【生後3ヶ月】情緒や社会性も大きく育つ!お世話ポイントまとめ

【生後3ヶ月】情緒や社会性も大きく育つ!お世話ポイントまとめ
  • Twitter
  • hatena
  • facebook

生後3ヶ月にもなると、一段とぽっちゃりと赤ちゃんらしい体型になり授乳や睡眠のサイクルが安定してきます。

あやせばあやすほど笑顔で答えてくれるので、感情を表現できるほど情緒や社会性も育っていると喜んでいるママも多いでしょう。

格段に育てやすくなったと思える時期ですが、そう簡単にいかないのが子育てというモノ!

事実、初めての集団健診で下記のような悩みを訴えるママも少なくありません。

【 3~4ヶ月健診で多い相談 】

  • 指しゃぶりは止めさせるべき?
  • 夕方から夜にかけて、ギャン泣きが止まらない!
  • 見るモノ全てを口に入れてしまう!
  • 体重の増え方が悪い!
  • 授乳サイクルが変化して、足りているかどうか自信が持てない!

などなど・・そこで今回は、ママを悩ませる黄昏泣きやハンドリガード、指しゃぶりなど生後3ヶ月のお世話ポイントについてまとめてみました。

身長・体重・胸囲・頭囲の目安は?

厚生労働省が公開している「平成22年 乳幼児身体発育調査」によると、生後3~4ヶ月の身体的成長について下記のような結果が報告されています。

【 男女別の測定結果 】

男の子 女の子
身長 57.5~66.1cm 56.0~64.5cm
中央値 62.0cm 60.7cm
体重 5.12~8.07kg 4.84~7.53kg
中央値 6.63kg 6.15kg
胸囲 37.8~45.7cm 36.8~44.2cm
中央値 41.8cm 40.5cm
頭囲 44.1~49.3cm 43.0~48.0cm
中央値 46.8cm 45.6cm

また、体重の増え方が今までに比べて緩やかになってくるのも生後3ヶ月からの特長と言われています。

とは言え、この時期の体重増加は個人差が大きく出生体重の影響も無視できないのが実情!しかも、母乳だけで育った赤ちゃんはミルクで育った赤ちゃんより体重の増え方が緩やかになる傾向があります。

そこで、専門家が推奨する理想的な体重の増え方について情報を集めてみました。

【 母乳育児の理想的な体重増加 】

  • 乳幼児身体発育評価マニュアル:生後3~6ヶ月までは1日あたり15~20g
  • ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル:生後3~4ヶ月までは1日あたり24gだが、16~20gでも許容範囲
  • WHO・UNICEF:生後6ヶ月までは1週間あたり100~200g

授乳期の発育で最も重要な体重ですが、全ての赤ちゃんがマニュアル通りコンスタントに増えてくれるとは限りません。

指標より軽いからと言って安易に人工ミルクを足す、または重いからと言って授乳を控えるのはNG!

身体的な発育が思わしくないと感じた時は、必ず専門家に相談してから授乳方法を工夫してみましょう。

生後3ヶ月の「動作」や「五感」!

数値で成長を確認できるのが体重や身長なら、日々の生活の中で実感できるのが「動作」や「五感」。
ここでは、生後3ヶ月の赤ちゃんがどれくらい意思表示できるようになるのか、首すわりや寝返りの習得程度などについて取り上げてみました。

身体能力:半数以上は首がすわる!

厚生労働省が10年毎に行っている一般調査によると、生後3~4ヶ月の運動機能通過率について下記のような結果が報告されています。

【 身体の特長 】

  • 首のすわり:63.0%
  • 寝返り:14.4%

上記の情報から、生後3~4ヶ月で半数以上の赤ちゃんが首すわりを習得し、早ければ寝返りを始める赤ちゃんも居る!という事が分かりますね。

首がすわるという事は、それだけ首まわりの筋肉が増えたという事!その結果、今までより格段に視野が広がり周囲からの刺激にも敏感に反応してくれるようになるんです。

ちなみに、微細運動としてはオモチャに手を伸ばしたり掴めるようになるのも生後3ヶ月の特長とされています。

把握反射でオモチャを触ったり指を引っかけたりする動作は生後2ヶ月ころでも見られますが、握力が強くなった分オモチャを握ろうとし始めますよ。

聴力の発達:音方向が読み取れるようになる!

