【生後5ヶ月】離乳食に夜間断乳!初めてがいっぱいの育児ポイント

【生後5ヶ月】離乳食に夜間断乳!初めてがいっぱいの育児ポイント
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育児に楽な時期はない!と言いますが、中でも生後5ヶ月は特別だと言われています。

なぜなら、寝返り・離乳食・夜間断乳など初めてのチャレンジが盛り沢山だから!しかも厄介なのが、ママから貰った免疫が減少する時期とも重なっているんです。

そこで今回は、意外と手の掛かる生後5ヶ月の育児ポイントについてまとめてみました。

身長・体重・胸囲・頭囲の目安は?

厚生労働省が公開している「平成22年 乳幼児身体発育調査」によると、生後5ヶ月の身体的成長について下記のような結果が報告されています。

【 男女別の測定結果 】

男の子 女の子
身長 61.9~70.4cm 60.1~68.7cm
中央値 66.2cm 64.9cm
体重 6.10~9.20kg 5.74~8.67kg
中央値 7.66kg 7.14kg
胸囲 39.8~47.6cm 38.7~46.2cm
中央値 43.6cm 42.4cm
頭囲 40.4~45.4cm 39.3~44.1cm
中央値 43.0cm 41.9cm
出生時に比べて格段に運動量が増えてくるのも生後5ヶ月の特長!体つきが引き締まってくる反面、いっぱい動いてカロリーを消費するので体重の増え方に手応えを感じられなくなったというママも多いようです。

事実、厚生労働省が公開している「平成24年度 乳幼児身体発育評価マニュアル」によると、1才の誕生日に向かって体重の増え方が徐々に緩やかなっていくのが分かります。

【 理想的な体重の増え方 】

  • 生後0~3ヶ月:1日あたり25~30g
  • 生後3~6ヶ月:1日あたり15~20g
  • 生後6~12ヶ月:1日あたり10~15g

上記の情報から、生後5ヶ月からの赤ちゃんは標準で1週間あたり120g以上、1ヶ月あたり520g以上は増えるのが理想的!という事が分かりますね。

毎日、体重を計るのは難しくとも1週間に1度はスケールで計測して、母子手帳などの成長曲線にプロットしてみましょう。

生後5ヶ月の「動作」や「五感」!

体重や身長のように数値化できなくても、確実に育っているのが「動作」や「五感」。生後5ヶ月頃の変化を見てみると、出生時とは比べものにならないほど成長しているのが分かります。

身体能力:行動範囲が広がる「寝返り」の始まり!

厚生労働省が10年毎に行っている一般調査によると、生後5~6ヶ月の運動機能通過率について下記のような結果が報告されています。

【 身体の特長 】

  • 首のすわり:98.7%
  • 寝返り:86.6%
  • ひとり座り:7.7%
  • はいはい:5.5%
  • つかまり立ち:0.5%

上記の情報から、ほとんどの赤ちゃんが首すわりと寝返りをマスターする!という事が分かりますね。

寝返りが出来るほど上半身がしっかりしてきた分、両手を使った動作が目立つようになってくるのも生後5ヶ月頃からの特長です。

【 両手を使った動作 】

  • うつ伏せの状態から両手を床について、上半身を起こせるようになる!
  • うつ伏せのまま、両手を使って遊べるようになる!
  • タオルで顔を覆うと、両手で取れるようになる!

但し、寝返りが出来るからこそのリスクも!うつ伏せの状態から仰向けに戻る「寝返り返り」をマスターするまでは、万全の安全対策が必要です。

うつ伏せ寝の赤ちゃんの顔が布団に埋もれたり、行動範囲が広がって定位置から移動したりしないように目を配ってあげましょう。

聴力の発達:バイリンガルを目指す最後のチャンス!?

日本語を聞きながら育てば日本語を話せるようになり、英語を聞きながら育てば英語を話せるようになる・・赤ちゃんは世界中のあらゆる言語に適応できる「音韻知覚能力」を持って生まれてきます。

生まれた直後から繊細な音の違いまで聞き分けられる赤ちゃんの聴覚は、どのように変化していくのでしょうか?

