その体調不良は低気圧が原因かも!低気圧で体調を崩してしまう理由

低気圧の体調不良12132

天気が悪いと身体がだるい、古傷が痛む、気分も落ち込みがち…という人は多いのではないでしょうか。

天気が悪いということは、天気予報でよく聞く低気圧の状態ということです。

しかし、なぜ低気圧だと体調がよくないのか、考えたことはありますか?

「天気が悪い日は体調がよくないものだ」と割り切ってしまってはもったいないです。その原因と対策を考えることによって、低気圧の日でも快適に過ごせるようになるかもしれません。

自分の身体と向き合ってみることで、毎日を快適に過ごしましょう!

天気と気圧の関係

天気には気圧が大きく関係しています。

「明日は高気圧に覆われ、よく晴れるでしょう」などという言葉を天気予報で聞いたことはないでしょうか。

一般的に、高気圧の時は天気が良く、低気圧の時は天気が悪くなります。

では、なぜ低気圧だと天気が悪くなるのでしょうか。

低気圧とは?

「低気圧」と聞いて、低気圧の定義とは何hPa以下だろう、と疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

実は気圧は何hPa以上だと高気圧で何hPa以下だと低気圧、というような定義はありません。

同じ1,000hPaでも、周囲の気圧と比べて高ければ高気圧となり低ければ低気圧となります。

低気圧は内側へ向かって空気が集まってきます。そのため集まった空気が逃げ場を失って上空へ上がっていき、上昇気流が発生します。上昇気流の発生により空気が冷やされ気温が下がり、水蒸気が水滴となって雨雲になり雨が降る、という仕組みになっています。

このようにして「低気圧の時は天気が悪い」となるのです。

熱帯低気圧と温帯低気圧

低気圧には暖かい空気のみでできている熱帯低気圧と、暖かい空気と冷たい空気が接して前線を伴っている温帯低気圧があります。

熱帯低気圧よりも体調を崩しやすいのが温帯低気圧です。温帯低気圧は寒気と暖気がぶつかり合い前線を伴っているため、気圧の変化の他に急激な気温の変化も伴います。

日本の上空にやってくる低気圧の多くはこの温帯低気圧です。特に春や秋に西から東に移動してきます。

温帯低気圧が訪れると気圧の変化だけではなく、気温の変化にも注意が必要になってきます。

低気圧が与える影響

それでは、低気圧が通過する時身体はどのような影響を受けるのでしょうか。

低気圧の時に体調が悪い、という人も多いですが、1番体調を崩しやすいのは、気圧が低くなるタイミングです。

私たちの身体は同じ気圧の変化でも、気圧が上がる場合よりも気圧が下がる場合の方が体調を崩しやすい傾向にあります。

気圧が急激に低下するタイミングが、1番注意が必要なのです。

低気圧が与える自律神経への影響

私たちの身体は自分の意思とは関係なく、常に身体のバランスを保とうと自律神経が働いています。

自律神経は身体の血管を収縮させて緊張状態にする交感神経と、身体の血管を拡張させて休息状態にする副交感神経があります。

気圧が低下すると、耳にある三半規管が気圧の低下を感じ取ります。その他にも、「光が少ない」「酸素が薄い」などの気象条件を身体が感知し、「活動に適さない環境」と判断します。

そのため、自律神経のうち身体を休める副交感神経が優位となり「だるい」「やる気が起きない」といった症状が出てくるようになります。

しかし、普段から生活が不規則で自律神経が乱れがちな人の場合、急激な気圧の変化に自律神経が混乱し、その他にも様々な体調不良を引き起こしてしまいます。

低気圧の時の物理的変化

気圧とは空気の圧力のことで、人間の身体は常にこの空気の圧力を受けています。

圧力は常に均等にあろうとするため、気圧が下がると身体の中の水分が圧力の低い外側へ向かっていこうとします。細胞内の水分も外側へ向かうので、これがむくみの原因となります。