生後3~4ヶ月の聴力には、下記のような特長が見られます。

【 聴力の特長 】

  • 音に対して興味を示すようになる
  • どこから聞こえてくるのか、音方向を読み取る能力が芽生える
  • 音のする方向に向けて、顔の向きを変えられるようになる

上記の情報から、生後3ヶ月を過ぎた赤ちゃんには音で興味を引くオモチャが役立つ!という事が分かりますね。

視力の発達:生後3ヶ月は八方美人!?

厚生労働省が公開している「お母さんと子どものコミュニケーションの為に-0~3歳までのお子さんのお母さんへのヒント集 -」によると、生後3ヶ月頃の視力には下記のような特長があると解説されています。

【 視力の特長 】

  • 相手の顔をじっと見つめ、第3者の存在に興味を示すようになる
  • 相手の顔を見分けられるようになる
赤ちゃんに見つめられると「やっぱりママは特別!」と思いがちですが、そうとは限りません!確かに相手の顔は見分けられますが、誰に対しても見つめたり微笑んだりするのが生後3ヶ月の特長でもあるんです。

事実、初対面なのにナゼか通りすがりの人をじーっと見つめる事も多く、機嫌が良ければこぼれ落ちそうな笑顔を振りまく事も・・ちょっぴり八方美人な時期なんですね。

また、生後2ヶ月頃から始まった追視が首すわりと共に一段と進歩しますので、オモチャを動かして興味を引きつけながら遊んであげましょう。

言語能力:クーイングの卒業も間近!

赤ちゃんが喉を鳴らすように「アー、ウー、クー」と声を出している様子は、なんとも愛らしく全ての人を笑顔にしてくれますよね。

ですが、生後3ヶ月頃の赤ちゃんはこのクーイングが最も頻繁に聞けると同時に、喃語(なんご)へと進化していく特殊な時期でもあります。

もちろん個人差はありますが、早ければ生後4ヶ月頃を境にクーイングを卒業する赤ちゃんも居るそうです。

【 言語能力の特長 】

  • 生後2ヶ月頃から始まったクーイングが頻繁になる
  • クーイングで感情を表すようになる
  • キャーキャーと声を上げる
  • 母音が出せるようになってくる

上記の情報から、母音が発声できるようになるにつれてクーイングから本格的な喃語へと移行していく!という事が分かりますね。

赤ちゃんならではのクーイングが聞ける貴重な時期を逃さず、いっぱい話し掛けてあげましょう。

生後3ヶ月でここまで成長する!

産まれてから3ヶ月しか経っていない赤ちゃんでも、情緒や社会性は確実に育まれています。
ここでは、メンタルの変化に加え3ヶ月から始まるハンドリガードや睡眠時間について見てみましょう。

情緒や社会性の変化:あやし笑いが始まる!

厚生労働省雇用均等・児童家庭局が公開している「子どもの心の診療医の専門研修テキスト」によると、生後3ヶ月にみられる精神機能の発達について下記のような特長が報告されています。

【 精神機能の発達 】

  • 人や物に対する反応から、赤ちゃんがどのように感じているか判断できる
  • あやすと声を出して笑うようになる

社会的笑いに分類される「あやし笑い」が始まるという事は、それだけ周囲の影響を受けている証しだと言えるでしょう。

欲求が満たされたり妨げられたりした時に起こる様々な感情を「情緒」と言いますが、生後3ヶ月の赤ちゃんから読み取れる情緒は、主に「快・興奮・不快」の3種類。

この3つの情緒は漠然とした安心感や不安感の現れであり、赤ちゃんの世界を楽しめるママほど自然に赤ちゃんの情緒が読み取れるようになるそうです。

一方、必死に泣いているのに長い間放っておかれた赤ちゃんは不安や不満が募ってしまう事も!その結果、情緒の発達が歪んで下記のような弊害が現れてくるケースも報告されています。

【 情緒の歪み 】

  • あやしても笑ってくれなくなった
  • ぼんやりした表情を浮かべるようになる

心の変化と体の反応は、たとえ生後3ヶ月でも強く結びついています。

反応や表情から赤ちゃんの気持ちを読み取りながら、赤ちゃんの世界を一緒に楽しんであげましょう。

認知能力:ハンドリガードと指しゃぶり!

