女性の立ちくらみの原因と急に出掛け先でなってしまった時の対処法

急に立ち上がって「くらっ」とした経験はありませんか?

特に女性の方はこのような立ちくらみを感じたことがある方は多いはずです。

珍しいことではないので、ついつい軽視しがちです。しかし、もしかすると怖い病気が潜んでいるかもしれません。

症状がひどくなると、「くらっ」とするだけではなく、気を失うと転倒し怪我に繋がる可能性もあります。

あなたのその立ちくらみ、本当にほ放っておいて大丈夫ですか?女性に多い立ちくらみの症状とその原因について紹介します。

女性は立ちくらみが起きやすい?その理由とは

立ちくらみは鉄分不足による貧血のイメージが強いです。実は貧血以外にも、立ちくらみを引き起こす原因があります。

適切な処置をするために、まず自分がどの原因によって立ちくらみが起きているのかを確認することが大切です。

男性よりも女性の方が立ちくらみを感じることは多いです。それはなぜでしょうか。そこには女性の社会進出や女性ホルモンと密接な関係があります。

女性が活躍する場が広まり、ストレスを抱えることが多くなった

現代の女性は社会に出て、働いている方が多いです。

働くだけではなく、子育てや家事なども背負う女性も増え、女性の負担が大きくなっていることも考えられます。

その中で、睡眠不足や疲れ、ストレスが増え、病気ではないけど毎日調子が悪いという方が増えているのです。

立ちくらみは、そのような現代の女性に増えている不調の一つです。

  • 慢性的な睡眠不足
  • 人間関係などのストレス
  • 食生活の乱れ
  • 運動不足

このような要素が多い方は、立ちくらみを引き起こしやすい生活環境だと言えます。

思い当たることがある方は、いま一度毎日の生活を見直してみることもいいかもしれません。

ホルモンバランスの変化

女性は状況や年齢によってホルモンバランスの変化が男性に比べて大きいです。様々な原因によるホルモンバランスが崩れることで、立ちくらみの要因になります。

思春期による自立心名のバランスが悪い

成長期は自律神経のバランスが崩れやすく、血圧の調整がうまくいかないことがあります。

思春期が始まる時期は、身体の成長に対して自律神経の発達が追いつかないからです。

また、この時期は女児に生理が始まることが多いのでホルモンバランスも崩れやすく、男児より女児の方が比率が高いのです。

PMS症状

生理前になると、イライラしたり食欲が増進したりすることがあります。

こうした生理前の身体的・精神的不調をPMS(月経前症候群)といいます。主に生理前3~10日くらいに起きます。

症状としては、立ちくらみ、めまい、頭痛や吐き気など200種類以上の症状が挙げられます。

PMSが起きる原因は女性ホルモンの乱れです。

生理前、女性ホルモンの中の「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の分泌のバランスが急激に変化する影響だと言われています。

妊娠による立ちくらみ

妊娠すると、胎児を維持するためにホルモンが分泌されます。

このホルモンが血圧の調整を鈍らせるので、ホルモンバランスが崩れ、血圧が下がってしまうのです。

他にもこのホルモンが自律神経も乱すため、三半規管に異常をきたすこともあるので、立ちくらみが起きやすい状態になります。

また、妊娠中は胎児の成長に必要な血液を送るために、妊婦さん自身の血液量が増加します。

その中でヘモグロビンの生産が間に合わず、鉄欠乏性貧血になる方も多く見られます。

更年期障害

更年期障害とは40代半ばから50代にかけて起きる障害のことです。更年期を迎えると、閉経が近付くと女性ホルモンの分泌が急激に減少します。

その影響で自律神経の働きも乱れ、脳の血流が悪くなるので更年期障害が起こると言われています。

不整脈などの自律神経系や心血管系の異常が立ちくらみを引き起こします。

2010年厚生労働省の調査では、3人に1人に立ちくらみやめまいの症状を訴えるという結果が出ています。

鉄分不足による貧血

血液中のヘモグロビンを作る鉄が不足すると、身体のすみずみまで酸素がいきわたりません。ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割をします。

その結果、立ちくらみが起きます。これを鉄欠乏性貧血といいます。

生理によって血が不足し、立ちくらみになる場合

生理中にくらくらと立ちくらみやふらつきを感じた経験をしたことはありませんか?

