたまま、肩幅よりも少し広く脚を開いて立つ
  • ステップ4:左右の膝頭を内側に寄せてしゃがむ
  • ステップ5:スクワットの要領で、「しゃがむ→立つ」を繰り返す

横揺れや歩き回るよりも簡単に泣き止んでくれる上に、慣れて効果が薄れてしまう心配もありませんので、連日のように実践できますよ。

ギャン泣きが治まり抱っこされたままウトウトし出したら絶好のチャンス到来!寝ぼけ作戦とのコラボ効果で、すんなり乳首に吸い付いてくれる確率がアップするんです。

但し、上記の方法で泣き止んだ後に横揺れに切り替えるのはNG!せっかく止まった号泣が再発する確率が高くなってしまいます。

ちなみに、抱っこの好みによって下記のような傾向が見られますので参考にしてみましょう。

【 赤ちゃんと抱っこの関係 】

  • 平常時の赤ちゃん:子宮の中を連想させる背中が丸まる抱っこで安心感を覚える
  • 気難しくなった赤ちゃん:背中が丸まる抱っこに抵抗を感じる

哺乳ストライキは「焦らず慌てず」が合言葉!

母親であれば誰もがショックを受ける哺乳ストライキですが、長引くにつれて下記のような心境の変化が見られます。

【 ママの心境の変化 】

  • 第1段階:あまりのショックに母親としての自信を消失する
  • 第2段階:焦りつつも何とかしようと対策を講じる
  • 第3段階:上手くいかないと泣きたいほどイライラし、授乳を強要する
  • 第4段階:いっその事、ミルクや離乳食に切り替えようか?と思ってしまう

ですが、哺乳ストライキに焦りは禁物!あくまで一時的な現象で決してママへの愛情が薄れてしまった訳ではありません!

中には頑なに拒み続ける赤ちゃんも居るようですが、大抵の哺乳ストライキは1週間ほどで終わるのが一般的と言われています。

「焦らず慌てず」を合言葉に、赤ちゃんの気持ちに寄り添った対処法を試してみましょう。

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