目の前に自分の手を出して不思議そうに見つめる動作を「ハンドリガード」と言い、生後3ヶ月頃からの代表的な特長とされています。

はた目には何気ない動作にも見えますが、腕と手を自由に動かせるようになってきたからこその動作。

ハンドリガードをきっかけに、自分の存在を認知できるようになっていくんです。

【 身体の認知ステップ 】

  • ステップ1:目の前に両手を持ってきてじ~っと見つめる→自分の存在に気付く第一歩
  • ステップ2:見つめていた手を口に持っていく→咥えたり舐めたりして感触を確かめる
  • ステップ3:手が膝に触れる→「これは何?」と、足の存在に気付く

「見る→動かす→舐める→舐められる」という一連の流れは、脳の違う場所で行われています。

つまり、見ていた映像が動かせた時の感覚、口に含んだ時の舐められた感触などが脳へと伝わり、全てが自分の身体の一部であると実感するだけでなく、目・手・口を協調させて動かす仕組みを学んでいるんですね。

その結果、下記のような動作が頻繁に見られるようになります。

【 生後3~4ヶ月の動作 】

  • 手や指を使った「指しゃぶり」
  • 目の前のオモチャに自ら手を伸ばして掴む
  • 手に掴んだモノを口に持っていき、咥えたり舐めたりする
  • 反射で飲んでいたおっぱいを、自分の意思で舐めたりしゃぶったりするようになる

指しゃぶりによって歯並びが悪くなる、よだれかぶれが酷くなる・・などの思い込みから「止めさせた方が良いのでは?」と悩んでいるママも多いでしょう。

ですが、赤ちゃんの「指しゃぶり」は発育プロセスの一部!ムリに止めさせる必要はありません。

事実、東京都にある原口小児科クリニックによると、指しゃぶりは離乳へ向けての準備段階であり、大切な課程であると解説されています。

睡眠サイクル:「こま切れ型」と「安定型」の中間点!

睡眠と覚醒のサイクルを頻繁に繰り返していた赤ちゃんも、生後3ヶ月を過ぎた頃から徐々にペースが落ち着いてきます。

睡眠と覚醒のサイクルが明らかに減少してくるので、夜間授乳に疲れ果てていたママもちょっぴり楽になるかもしれませんね。

【 睡眠の特長 】

  • 1日あたりの睡眠時間:生後3~5ヶ月頃は14~15時間ほど
  • 特長:授乳間隔が5時間近くまで延びて、一晩通して眠れる日もある

上記の情報から、生後3ヶ月の睡眠サイクルは「こま切れ型」と「安定型」の中間点!という事が分かりますね。

事実、岡山県にある妹尾小児科によると、生後3~4ヶ月頃からはお昼寝に比べて夜の睡眠時間の方が長くなってくると解説されています。

とは言え、睡眠と覚醒のリズムが安定期に入るのは生後4~5ヶ月頃!その為、「お昼寝が大好きで夜中に限って寝てくれない!」と訴えるママも珍しくありません。

あまりにも昼夜逆転が激しいと「育て方に問題があるのでは?」と不安になるママも多いようですが、心配には及びません!

北海道にある秋山こどもクリニックによると、このような昼夜逆転現象は睡眠サイクルが確立されていく過程でよく見られる一時的な生理現象で、特別な対処をしなくても自然に改善していくと解説されています。

1日も早く睡眠リズムを整えたいという場合は、親の睡眠サイクルも重要!いつまでも夜更かしをせず、赤ちゃんと一緒に生活リズムを整えていきましょう。

生後3ヶ月からのお世話ポイント!

赤ちゃんが健やかに発育していく様子は喜ばしい反面、悩み事が増えるのも事実。
ここからは、健診や小児科医に寄せられる育児相談・疑問点を元に生後3ヶ月からのお世話ポイントについて見てみましょう。

もしかして一人遊びが始まった?