【 聴力の変化 】

  • 生後6ヶ月:母国語の「母音」以外は聞き分けられなくなる
  • 生後10ヶ月:母国語の「子音」以外は聞き分けられなくなる

上記の情報から、母国語ではない言語の母音を聞き分けられるのは生後6ヶ月頃まで!という事が分かりますね。

赤ちゃんの発達と聞けば「出来なかった事が出来るようになる」と連想しがちですが、音韻体系だけは例外!生まれながらに持っていた能力を失う代わりに、母国語の言語体系だけに特化して適応していくんです。

将来の為に英語や中国語を話せるようになって欲しい!と願っているなら、生後5~6ヶ月の内に様々な母音や子音をシャワーのように聞かせてあげましょう。

文法だけなら大きくなってからでも本人の努力次第で何とかなりますが、音を聞き分ける能力だけは乳児期の体験値に左右されてしまうんです。

視力の発達:オモチャとの距離感を楽しめる!

生後4ヶ月頃から遠近感に気付き始めた赤ちゃんの視力は、生後5ヶ月でどれくらい発達しているのでしょうか?

【 視力の特長 】

  • 目鼻立ちの「立体感」が分かるようになり、家族と他人の区別がつくようになる!
  • どれくらい手を伸ばせば欲しいモノを掴めるか、「距離感」が分かるようになる!
  • 近づいて来る・離れていくモノを目で追えるようになる!
  • 立体的なモノを認識する「奥行知覚」が発達する!

上記の情報から、生後5ヶ月からの赤ちゃんをオモチャであやす時は左右だけでなく、近づけたり離したり・・距離感を使った遊び方が発育を促進させる!という事が分かりますね。

オモチャを近づけてあげると大きなお目々をパチクリさせて瞬きしたり、キャッキャッと声を出して笑ったり・・生後5ヶ月の赤ちゃんにとってはオモチャとの距離感さえも遊びの一種なんですね。

ちなみに、急に何かが近づいて来た時、思わず目を閉じてしまう行為を「脅迫反射」または「まばたき反射」と言いますが、大脳皮質の視覚中枢が未熟な生後2ヶ月頃までは現れない現象なんですよ。

言語能力:子音+母音の喃語へステップアップ!

生後4ヶ月頃まで盛んに発していたクーイングは最初の喃語とも呼ばれていますが、医学的には全く別物だと主張する医療関係者も少なくありません。

まずは、クーイングと喃語の違いについて見てみましょう。

【 クーイングと喃語の違い 】
▼クーイング

  • 時期:生後2~4ヶ月頃まで/泣いている時以外の機嫌が良い時
  • 特長:「ア~、ウ~、ク~」といった母音主体の単発/力みのない柔らかい声

▼喃語(なんご)

  • 時期:生後4~5ヶ月頃から、順を追ってステップアップしていく
  • 過渡期の喃語(子音+母音):「バー」「ブー」「キー」など
  • 規準喃語または反復喃語(子音+母音):「パッパー」「ブーブー」「ダーダー」など
  • 非重複喃語(子音+母音要素が異なる母音):「マム」「バブ」など

生後5ヶ月の赤ちゃんが発し始めるのは「過渡期の喃語」がメイン!但し、構造が不明瞭で母音なのか子音なのか聞き取りにくいのが特長です。

たとえ赤ちゃんが何を言っているのか分からなくても「どうしたの?」「嬉しかったの~!」とお返事してあげましょう。

ママやパパに自分の声が届いたと気付かせてあげるだけで、言語能力に加え心の発達も促す手助けになるんですよ。

生後5ヶ月でここまで成長する!

生後5ヶ月を過ぎた頃から目立ってくるのが「一人遊び」!自分の身体をオモチャ替わりにして遊ぶようになり、活動量が増えるに従って深い眠りにつけるようになってくるのが特長です。

好奇心:自分の身体をオモチャ替わりに!