生理前から全身の血液が子宮に集まるために、本来脳へいくはずの血液の供給量が減ってしまい、十分な酸素が供給できずに立ちくらみなどの症状が出てしまうのです。

鉄欠乏性貧血と似ていますが、生理中に起きる貧血のことを虚血性貧血といいます。

生理で失われる鉄分は1日あたりに必要な鉄分の10分の1と言われています。

それだけでは貧血にはなりにくく、日頃からの食事の偏りやダイエットの影響がありますので、食生活に気をつけましょう。

低血圧によるめまいの症状

血圧の上が100、下が60より低い場合を低血圧といいます。

血圧が低くても、自覚症状がないため日常生活に支障をきたさない体質的な低血圧の方もいます。

しかし、中には朝起きたときに立ちくらみや倦怠感、めまいの症状を訴える方もいます。

特に立ちくらみを強く感じる場合を起立性低血圧といいます。

起立性低血圧(脳貧血)

鉄欠乏性貧血と間違えやすいですが、全く別物です。

鉄欠乏性貧血は体内のヘモグロビン不足により、症状があらわれるのに対し、起立性低血圧は血液内のヘモグロビンの量とは全く関係ありません。

座っている状態、または寝ている状態から急に立ち上がった時に、血圧が下がり、循環していた血液が脳に行き渡らず、脳の血液酸素量が減少し、立ちくらみが起きます。

脳が酸素不足を引き起こしている状態です。

主な症状は、頭がふらふらする、めまい、錯乱する、気が遠くなるなどです。

まれに失神や痙攣などの意識障害を引きおこすこともあります。これらの症状は大体が一過性のもので、少し休めば症状が治まるのが特徴です。

また原因も鉄分不足は関係なく、自律神経の乱れが原因のことが多いです。

自律神経とは、血液の流れ、血圧や心拍数、体温調節、胃腸の働きに関係しており、私たちの身体を守る大切な役割をしています。

心の悩みやストレスなどで自律神経が乱れると、血圧の調整が十分に行えません。

すると血管の収縮がうまくいかず、脳へ送りだされる血液量が減少し、起立性低血圧を引き起こします。

他にも高血圧の薬を服用されている方も、この症状は起きやすいです。このように薬の副作用や脱水症状の一つでもあります。

耳のトラブルで立ちくらみが起こる場合もあります

意外と思うかもしれませんが、実は耳のトラブルが原因で立ちくらみが起きることがあります。誰しも一度は聞いたことがあるものを挙げると内耳炎です。

内耳は耳の鼓膜の奥にあり、聴覚や平衡感覚を司る器官です。

内耳が炎症を起こすと平衡感覚に障害が起き、立ちくらみやめまいなどの症状を引き起こします。

また、最近は芸能人もかかったと告白し、話題になったメニエール病です。

ニエール病とは内耳を満たしている内リンパ液が過剰になり、内リンパ水種が発症することです。

発症するとバランスをコントロールする耳石と三半規管を圧迫するため、立ちくらみや回転性のめまいが起きます。

しかし、なぜリンパ液の分泌が過剰になるのか、その原因に関しては未だに分かっていません。

立ちくらみが起きたときの対処法

ひどい立ちくらみが起きると、転倒して思わぬ事故につながることがあります。

数分すれば落ち着くものが多いですが、怪我をしないためにも立ちくらみが起きたときの対処法をお伝えします。

覚えておいて欲しいのが、何の前触れなく立ちくらみが起きた場合に、なんでも良いので周りのものを掴んで倒れないようにしてください。

1.低めの姿勢をとる
周りに誰かいるときは、支えてもらいましょう。もし周りに人がおらず、掴むものがない場合は、ゆっくりとしゃがみ、低い態勢をとりましょう。なるべく頭と足の高さを同じにすることで症状が改善されます。
2.ベルトやボタンを緩める
血行の流れをよくするために、身体を引き締めるようなベルトやボタンを緩めましょう。なるべく身体のストレスになりそうな要因を取り除き、少しでもリラックスすることが大事です。
3.治まっても急には動かないようにする
数分たつと症状が軽くなることが多いですが、治ったからといって激しく動くと再び立ちくらみが起きかねません。しばらく安静にし、もし動けそうであれば、ゆっくり時間をかけて立ち上がりましょう。無理は禁物です。

無理は禁物!安静にするか病院へ行きましょう

「このくらいの立ちくらみ、よくあることだから大丈夫」と、あまり気にしない女性の方は多いです。

少し休めば、症状は治まるので確かに軽視しがちになります。

けれども「たかが立ちくらみくらい」と考えてはいけません。治療が遅れると命に関わることもあるからです。

もしかするとその立ちくらみ、あなたの身体からのSOSかもしれません。

改善が見られないようであれば、専門の医師に相談してみるのが1番です。

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