生後3ヶ月の赤ちゃんは情緒や社会性が育まれる分、その可愛らしい反応見たさに周囲の大人から盛んに構って貰えるようになります。

その反面、まるで一人遊びをしているかのように与えたオモチャを振り回す事も!これはハンドリガードの延長線上に起こる動作ですから、赤ちゃんがママの方を向いて何かを訴えてくるまで邪魔しないであげましょう。

公益財団法人 母子衛生研究会によると、生後3ヶ月頃の赤ちゃんは自分の前方に対して180°追視できるようになっていると解説されています。

こんな時こそベビーラックの出番!身体を少し起こしてあげるだけで一生懸命ママの姿を目で追うようになり、声を出して相手を呼びながら意思を伝えようとするんです。

生後3ヶ月は、一人の世界に没頭する時間とママに欲求を満たしてもらう時間の繰り返しなんですね。

水分補給に果汁は必要?

生後3ヶ月頃になると、助産師さんなどから夏の水分補給として果汁を勧められるママも多いようです。

ですが、米国小児科学会では1997年に「生後6ヶ月までの母乳栄養の赤ちゃんに水・果汁・その他の食品は不要である」と勧告されています。

逆に、果汁の甘味が味覚への弊害となる可能性も指摘されていますので、小児科医に指導されない限り与える必要はないでしょう。

ママを悩ます「黄昏泣き」!

一般的には「黄昏泣き」「夕暮れ泣き」という名称で知られていますが、医学用語では「泣き声発作」や「コリック(疝痛発作)」に相当し、夜泣きの一種に分類されています。

【 黄昏泣きの特長 】

  • 状態:これと言って原因がないのに、衝撃的に大きな声で泣き続ける
  • 発生頻度:5人に1人の赤ちゃん
  • 時間帯:午後6時ころ~真夜中にかけて起こりやすいが、一日中泣く子も居る
  • 持続時間:生後6週間=1日に3時間ほど/生後3~4ヶ月=1日に1~2時間ほど
  • 終息時期:通常3〜4ヶ月で治まるが、生後6ヶ月くらいまで続く赤ちゃんも居る

家事や夕食の準備で忙しく、最も疲れが溜まっている時間帯にギャン泣きされると、身も心も疲れ果ててしまいますよね。

ですが、大部分の赤ちゃんは生後3~4ヶ月で治まるのが一般的!泣き続ける時間も少しずつ短くなってきますので、ここが踏ん張り時ですよ。

いつも通りオムツ・ミルク・暑さ・寒さ・照明・騒音などの不快要素を取り除き、それでも泣き止まない時には下記の対処法を試してみましょう。

【 黄昏泣きの対処法 】

  • 抱っこしたまま背中を撫でたり、優しくトントン叩いたりして宥める
  • 膝の上で赤ちゃんを腹這いにさせて、背中を撫でる
  • 毛布で包んで、おくるみの安心感を再現する
  • 子守り歌を歌ったり、一緒にオルゴールを聞いたりして気持ちを静める
  • 抱っこやおんぶをしたまま外に連れ出して、気分を変えてみる
  • ベビーカーでの散歩や、車に乗せてドライブに連れ出す
ポイントは、「安心感」と「気を紛らわせる」の2つ!一心不乱にギャン泣きしている赤ちゃんですが、別の事に意識が向いて気が紛れるとコロッとご機嫌が直る気まぐれな一面を合わせ持っているんです。

ちなみに、欧米では便秘やガスが原因と考える医療関係者も多いようですが、今のところ明確な要因は分かっていません。

まずは、病的な要因の有無を確かめるのが先決!黄昏泣きに気付いたら、一度は小児科の診察を受けてみましょう。

小児科の診察を受ける時には、1日あたりの授乳量や授乳間隔などを説明できるように母子手帳を持参して下さいね。

1日1回のお散歩で体内時計を整える!

生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、少しずつ昼と夜の違いに気付けるようになり授乳間隔や睡眠サイクルが安定してきます。

とは言え、体内時計はまだまだ未熟!1日1回20~30分ほどの散歩をしながらお日様を浴びさせてあげましょう。

赤ちゃんにとってのお散歩は、体内時計を整えてくれるのはもちろん光や音が五感を刺激してくれる特別な時間!

たとえ身体を動かしていなくても、程よい疲れで夜もぐっすり眠ってくれるようになりますよ。

生後3ヶ月のウンチ事情!