また、同じ原理で血管も拡張するため、血圧の低下や頭痛の原因ともなります。

低気圧によって起きる体調不良

気圧の変化に身体は敏感に反応します。しかしその反応がどのように身体に現れるかは人によって様々です。

具体的にはどのような症状が多くみられるのでしょうか。

倦怠感・だるさ・眠気

気圧が下がり副交感神経が優位になると、身体が休息モードになってしまいます。

副交感神経が優位になると血圧や心拍も低下するため、眠気や「身体が重い」などの症状が出てきます。

血圧が下がるため、日頃低血圧の症状がある人はその症状が強く出てしまうかもしれません。

肩こり・腰痛

気圧の変化により自律神経のうちの交感神経が優位になると、血管が収縮するため血流が悪くなり肩こりや腰痛を起こしやすくなります。

また交感神経が優位だと痛みを感じやすくなるため、いつもよりも痛みが増す傾向にあります。

めまい

耳の中の三半規管が影響を受け、目の前がぐるぐると回るような回転性のめまいを起こすことがあります。

鼻から吐いて口から吸う深呼吸をすることで耳の中の空気を抜き、内耳の圧力を下げると症状が軽減します。

耳鳴り

回転性のめまいと同じく、耳の中の三半規管のうち、音を聞く蝸牛という部分に影響が出た場合、耳鳴りが起こります。

内リンパ液のむくみも原因のひとつとなるため、リンパの流れをよくすることも大切です。

動悸

交感神経が優位になると興奮状態になるため、脈拍も血圧も上がり、胸がどきどきするという動悸の症状が見られます。

10秒かけて鼻から吸い10秒かけて口から吐く深呼吸をしてリラックスすると症状が軽くなります。

むくみ

気圧が低くなると細胞内の水分が外へと向かうため、身体はむくみやすくなります。普段からむくみが気になる人は、気圧が低い時は特に注意が必要です。

ふくらはぎのマッサージや着圧ソックスなど、むくみ対策を十分に行うようにしましょう。

まずは自分の症状とタイミングを知ろう

低気圧が原因となる身体の不調は人によって様々です。

漠然と「低気圧だと体調が悪い」というだけではなかなか改善策は見つかりません。

まずは、自分がどのタイミングでどのような症状が出るのか、日記をつけてみるようにしましょう。

天気の他に、気圧、気温、湿度などの気象条件と、食生活や睡眠時間などの生活環境、身体のどの部分にどのような症状が出たのかを最低でも1ヶ月書き出すことで、症状の現れる傾向がわかってくるはずです。

症状が出る前に対策を取ろう

自分の症状が出てくるタイミングがわかったら、症状が出る前に対策を取るようにしましょう。

肩こりや腰痛の場合はこまめにストレッチやツボ押しをするのが効果的ですし、めまいや耳鳴りが起こる場合は市販の酔い止め薬も効果があります。

身体がだるかったり倦怠感が出てくる場合は事前にしっかりと睡眠を取っておくと症状が軽くなる傾向があります。

頭痛や肩こりなど、日頃からある症状が悪化するケースの場合、万全の備えをしていることで「いつ症状が出ても大丈夫」と気持ちが軽くなります。

自律神経を整えよう

気圧の変化による体調不良の多くは自律神経の混乱にあります。

日頃から自律神経を整えておくと、気圧の変化にも自律神経が対応できるようになります。

自律神経を整える方法には

  • 3食バランスの良い食事を取る
  • 睡眠時間を確保する
  • 日中に運動をする
  • 夜遅くまでスマホやパソコンを見ない
  • ストレスをためない

などがあります。

そんなことで?と思われるかもしれませんが、バランスの良い食事を取って日中身体を動かすことで日中は交感神経が優位になり、夜はリラックスしてしっかりと睡眠を取ることで副交感神経が優位になります。

夜遅くまでスマホやパソコンを見ていたりストレスでよく眠れないといった状態が続くと、夜になっても交感神経が優位なままが続き自律神経が乱れてしまいます。

いつも規則正しい生活は難しい、という場合は、症状が出る前だけでもしっかりと睡眠を取るなどの対策を取ってみてください。

天気予報のここに注意

普段天気予報を見る際には「明日は晴れるのか」「最低気温と最高気温は」「降水確率は」といったことに注意して見ている人がほとんどだと思います。

低気圧の時に体調を崩しやすい人は、まず「温帯低気圧」と「前線」に注意してみてください。

温帯低気圧は、前述したように暖かい空気と冷たい空気が接して前線を伴っている低気圧のことを指します。

前線とは、地上で暖かい空気のかたまりと冷たい空気のかたまりがぶつかり合っている部分のことを指します。いくつか種類はありますが、特に寒冷前線と温暖前線に注意が必要です。

温帯低気圧が通過すると気圧が、前線が通過すると気温や湿度が大きく変化します。

天気予報図で温帯低気圧や前線の動きを確認することで、天気の変化を事前に予想することができるようになります。

しかし、天気予報ではなかなか気圧の変化まではわからない、もっと手軽に気圧の変化を知りたいという人は、スマホアプリの「頭痛―る」がおすすめです。

「頭痛―る」は天気や気温の他に気圧の変化がグラフになっていて、1週間後の予報まで見ることができます。気圧が低下するタイミングを教えてくれるので事前の対策も取りやすくなります。

また体調不良などをメモに書き込むこともできるので、日記代わりにもなります。

低気圧でも快適に

低気圧だと体調が悪くなると言っても、常に高気圧の場所に居続けることはできません。

低気圧でも快適に過ごすためには、自分がどのタイミングで体調が悪くなるかを知り、早め早めに対策を取ることが大切です。

それと並行して自律神経を整え、気圧の変化にも対応できる身体作りを行っていくことで、低気圧でも体調不良を起こさないようになっていきます。

低気圧に負けず快適に過ごせますように!

この記事をシェア

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る