生後5ヶ月頃の赤ちゃんにとって、自分の身体は格好のオモチャ替わり!短い間であれば、ママが構ってあげなくても一人遊びに没頭してくれるようになります。

【 特長 】

  • 仰向けの状態で、見える位置まで自分の足を持ち上げる
  • 足を折り曲げ、手で膝を触ったり叩いたりする
  • 足の先を握って感触を確かめる
  • 口の中に足の指を入れる

上記の情報から、今までは指しゃぶりがメインだった遊びが身体全体に広がる!という事が分かりますね。

赤ちゃんがモソモソと一人遊びに夢中になっている間は、こっそり陰から見守ってあげましょう。

自分の身体をオモチャ替わりにして遊んでいる内に自然と重心が高くなり、ふとした拍子にコロンと寝返りが打てるようになりますよ。

睡眠サイクル:夜の睡眠時間が長くなる!

生後5ヶ月からの睡眠サイクルは、夜の時間帯にまとめて眠れるようになるのが特長です。

【 睡眠の特長 】

  • 睡眠時間:1日トータル13~14時間くらい
  • 午後8時~午前8時まで:ほとんどの時間、まとめて眠れるようになる
  • 睡眠と覚醒のサイクル:社会生活のリズムと合ってくる

中には、夜に8時間くらいまとめて眠れる日がある赤ちゃんもいますが、それは極々レアなラッキーデー!

事実、英国ダラム大学の人類学講座教授ヘレン・ボール氏が主催する「the Infant Sleep Information Source(乳児の睡眠情報センター)」によると、赤ちゃんが毎晩のように夜通し眠れるようになるのは生後1才近くになってからが一般的と解説されています。

とは言え、夜中におっぱいを催促される頻度が減るだけでもママとしては助かりますよね。

いよいよ初めての離乳食がスタート!

生後5ヶ月頃を過ぎると、いよいよスタートするのが初めての離乳食!まずは、これから始まる離乳食のスケジュールについて見てみましょう。

【 離乳食のスケジュール 】

  • 生後5~6ヶ月:離乳食初期(ゴックン期)/主に使う部位=口唇
  • 生後7~8ヶ月:離乳食中期(モグモグ期)/主に使う部位=舌
  • 生後9~10ヶ月:離乳食後期(カミカミ期)/主に使う部位=歯ぐき
  • 生後1~2才:離乳食完了期( 歯かみ期)/主に使う部位=乳歯

これから長く付き合う離乳食だからこそ、最初の一歩でつまずかないように準備してあげたいですね。

どうして生後5ヶ月まで待つの?

北海道にある石崎小児科医院によると、離乳食を始める時期は下記の項目の内どちらかを満たしているかどうかが目安になると解説されています。

【 スタート時期の目安 】

  • 月齢:生後4ヶ月半~5ヶ月半頃から
  • 体重:7kg以上

確かに離乳食のスタートは生後5ヶ月の一大イベントと言われていますが、そもそもナゼこの時期まで待つ必要があるのでしょうか?

【 早すぎる離乳食のリスク 】

  • 未熟な消化器官への負担が大きい
  • 十分に消化される前に吸収されてしまい、食物アレルギーを誘発する

中には、お姑さんに早い時期から離乳食を勧められるママも居るようですが、上記の理由を丁寧に説明して理解してもらいましょう。

全員がスタートするとは限らない!?