神奈川県にある福澤クリニックによると、生後3ヶ月頃からウンチに違いが見られるようになり下記のような特長があると解説されています。

ここでは、生後4週間までのウンチと生後3ヶ月~離乳食が始まる前の生後6ヶ月までのウンチについて比較してみました。

【 比較表 】

生後3~4週間 生後3~6ヶ月
1日あたりの回数 母乳:1回~哺乳する度
人工ミルク:1~4 回くらい
一般的には2~3回
4~5日に1回の子もいる
形状 水っぽくてゆるい
ぬるぬるした粘液状
水気の少ない柔便
ドロドロ、ベタベタした感じ
山吹色・黄色・淡い茶色・明るい緑色など 黄色・茶色・緑色など
匂い 甘酸っぱい 甘酸っぱい
注意点 ミルクより母乳の方が軟便 回数が少ないと色が濃くなる

この違いは、生後3ヶ月頃から腸内で吸収される水分量が増えるから!その結果、形状が硬くなり1日あたりの回数も減ってくるんですね。

ちなみに、離乳食が始まると見た目も匂いも大人のウンチに近づいてくるんですよ。

生後3ヶ月の授乳サイクルは?

生後3ヶ月ころになると「おっぱいの飲み方が変わってきたかも?」と不思議に感じる場面が増えてきます。

その理由は、満腹中枢が発達してきたから!赤ちゃんが飲みたい時に飲みたいだけ与えていた自律授乳は疲れによって終了しますが、生後3ヶ月からは満腹感によって飲み終わるスタイルに変化していくんです。

但し、完璧に満腹中枢が機能しているわけではなく「遊び飲み」も増えてきますので、飲んでいる量が少ないと感じるママも少なくありません。

完全母乳の目安

まずは、母乳だけで育てる場合の平均的な授乳サイクルについて見てみましょう。

【 授乳サイクル 】

  • 1日あたりの回数と授乳間隔:3~4時間おきに6~8回が平均
  • 夜間授乳:最長でも5時間以上、空けないようにする
  • 1回あたりの授乳時間:足りている=30分以内/足りていない=30~40分もかかる
  • 1日に必要な母乳量:1kgあたり100ml~200ml/平均150ml
  • 1回あたりの母乳量:1kgあたり約20ml
但し、一度にしっかり飲めているようなら1日あたりの回数を減らしたり、夜の授乳間隔を長めにしてもOK!アゴまわりの筋肉が増えた分、一度に沢山のおっぱいが飲めるようになるんです。

では次に、生後3~4ヶ月の男女別に下記の条件で算出した母乳量について見てみましょう。

【 算出条件 】

  • 平均体重:成長曲線に使われている50パーセンタイル値
  • 1日あたりの母乳量:平均体重×150ml
  • 1回あたりの母乳量:1日の必要量÷7回
  • 単位:10ml以下で四捨五入
性別 平均体重 1日あたりの母乳量 1回あたりの母乳量
男の子 6.63kg 990ml 140ml
女の子 6.15kg 920ml 130ml

3~4ヶ月健診で太り気味と指摘されたとしても、特別な指導がない限りむやみに哺乳量を制限する必要はありません!

首すわりや寝返りなどをマスターする過程で運動量が増え、自然に体重の増え方が緩やかになっていくんです。

逆に体重の増加が思わしくない赤ちゃんは、授乳間隔が短い一定型にして1日あたりの回数を増やしてあげましょう。

完全ミルクの目安

ミルク缶の裏に記載されているルールで与えるのが基本となりますが、ここでは一般的な目安をご紹介しましょう。

【 ミルクの授乳サイクル 】

  • 1日あたりの授乳回数:5~6回くらい
  • 授乳間隔:4~5時間弱くらい
  • 1日あたりのミルク量:1回あたり平均180ml×6回=1,080ml
  • 1回あたりのミルク量:160~200ml

上記の情報から、消化速度が遅いミルクは母乳に比べて少ない回数で済む!という事が分かりますね。

但し、カロリーの高い人工ミルクは与えすぎにも要注意! 1日に与えるトータル量が800~1,200mlを超えないくらいように加減して下さいね。

生後3ヶ月のイベント:お食い初め!

