水毒は代謝を上げて改善!体の水の巡りを良くするためにできること

むくみや冷え、下半身太りなどに悩んでいる女性は多いものです。

しかし、それらの悩みを改善しようとして、ダイエットをしたり、エクササイズをしてみても一向に効果があらわれない…という経験をしたことはありませんか?

そんなときに、一度疑ってほしいのが水毒です。

過剰に水分を摂ることなどによって体に水が溜まり、水分バランスが崩れて起こる水毒の特徴には、むくみや冷えなどの症状も当てはまります。

この記事では、水毒の症状や原因、水毒にならないためにできる対策法などについてご紹介します。

水毒って?『気、血、水』東洋医学の考え三つの柱

東洋医学には、『気』(き、気力などの目に見えないエネルギー)、『血』(けつ、血液)、『水』(すい、体液)の三つが、正しく体内をめぐっていることによって、体全体の健康が保たれるという考え方があります。

水毒とは、このうちの『水』のはたらきに異常が出て、体に様々な悪影響を及ぼし、何らかの症状が出てしまった状態を指します。

水毒は、食生活や生活習慣、気候やストレスなどによって、体内の水分代謝のバランスが崩れてしまうことから起こります。

どうして水毒になるの?体に水が溜まってしまう様々な原因

筋力の低下
筋力の低下も水毒の原因のひとつとして考えられます。筋肉は、体内の余分な水分を押し出すポンプのような役目をしています。しかし、筋肉量が減ることによって、その力が弱まってしまい、体内に不要な水分が残りやすくなってしまいます。
汗をかかない生活
運動不足により、汗をかくことによって体内の水分を外に排出する機会が減ってしまうことから、体に余分な水分をため込んだままになってしまいます。
塩分の摂りすぎ
水毒の症状のひとつであるむくみには、ナトリウムという物質が関係しています。人間の体には、体内のナトリウム濃度を一定に保とうとするはたらきが備わっているため、ナトリウムを含む塩分が体内に入り、濃度が高くなるとそれを薄めるために、増えたナトリウム濃度に見合った水分を必要とします。そのため、水分摂取量が増え、処理しきれず残った水分が体内に溢れることによって、むくみを引き起こすのです。
砂糖の摂りすぎ
砂糖には、保水効果があります。甘いたまご焼きやスポンジケーキがふっくらしっとりした感触なのは、砂糖に含まれる、水を抱え込む性質が関係しています。この性質は、少量摂る分には体内に水分を保持してくれるはたらきをしてくれるため、害はありません。しかし、砂糖を摂り過ぎてしまうと、この性質が過剰にはたらいてしまい、水分を体内にため込みやすくなってしまいます。
高温多湿
梅雨どきや、夏場に強いむくみやだるさを感じる方も多いと思います。これは日本の夏の特徴である、高温多湿な気候と関係があります。湿度の高い場所は、湿度が低くて乾燥している場所に比べて発汗しにくく、体内に水分が残りやすいのです。

水毒を解消するには生活習慣から見直そう

水毒を改善するために、食生活や生活習慣など、今日から実践できる方法があります。

体を温める食べ物を摂る

体内から余分な水分を排出するには、体を温める作用がある食べ物を多く摂ることが重要です。

  • たまねぎ
  • れんこん
  • ごぼう
  • にんじん
  • ショウガ
  • かぼちゃ

などの根菜類

  • みそ
  • しょうゆ
  • 豆乳
  • きなこ

などの大豆由来の食品

動物性のタンパク質であれば、赤身の肉や魚が当てはまります。

糖分を摂るなら、白砂糖よりは黒砂糖やはちみつを、温かい飲み物を摂るなら、コーヒーよりは白湯や紅茶を、アルコールならビールよりは日本酒や赤ワインを、果物ならスイカやバナナよりもリンゴやプルーンをおすすめします。