生後5ヶ月を過ぎたからと言って、全ての赤ちゃんが離乳食をスタートしなければならないとは限りません。

まずは、厚生労働省が公開している「平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要」のデータを見てみましょう。

【 調査内容 】

  • 平成17年度:対象者=0~4才までの保護者/人数=2,639名
  • 平成27年度:対象者:0~2才までの保護者/人数=1,124名
月齢 平成17年度 平成27年度
3ヶ月未満 0.4% 1.3%
3ヶ月 4.1% 0%
4ヶ月 10.8% 0.8%
5ヶ月 46.8% 40.7%
6ヶ月 28.2% 44.9%
7ヶ月 4.6% 8.7%
8ヶ月以降 3.6% 3.6%
不詳 1.6% 0%

上記の情報から、離乳食のスタート時期はこの10年で1ヶ月遅くなっていて、生後6ヶ月が多数派!という事が分かりますね。

ちなみに、同じく厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも離乳食の開始時期について下記のように改訂されています。

【 改訂内容 】

  • 平成7年度まで:生後5ヶ月になった頃
  • 平成19年度から:生後5、6ヶ月頃

離乳食のスタート時期は赤ちゃんが教えてくれる!

離乳を始める時期は月齢や体重から判断されるのが一般的ですが、赤ちゃんの様子からもスタートサインを読み取る事ができます。

【 開始のサイン 】

  • しっかりと首がすわっている
  • 大人に支えられながら、お座りしていられる
  • よだれの量が増え、大人の食べ物に興味を示す
  • 食事中のママをじーっと見つめ、一緒になって口を動かしている
  • 口元にスプーンを近づけても、舌で押し返す素振りが少ない

多くの医療関係者が、離乳食のスタート時期は赤ちゃんが教えてくれる!と主張するのも納得ですね。

たとえ月齢や体重が適正でも上記のような様子が見られない場合は、離乳食のスタート時期を少し遅らせて、焦らずゆっくり進めていきましょう。

離乳食を始める前に果汁は必要?

中には、母乳やミルク以外の味に慣れさせる為に果汁を勧められるママも多く、一昔前の母子手帳や育児書でも推奨されていました。

しかし、現在では基本的に離乳食を始める前の準備食として果汁を与える必要はない!と主張する医療関係者が多数派を占めているようです。

【 離乳準備食が不要な理由 】

  • 薄い甘味に抑えられている母乳のメリットが台無しになる!
  • 果汁の「甘さ」と離乳食の「薄味」によって、赤ちゃんが混乱する!

ちなみに、東京都にある原口小児科クリニックによると下記の動作が離乳準備食の役割を果たしていると解説されています。

【 赤ちゃんにとっての離乳準備 】

  • 指しゃぶり
  • オモチャやタオルなど、身の周りのモノを舐める

お世話するママにとっては厄介だった「よだれ」ですが、舐めるという行為で唾液の分泌が促進されて自然と離乳食への準備が進んでいたんですね。

初期離乳食のポイント!

初期離乳食は「焦らずゆっくり」がキーワード!大人側の都合ではなく、赤ちゃんが食べ物に興味を示しているタイミングに合わせてあげるのがコツですよ。

【 ポイント 】

  • 回数:1日1回、授乳タイムの一回分を離乳食に変更する
  • 時間:午前中の2回目もしくは、トラブル時のリスク管理として病院の診療時間内
  • 順番:離乳食→母乳やミルク
  • 量:1~3日目=スプーン1杯分(3~5ml)/4日目~=スプーン2杯分

離乳食を食べ終わった後は、母乳やミルクの出番!まだまだ、おっぱいがメインなのが分かりますね。

ポイントは離乳食を食べた後の変化!3日続けて便に異常が無くイヤがる様子もなければ、スプーン2杯分に増やしてみましょう。

【 メニュー 】

  • ステップ1:10倍がゆなど、消化しやすい炭水化物
  • ステップ2:ペースト状にした人参/かぶ/大根/かぼちゃ/トマトなど

母乳より少し「とろみ」を付けるのがポイント!