お食い初めの儀式とは、「一生食べ物に困りませんように!」という親の願いが込められたセレモニー。

ほとんどの地域で生後100日目に行われる事から「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれていますが、生後100~120日の期間に行う地域もあるようです。

一汁三菜の本膳が用意されますが、この時期の赤ちゃんは離乳食のスタート前!あくまで食べさせる真似をするだけですが、縁起を担いだおめでたいメニューで行われます。

【 食材の意味 】

  • 赤飯:お祝いの席の定番!
  • 季節の汁物:季節ごとに食べ物に恵まれますように!
  • 尾頭付きの魚:柔らかな赤ちゃんの頭が早くしっかりしますように!
お食い初めならではの特長は、「歯固め」としてお膳に小石を添える事!必須ではありませんが、歯が石の様に丈夫になりますように・・という願いが込められているんです。

赤ちゃんの口元に運ぶ順番は「ご飯→汁物→ご飯→魚→ご飯→汁物」が一般的ですが、お祝いする神社によっても違いがあり、最近では自宅やホテルなどで済ませる人も少なくありません。

生後3ヶ月の健診と予防接種!

この時期は、初めての義務健診である「3~4ヶ月健診」と「四種混合ワクチン」などを受けなければなりません。
かかりつけの小児科医に相談したうえで、予めスケジュールを立てておきましょう。

3~4ヶ月健診:初めての集団健診!

乳幼児健診は義務健診と任意健診に分けられており、この時期に受ける3~4ヶ月健診は義務健診にあたります。

生後3~4ヶ月の赤ちゃんは、体重や身長などの身体発育が顕著で発育がチェックしやすい時期というだけでなく、治療の必要がある疾患を早期に発見・治療するのに適している時期とも言われています。

その反面、授乳方法によっては今後の栄養状態に支障が出る事も!適切な授乳・生活指導を受ける為にも忘れずに受診しましょう。

【 健診項目 】

  • 身体測定:身長/体重/頭囲/胸囲
  • 月齢に相当する発達のチェック:首すわり/オモチャを握れる・振れる
  • 精神運動発達:反応性笑い/人の顔や声に対する反応
  • 診察:生活に支障をきたすような疾患/先天性股関節脱臼/斜頸/先天牲心疾患など
  • 聴力:音が鳴る方向へ顔の向きを変えられるか
  • 視力:追視/眼球運動の異常/斜視
  • 指導:授乳/離乳食の準備/お散歩や外気浴/虫歯予防の準備/子育て全般の悩み
地域によって健診項目に多少の違いが見られますが、最大のポイントは「予防接種」の有無!3~4ヶ月健診の最中に「BCG」を接種して貰えるかどうか、お知らせの書類で確認しておきましょう。

結核を予防するBCGは、本来であれば生後5~6ヶ月に受けるのが望ましいとされています。

その為、自治体によっては別の日に改めて実施しているケースも多いようですが、可能であれば一度に済ませたいですよね。

ちなみに、健診日が選べるようなら出来るだけ後半に受けた方が有利!

生後3ヶ月を過ぎたばかりの時期に受けてしまうと、首すわりが未熟だったばかりに「再健診」を言い渡されてしまう赤ちゃんも珍しくありません。

では次に、3~4ヶ月健診の特長について見てみましょう。

【 特長 】

  • 分類:集団健診
  • 時期:自治体によって異なるが、実施時期が近づいたら受診票やお知らせが届く
  • 場所:各地域の保健センターや子育て支援施設が多いが、受けられる小児科もある
  • 費用:原則的に自己負担なしだが、時期がずれて個人で受ける場合は自己負担あり
  • 服装:授乳や脱ぎ着に便利な前開きがオススメ

病院で受けた1ヶ月健診との最大の違いは、流れ作業で受ける集団健診!

小児科医→助産師→保健師→栄養士・・という具合に、各分野の専門家が待機しているブースに並ばなければなりません。

待ち時間もかなり長く、オムツ・ミルク・抱っこヒモは必ず持参した方が良いでしょう。

予防接種:ワクチンデビューの4週間後に!

生後3ヶ月に受ける予防接種は、生後2ヶ月で受けた4種類の2回目に四種混合を加えた5つのワクチンを同時接種で受けるのが一般的です。

【 予防接種の種類 】

ワクチンの名称 分類 各当回数 タイプ
B型肝炎 定期/不活化ワクチン 2回目 注射
Hib(インフルエンザ菌b型) 定期/不活化ワクチン 2回目 注射
小児用肺炎球菌 定期/不活化ワクチン 2回目 注射
ロタウイルス1価・5価 任意/生ワクチン 2回目 経口
四種混合 定期/不活化ワクチン 1回目 注射

但し、生後2ヶ月で任意のロタウイルスワクチンを接種した赤ちゃんは4週間後に受けるのが鉄則!

