放置は危険!みぞおちが痛い時に考えられる重大な病気とは

みなさんはみぞおちが痛いと感じるときはありますか?

腹痛や腰痛とはまた違った独特な痛みです。みぞおちは胃腸や膵臓などの異常を表すことがあります。

あまり、みぞおちが痛むなんて聞いたことがないから大丈夫だろうといって放置するのは危険です。

みぞおちの痛みの裏にどのような病気が潜んでいるのかご説明します。

みぞおちはさまざまな臓器に関わっている

みぞおちは、漢字で書くと「鳩尾」で、「心窩部(しんかぶ)」とも呼ばれます。

「みぞおち」という名前の由来は、「飲んだ水が落ちるところ」という意味の「水落ち」だといわれています。

胸の前で肋骨(一般的に「あばら骨」と呼ばれる)が重なっていますが、その下の骨がない部分のことを指します。ちょうどその場所には胃や膵臓が位置しています。

よく「みぞおちを殴られると痛い」といわれますが、これはみぞおちの奥に多数の交感神経が通っており、痛みに敏感なためです。

みぞおちには、主要な臓器が位置し、多数の交感神経も通っているにもかかわらず、骨に覆われていません。

そのため、体の不調が出やすい場所なのです。

日常的なものから深刻な病気まで!痛みの原因

みぞおちの痛みの原因は、日常的なものから深刻な病気までさまざまです。パーツ別に、考えられる原因をご紹介します。

心臓の病気

心筋梗塞
「みぞおちが痛い」というと、胃腸や膵臓が不調なのだと思われがちですが、実は心筋梗塞の疑いもあるんです。
心筋梗塞は一般的に肥満傾向にある中年男性が患うといわれていましたが、女性が患う可能性も十分にあります。

みぞおちに圧迫感のある痛みを感じたり、冷や汗、吐き気があるときは、すぐに受診しましょう。

胃の病気

食あたり 
腐った食べ物を食べてしまったときや、海外の水・井戸水が体に合わなかったときに、胃やみぞおちに激しい痛みを感じたり、下痢や吐き気をもよおしたりします。
急性胃炎 
みぞおちがキリキリと痛む場合は急性胃炎の可能性があります。食中毒やウイルス、ストレスによって胃の粘膜がただれてしまうことが原因です。
逆流性食道炎
みぞおちが痛むだけでなく、胸やけや吐き気もするのであれば、逆流性胃腸炎の可能性が高いです。胃の中の食べ物を消化して、それを腸に運ぶ機能が低下し、胃の中にいつまでも食べ物が残ってしまうため、胃もたれを起こしてしまいます。また、症状が幅広いのも逆流性食道炎の特徴です。胃酸が過剰に分泌されるのが原因で、咳が出たり、耳が痛くなるのもこの病気の症状です。

腸の病気

十二指腸潰瘍
空腹時に特に痛んだり、みぞおちから右わき腹にかけて痛みがあったりする場合は、十二指腸の可能性が高いです。潰瘍が深くなると、膵臓を突き抜けて、痛みが背中に達します。みぞおちだけでなく背中にも痛みを感じたら、病状がかなり悪化している証拠です。急いで病院に行きましょう。
盲腸
我慢できないほどおなかが痛くなり、手術すれば治る病気として、知っている方も多いですよね。そんな盲腸の初期症状にも、みぞおちの痛みといった症状が見られます。
さきほどの十二指腸潰瘍と同じように、痛みがみぞおちから右わき腹に移動します。それに加えて嘔吐の症状が出たら盲腸を疑った方がよさそうです。

盲腸は、手術したら治るというイメージが強いため、軽い病気だと思われがちですが、対応が遅れると他の病気を併発することがある病気です。

胆のうの病気

胆石症
胆石ができると激しくみぞおちが痛み、肩にも響くような激しい痛みが出ます。他には、発熱、吐き気、嘔吐などもみられます。そして、胆汁の流れが悪くなると、顔が黄色っぽくなるのが最大の特徴でしょう。
胆石というと、中年男性に多いイメージがありますが、30代以降の女性にもよくみられる病気なので注意が必要です。

膵臓の病気

膵臓がん
肝臓と同じく「沈黙の臓器」とよばれる膵臓は、その呼び名の通り、さまざまな臓器に囲まれていて症状が出ても分かりにくいです。そのため、膵臓がんを患っても発見が遅れる場合が多いです。初期の症状は特になく、進行してくるとみぞおちの痛みや違和感、体重の減少が生じてきます。
膵炎
この病気を患う人は年々増えており、女性に多いのも特徴です。この病気はお酒の飲みすぎが主な原因です。激しいみぞおちの痛みを伴います。膵炎によるみぞおちの激しい痛みは、おへそまで及んだり、背中まで突き抜ける場合があり、咳や急な動き、深呼吸さえも耐えられないほどになってしまいます。

どれも劇的なものではないため、我慢してしまい、気が付いたころには進行してしまっている、というケースが多いです。

たばこを止めるなど生活習慣の改善や定期的な健康診断が一番効果的でしょう。

自律神経の乱れ

過度な精神的ストレスだけでなく、夏はエアコン、冬は暖房による過度な温度差も自律神経の乱れを引き起こす原因になります。

また、昼夜逆転した生活や、乱れた食生活など、不規則な生活習慣も自律神経の乱れを引き起こします。

自律神経は胃や十二指腸をコントロールしているため、胃酸の過剰分泌によって胃や十二指腸の粘膜が傷つき、みぞおちが痛むことがあります。

キリキリとした痛みがある場合は、この原因を疑う必要がありそうです。

みぞおちの痛みには注意が必要です

みぞおちはさまざまなパーツに通じる場所です。日常的な痛みの原因から、もちろん深刻な病気の可能性もあります。

「なんとなくみぞおちが痛いな」と感じている方で、放置してしまっている方も意外と多いのではないでしょうか?

病院を受診する際には「いつから」「どの辺が」「どのように」「どれくらい」痛いのか、正確に説明できるようにしておきましょう。

先延ばしにせず、早めに病院を受診しましょう。

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