スプーンに慣れていない赤ちゃんがむせないように、口の中に入ってからゆっくり移動する離乳食を用意してあげましょう。

【 離乳食の促し方 】

  • スプーンにのせた離乳食を見せながら「美味しそうだね~!」と声をかける
  • スプーンで下唇を軽くつついて合図を送る
  • スプーンを下唇の上にのせ、上唇で離乳食を取り込むまで待つ
  • 離乳食を口の中に取り込めたら、スプーンを引き抜く
口からダラダラと垂れ流すからと言って、口の奥までスプーンを入れるのはNG!口唇を閉じてゴックンと飲み込めるようになるまで、スプーンは下唇の上が定位置ですよ。

もし赤ちゃんがスプーンを舌で押し返すような拒否反応を見せたら、ムリに続ける必要はありません。

「離乳食=イヤな時間」というイメージがつかないように、数日後にもう一度トライしてみましょう。

生後5ヶ月の授乳サイクルは?

生後5ヶ月頃の授乳は、安定感がポイント!幸い1日あたりの回数も安定してきますので、毎日決まった時間に授乳させるほど生活リズムが整ってきますよ。

【 授乳の目安 】

  • 1日あたりの回数:5~6回くらい
  • 授乳間隔:4~5時間
  • 1日に必要な母乳量:1kgあたり120ml
  • 1回あたりの授乳時間:20分くらい/最初の5分間で一気に飲み干す赤ちゃんも居る

では次に、生後5~6ヶ月の男女別に下記の条件で算出した母乳量について見てみましょう。

【 算出条件 】

  • 平均体重:成長曲線に使われている50パーセンタイル値
  • 1日あたりの母乳量:平均体重×120ml
  • 1回あたりの母乳量:1日の必要量÷5回
  • 単位:10ml以下で四捨五入
性別 平均体重 1日あたりの母乳量 1回あたりの母乳量
男の子 7.66kg 920ml 180ml
女の子 7.14kg 860ml 170ml

母乳の場合は上記を超えても構いませんが、人工ミルクの場合はメーカーが定めた1日あたりの母乳量を超えないように気を付けましょう。

生後5ヶ月からでも始められる「夜間断乳」!

1回の授乳で飲める量が増え、起きていられる時間と寝ていられる時間が長くなる生後5ヶ月だからこそ試せるのが「夜間断乳」。

可哀相というイメージが定着している夜間断乳ですが、「深い眠りにつけるようになる」「寝起きが良くなる」と主張する専門家も増えているようです。

【 夜間断乳の進め方 】

  • ステップ1:おっぱいが無くても眠れるように、日中でも「添い乳」を止める
  • ステップ2:たとえ赤ちゃんが泣いても夜間は授乳を控えると、家族に説明する
  • ステップ3:夜に熟睡できるように、日中の運動量を増やし生活リズムを整える
  • ステップ4:寝る前にたっぷり授乳しておく
  • ステップ5:赤ちゃんに「夜のおっぱいは止めようね~」と伝え、心の準備をさせる
  • ステップ6:週末や連休など、家族のサポートが得やすい日を選んでスタートさせる
  • ステップ7:赤ちゃんが夜中に泣き出したら、抱っこやおんぶなど授乳以外で対応する
夜間断乳をすると決めたら、最初の3日間はひたすら我慢!泣きながらおっぱいを求める赤ちゃんに根負けしそうになっても、4日目ころから聞き分けてくれるケースが多いようですよ。

4日を過ぎても赤ちゃんに変化が見られない時は一時中断!一度で成功させようとムキになるより、時間を置いて生活リズムを整える事に専念する方が賢明です。

ちなみに、たとえ赤ちゃんの聞き分けが良くても下記のような場合はNG!赤ちゃんとママの両方のコンディションが改善するまで、一時的に夜間断乳を中断して再チャレンジしてみましょう。

【 NG例 】

  • 健診:赤ちゃん体重の増え方が良くないと言われた時
  • 分泌過多:乳腺が詰まりやすくなる
  • 分泌不足:赤ちゃんに必要な母乳量が出せなくなる

夜間断乳を始めたとたん母乳の出が悪くなった、または乳房トラブルになったというママも少なくありません。

赤ちゃんが夜間断乳に抵抗がないようなら、搾乳などで分泌量を調節してみるのも一つの方法です。

生後5ヶ月のウンチ事情!