不活化ワクチンだけなら1週間後でもOKですが、生ワクチンは最短でも4週間は空けないと別のワクチンが接種できないルールになっています。

ワクチン接種を受ける際には、生後4ヶ月で受ける種類やスケジュールについても確認しておきましょう。

ママの健康状態もチェック!

生後3ヶ月の赤ちゃんは、昼と夜の違いが分かるようになってくる分、授乳サイクルも安定してきます。

出産したその日から夢中で子育てをしてきたママにとっては、夜間授乳が減るだけでもホッと一息つける時期ですが、良い事ばかりとは限りません!

ママが数時間まとめて眠れるようになったという事は、それだけ授乳間隔が空いているという事!事実、最も乳腺炎に罹りやすいと言われているのも産後3ヶ月を過ぎた頃の特長なんです。

乳腺が詰まってしまうと、授乳の度に痛むのはもちろん母乳の出が悪くなり赤ちゃんの栄養状態に影響してしまう事も珍しくありません。

授乳間隔が空く時は搾乳やおっぱいマッサージ、抱っこの仕方や乳房の含ませ方などを工夫してみましょう。

生後3ヶ月の遊び方!

生後3ヶ月の赤ちゃんは、何かを不思議そうに見つめたり音がする方向へ目を向けたりと、外からの刺激にとっても敏感です。

しかも、触って感触を確かめたり舐めてみたり・・見えているモノに「触ってみたい!」という興味が芽生え始める時期ですから、この特長を活かせるオモチャを選んであげましょう。

【 にぎにぎ綱引き 】

  • ステップ1:柔らかいガーゼやハンカチなどを、視界の範囲でチラつかせる
  • ステップ2:赤ちゃんが自分から手を伸ばして掴む
  • ステップ3:しっかり掴んだら、軽く綱引きする
ポイントは、効果音つきで色々な角度からアプローチする事!首すわりが安定してくるこの時期は、前方向の視界が180°とかなり広範囲にまで広がっています。

揺らすと鈴の音がするラトルなど、聴覚を刺激するアイテムを使うとより興味を引きつけられますよ。

他にも、豊かな表情や感情を引き出す「百面相」や縦抱きで顔の位置まで上げる「たかいたかい」などもオススメです。

オススメのオモチャは?

見るモノ全てに触って舐めて存在を確認する生後3ヶ月の赤ちゃん!オモチャを選ぶ時は、咥えたり舐めたりしても良い素材で誤飲に配慮した程よいサイズを選んであげましょう。

【 おもちゃの種類 】

  • 音が鳴る・動きがあるオモチャ:ガラガラ/メリー/モビール/プレイジム
  • 触って楽しめるオモチャ:布絵本/ラトル/ぬいぐるみ/布やフェルトのボール

特にオススメなのは音が出るオモチャ!目・手・耳を発達させるだけでなく、「見る・触る・聞く」の3つを連動させる意外と高度な遊びなんですよ。

身体も心も発育する生後3ヶ月!

たった3ヶ月で出生時より2倍も体重が増える赤ちゃんですが、見えない所で情緒や社会性も育まれています。

自分の意思で手を伸ばしてオモチャを掴む、ママやパパに構って貰えると嬉しくて声を出しながら笑う・・今まで以上に子育てに手応えを感じられるようになった!というママも多いようです。

その反面、一度泣き出したら何をしても治まらない「黄昏泣き」に手こずったり清潔なモノも汚いモノもお構いなしに咥えたりと、手が掛かる時期とも言われています。

3ヶ月間、1日も休まず続いた子育てに疲れを感じる時期ではありますが、思い切って赤ちゃんの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?

安心感や不安感からくる赤ちゃんの「快・興奮・不快」という情緒を読み取れるようになれば、自然とイライラやモヤモヤした気持ちが吹っ切れるかもしれませんよ。

SNSでシェア
  • Twitter
  • hatena
  • facebook

こちらの記事もオススメです

ページ先頭に戻る