長時間同じ姿勢が続くときは、ストレッチや軽い運動をする

座りっぱなしや立ちっぱなしなどの、同じ姿勢でいる時間が長く続くことによって、血液やリンパ液などの体液のめぐりが悪くなってしまいます。

夕方から夜にかけて、足にむくみを感じ、押すと指のあとがついたり、靴やストッキングがきつく感じられるのは、重力の影響を受けて、体液などの水分が下にたまってしまうからです。

休憩時間や、席を立ったときに、簡単にストレッチをしたり、エレベーターは使わず階段を使う、電車やタクシーなど乗り物に乗らずにできるだけ徒歩で行くなど、意識的に、日常生活の中に運動を取り入れてみるようにして下さい。

運動をすることによって血行が良くなると、それだけ体の中の水のめぐりも良くなります。

シャワーだけで済まさない日を作る

毎日は大変という方も、週に何度かは、湯船に浸かる機会を持って下さい。

じっくりとお湯に浸かることによって体が温まり、汗をかくことによって水分の代謝が促されます。

飲み物を大量に一気飲みしない

過度にしょっぱいもの、甘いもの、辛いものなど、味の濃いものを摂り過ぎないように注意しましょう。

喉が渇いて、水を一気に、必要以上に摂ってしまうのを避けるためです。特に塩分は水分を溜め込みやすいため、同時に大量摂取をしてしまうと水毒を悪化させます。

水毒の症状については「水の飲み過ぎに気をつけて!体に溜まった水で起こる水毒の症状と対策」こちらを確認してみてください。

水分の排出を促すツボを押す

委中(いちゅう)と豊隆(ほうりゅう)という、足にあるツボを刺激することによって、水分の排出を促します。

委中は、膝の真裏にあるツボです。あまり強く押さずに、やさしく刺激するように押して下さい。

むくみがある場合は、ここを押すと痛く感じます。豊隆は、すねの中央部分より指二本分外側にあるツボです。

ここを押すことによって、のぼせやほてりを改善したり、胃腸の調子を整える効果もあります。

ふくらはぎのマッサージ

ふくらはぎをマッサージしたり、揉んだり、動かしたりすることによって、血のめぐりが良くなります。

重力によって下がったままになった体液や血液を、ポンプのようなはたらきをして上に戻してくれます。

ふくらはぎのマッサージ方法については「押すだけのふくらはぎマッサージで滞った血流を改善しよう」でご紹介しています。

かかとを上げ下げするだけでもふくらはぎに刺激が伝わり、水毒を解消してくれることでしょう。

リンパマッサージ

沢山のリンパ液が通る場所をリンパ節と呼びます。

水毒の『水』には、血液やリンパ液などの体液も含まれているため、マッサージによって、リンパ液の流れを良くすることが水毒の改善につながります。

ここをほぐしたり、刺激したりすることで、リンパ液が流れやすくなります。また、マッサージする際にはかっさを使うとより効果的です。

かっさについては「ツボ刺激で健康を促進!東洋医学のデトックス法”かっさ”とは?」でご紹介しています。

水毒症状をやわらげる!漢方薬のちからを借りてみる

体の中のめぐりを整えるには、漢方薬を服用する方法もあります。

当帰シャク薬散(とうきしゃくやくさん)
血のめぐりを良くし、冷えを改善する漢方です。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
胃腸のはたらきを促進させることによって、余分な水分を体の外に排出しやすくします。
五苓散(ごれいさん)
常に喉が渇く、尿量が少ないという悩みを持つ人向けの漢方です。利尿作用があります。
その他にも、むくみ・水毒に効くサプリメントというものがあります。「むくみはサプリで撃退しよう!顔や足の膨張感を軽くする方法」こちらで詳しく説明しているので、見てください。

水と賢くつきあってむくみ知らずのボディに!

わたしたちの体は、およそ60パーセントが水分で構成されていると言われています。

それだけわたしたちの体にはなくてはならない水分ですが、摂り方を間違えたり、誤った生活習慣を続けることで、様々な体の悩みを引き起こす水毒になってしまう可能性があります。

自分にとって、どのくらいの水分摂取量が適量なのかを見極め、食生活や運動にも気を配ることで、水分バランスのとれた健康で美しい体を目指しましょう。

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