離乳食がスタートすると、今までに見た事のないウンチが出てきて驚くママも多いようです。

神奈川県にある福澤クリニックによると、おっぱいやミルクだけを飲んでいた時期と離乳食がスタートした後のウンチを比較してみると、下記のような違いが見られると解説されています。

項目 離乳食のスタート前 離乳食のスタート後
黄色・茶色・緑色など 茶色っぽく色素が濃くなる
形状 水気の少ない柔便
ドロドロ、ベタベタした感じ
ひと固まりではないものの、軟便よりは硬め
匂い 甘酸っぱい 大人と同じような異臭

上記の情報から、離乳食がスタートすると赤ちゃん特有の水っぽいウンチから大人のウンチに近づいてくる!という事が分かりますね。

但し、生後5ヶ月で離乳食が占める割合は極わずか!離乳食が始まったからと言って急にウンチが大人っぽく急変する訳ではなく、かえって不安定になったと感じるママも多いようです。

【 生後5ヶ月によくある不安 】

  • 離乳食より母乳やミルクの方が多く、未だに緑色のウンチが出る
  • 消化が追いつかず一時的にウンチが軟らかくなる
  • 日増しに出にくくなり便秘気味になる

消化器官が発達するまでは、食べたモノがそのままの形状や色でウンチに混ざっている事も珍しくありません。

下痢:メニューを変えるべき?病院に行く目安は?

赤ちゃんの下痢は、離乳食のスタート直後に良く見られる症状の一つです。

とは言え、赤ちゃんのウンチは元々水っぽいのが普通!下痢なのか緩いだけなのか見分けが付かず、混乱するママも少なくありません。

一体、どの程度の下痢なら医師の診察を受けるべきなのでしょうか?

【 判断基準 】

様子を見る 診察を受ける
1日あたりの回数 3~4回 5~6回
食欲 旺盛 離乳食も母乳も欲しがらない
様子 ご機嫌が良い ぐずる・泣く
お尻の状態 保湿状態が良く色の変化もない 赤くただれている
体重 順調に増えている 減少・長期間の横ばい

上記の情報から、下痢のリスク度はウンチの状態だけでなく食欲やお尻の状態など総合的に判断すべき!という事が分かりますね。

特に下痢が続くとオムツかぶれを起こしやすいので、いつもより念入りに保湿ケアをしてあげましょう。

ちなみに、子育て中のママに育児情報を発信している岡山県美作市の保健福祉部によると、下痢の発症と離乳のスタート時期が明らかに重なっている場合は、しばらく待ってから再開した方が無難だと解説されています。

下痢に嘔吐が伴うようなら特に水分補給が大切になってきますが、良かれと思って与えた水分が逆に下痢を助長してしまう事もあるんです。

【 控えた方が良いモノ 】

  • ジュース:糖分が多い為、発酵しやすく逆に軟便になりやすい
  • かぼちゃのベースの離乳食:腸内で発酵したガスが腸を刺激し、下痢になりやすい

初期の離乳食として多用される「かぼちゃ」ですが、意外にも下痢になりやすい食材だったんですね。

東京都の国立市では、水分補給が必要な赤ちゃんには下記のような方法が推奨されています。

【 赤ちゃんに適した水分 】

  • 水分:麦茶/りんご果汁/赤ちゃん用イオン飲料など
  • 下痢でも食欲がある時の離乳食:おかゆ/デンプン質の多いジャガイモ

特に、ジャガイモに含まれる「デンプン質」やリンゴ・人参に含まれる「ペクチン」は、便を固まりやすくするだけでなく消化吸収が良く下痢に効果があると言われています。

便秘:離乳食を中断すべき?病院に行く目安は?

離乳食がスタートすると、1日あたり1~2回だったウンチが3~5日に1回のペースになった!など、便秘ぎみになる赤ちゃんも少なくありません。

【 便秘の原因 】

  • 慣れない離乳食に戸惑い、おっぱいやミルクの哺乳量も一時的に減少する
  • 腸の機能がアンバランスで、水分量が不足し便が硬くなる
  • 初期の離乳食は、そもそもウンチの元となるカスが少ない

上記の情報から、下記のような傾向が見えてきます。

【 便秘の傾向 】

  • 離乳食をスタートする前:ウンチを出す力が弱いから
  • 離乳食をスタートした後:ウンチの量が減ったり成分が変化するから

赤ちゃんがご機嫌で食欲も旺盛であれば、離乳食を続けながら3日間ほど様子を見てみましょう。

但し、毎日少しずつ悪化するのが便秘の難点!気が付いたら手に負えなくなっていた・・なんてケースも少なくありません。

たとえご機嫌や食欲に目立った変化が見られなかったとしても、下記のような状態なら診察を受けた方が良いでしょう。

【 診察を受けるべき状態 】

  • 1週間あたりの回数が2回以下に減る
  • 毎日1回は出るものの、明らかにウンチが硬く排便に苦痛を感じている

診察を受けたついでに、綿棒を使った肛門刺激やお腹のマッサージ方法などホームケアのレクチャーを受けておくと安心ですよ。

下痢と便秘を繰り返す時は?

最も厄介なのが、下痢と便秘を繰り返すパターン!対処方法が全く違う症状に、頭を抱えているママも少なくありません。

離乳食をスタートした時期は、お腹の調子が定まらずウンチが硬くなったり緩くなったりを繰り返しながら、消化機能が発達していきます。

ですが、ご機嫌が良く食欲も問題なければ離乳食を継続してもOK!毎日ウンチの状態が違うと心配になりますが、吸収すべき栄養素と排泄物とを仕訳する作業を身体で学習している時期なんです。

ちなみに、公益財団法人 母子衛生協会によると同じ果汁でもウンチに与える影響は違うと解説されています。

【 果汁とウンチの関係 】

  • ウンチを柔らかくする:柑橘類・プルーン・パイナップルの果汁
  • ウンチを硬くする:リンゴの果汁

生後5ヶ月からのお世話ポイント!

育児で何より大切なのが、赤ちゃんの健康管理!ここでは、生後5ヶ月頃に警戒すべき注意点についてご紹介しましょう。

注意すべき疾患:乳幼児突然死症候群(SIDS)!

産まれて間もない頃は乳幼児突然死症候群に細心の注意を払っていた親御さんも、月齢が進むにつれて恐怖心が薄れてきます。

ですが、SIDSが最も起こりやすいのは生後2~6ヶ月頃と意外と長期間!特に、寝返りはマスターしたけど「寝返り返り」はまだ出来ない生後5ヶ月こそ、警戒すべき時期なんです。

【 SIDSの基礎知識 】

  • 原因:無呼吸発作が引き金となって起こる
  • 発生時期:生後2~6ヶ月頃に最も発生しやすい/週末に発生することが多い
  • 発生頻度:4,000人に1人程度
  • 日本国内の死亡率:年間=200人前後/1才未満=乳児死亡原因の第3位
  • 傾向:大家族など、常に刺激を受けるような環境では起こりにくい

赤ちゃんの健康と生命を守る為には、気が緩みやすい生後5ヶ月以降もSIDSの予防対策を続けていきましょう。

【 予防法 】

  • 赤ちゃんと同じ部屋でタバコを吸わない
  • うつ伏せ寝を止める
  • 身動きし辛い柔らかい寝具は避ける
  • 人工ミルクより発生率の低い母乳育児に変える
  • 必要以上の厚着や暖房などで温め過ぎない
  • 就寝中でも出来るだけ早く異常を察知できるように、一人で寝かせない

発熱や感染症:ママからもらった免疫力が減少する!

赤ちゃんはママからたっぷり貰った免疫物質によって感染症などから自分の身を守っています。

ですが、ママから貰った免疫物質の効果は期限つき!その為、生後5ヶ月頃になると初めての発熱や感染症を体験する赤ちゃんも少なくありません。

【 ママから貰う免疫物質 】

免疫物質の種類 移行経路 減少する時期
経胎盤移行免疫グロブリンG(IgG) 母体 生後3~6ヶ月頃から
初乳の分泌型免疫グロブリンA(IgA) 母乳 生後3ヶ月を過ぎた頃から

上記の情報から、生後5ヶ月はママから貰う2種類の免疫物質が両方減少する時期!という事が分かりますね。

毎日のお散歩や外気浴の習慣は大切ですが、人混みへのお出掛けは控えた方が安全ですよ。

生後5ヶ月の予防接種!

今までの予防接種は同時接種が可能でしたが、生後5ヶ月のワクチンは2回に分けて受けるのが最大の特長です。

接種する順番 ワクチンの名称 分類 各当回数 タイプ
1番 四種混合 定期/不活化ワクチン 3回目 注射
2番 BCGワクチン 定期/生ワクチン 1回目 スタンプ方式
最初に四種混合ワクチンの3回目を受けるのは、百日せきの予防に有利だから!BCGワクチンは、四種混合ワクチンを接種してから1週間後に受ける事になります。

但し、赤ちゃんのワクチン接種には集団接種と個別接種の2種類があり、BCGが個別接種なら同時に受ける事も可能です。

【 集団接種と個別接種の比較 】

項目 個別接種 集団接種
日時 主治医と相談して決定 住んでいる地域の自治体が指定
場所 保護者が選定 住んでいる地域の自治体が指定
メリット ・ある程度、都合に合わせて日時を決められる
・一から健康状態を説明しなくて済む
受け忘れが少ない
デメリット 乳幼児には特にナシ 機会と場所の選択肢が少ない

そもそも、乳児の予防接種は普段の健康状態を把握している主治医の元で受ける個別接種が推奨されていますので、同時に受けられるか確認してみましょう。

生後5ヶ月の遊び方!

この時期の赤ちゃんは、自分の身体を使った遊びが大好き!せっかく興味をもっているのですから、この特長を活かして刺激してあげましょう。

【 お顔タッチ 】

  • ステップ1:赤ちゃんが声を出している時を狙って、ママの手でお口にタッチ
  • ステップ2:インディアンの要領で、「アワワワワ」と効果音を付ける
  • ステップ3:ママの真似をして、赤ちゃんも「アワワワワ」と言いだす

赤ちゃんと顔を近づけてお鼻をスリスリとすり合わせたり、おでことおでこをくっつけてみたり・・肌を触れ合せるスキンシップに効果音をプラスするだけで楽しい遊びになっちゃいますよ。

まだ上手に寝返りが打てないようなら、遊びながら寝返りを促してあげるのも効果的です。

【 こっちだよ 】

  • ステップ1:赤ちゃんを仰向けで寝かせる
  • ステップ2:届きそうで届かない位置で、オモチャをチラつかせる
  • ステップ3:赤ちゃんに追視させながら、左右どちらかにオモチャを移動させる
  • ステップ4:体勢が横向きになったら「もう少し!」「頑張って!」と応援する
  • ステップ5:寝返りが出来たらオモチャを触らせて、「届いたね!」と褒めてあげる

オモチャに触りたいという赤ちゃんの意欲を引き出してあげるのがポイント!寝返りに成功してオモチャに手が届いた赤ちゃんは、満足感でいっぱいですよ。

生後5ヶ月は初めてのチャレンジを楽しんで!

生後5ヶ月頃の赤ちゃんは、寝返りや離乳食、夜間断乳など初めてのチャレンジがいっぱい!

その反面、離乳食によるウンチトラブルや免疫の低下による発熱などママの負担が大きくなる時期でもあります。

だからこそ、完璧主義は禁物!100点満点を目指すより「失敗したらやり直せばイイ!」くらいの気持ちで、赤ちゃんと一緒に初めてのチャレンジを楽しんじゃいましょう。

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