突然ぐるぐるしためまいに襲われた時に知っておきたい対処法

立ち上がれないようなめまいに襲われたとき、あなたはどう対処しますか?

誰でも経験するような立ちくらみや寝不足のときのフラフラ感なら、それほど心配することなくいつも通りに過ごしているでしょう。

立っていられないようなめまいに襲われれば、自分の体はどうしてしまったのか、と不安に思うのではないでしょうか。

この立てないほどのめまい、実は病気のサインだったという場合があるんです!

雲の上を歩くようなフワフワしためまいや、クラクラするめまいなど、一概にめまいと言ってもその症状は様々です。

その中でも天井や壁が回るようなぐるぐるとしためまいは、意外なところに原因があることも。

今回は、いろんな病気の症状であるめまいについて見ていきます。あなたにも突然起こる可能性のあるめまいの症状や対処法など、知ってみるのもいいのではないでしょうか。

世界が回っているかのよう…ぐるぐるめまいの症状とは?

立ったままクルクルと回転した後、周囲が回っているように感じてフラフラした、こんな体験をしたことがありませんか?

これと同じように目の前の景色や自分の身体がぐるぐると回っているように感じるのが、ぐるぐる回るめまい、『回転性のめまい』です。

激しいめまいが突然起こるのが特徴の回転性のめまいは、場合によっては立っていることや歩くのも困難になることも!

酷いときには嘔吐を伴うなど、めまい以外の症状が出る場合もあります。

数秒で治まることもあれば、何時間か続くこともあるこの回転性のめまいの原因とは、一体どこにあるのでしょう。

どこが悪いの?ぐるぐるめまいの原因は意外なところに!

突然激しいめまいが起こったとき、何の病気なのかと不安になりますが、多くの場合、身体のある部分の病気が原因でめまいが起こります。

その中の一つ、回転性のめまいが起こる病気として一番に疑われるのが、耳の病気です。

一見、めまいとは関係なさそうに思える耳ですが、耳には聴覚と平衡感覚を司る器官があるため、そこに異常があればめまいが起こります。

では、その病気とはどのようなものがあるのでしょう。

良性発作性頭位めまい症
内耳の耳石器にある耳石が剥がれ落ちることで起こります。頭を動かすことでめまいが起こりますが、数十秒で治まります。
前庭神経炎
内耳にある前庭神経に障害が起こる病気で、風邪や過労がきっかけでなることが多いものの、原因ははっきりと分かっていません。めまいの発作は数日~1週間程続き、数週間で元に戻りますが、まれにそれ以上続くこともあります。
この二つの病気はめまい以外に、耳が聞こえにくいなどの難聴や耳鳴りを伴わないことが特徴です。
メニエール病
ストレスや疲労で起こることが多い病気で、内耳に障害が起こることで発症します。激しい回転性のめまいを繰り返し、難聴や耳鳴りを伴います。聴力が低下する可能性もあり注意が必要です。

メニエール病と上の二つの病気の違いは、めまいと共に耳鳴りや耳の聞こえにくさを伴うことが特徴です。

足が地についていない感覚、フワフワめまいの症状と病気

めまいの症状の中で、まるで雲の上を歩いているような、フワフワとした感覚のめまいのことを『浮動性めまい』と言います。

浮動性のめまいは回転性のめまいと比べて、立っていられないということもなく、比較的症状が軽いのが特徴です。

しかし長い時間症状が続いたり何度も起こることも多く、そのめまいの強さに波がある場合もあるなど個人差もあります。

浮動性のめまいは、回転性のめまいで紹介した良性発作頭位めまい症でも起こることもありますが、耳だけでなく脳や全身の病気でも起きるタイプのめまいです。

自律神経失調症
ストレスを強く感じたときなどに、自律神経のバランスが崩れることが原因の病気です。また更年期に入る中高年の女性でも、自律神経のバランスが乱れ起こる方が多いのも特徴。
貧血・甲状腺の病気
血液中の鉄分が不足することにより起こる鉄欠乏性貧血や、甲状腺機能低下症により、浮動性のめまいが症状として現れます。女性の貧血の場合、子宮内膜症など子宮の病気で貧血を起こしていることもあります。

命にかかわることもある!危険なめまいとは?

回転性のめまいを伴う耳の病気の多くは、命にかかわるような病気はほとんどありませんが、もし強い難聴がめまいと共に起こったなら突発性難聴の可能性があります。

突発性難聴
突然強い難聴や耳鳴りが片方の耳にだけ起こり、ぐるぐるめまいの他にふわふわとしためまいを伴うこともあります。
突発性難聴は、症状が出てから1週間以内に治療をはじめなければ、聴力が戻らない可能性が高いので、すぐに病院へ行くようにしましょう。

また浮動性のめまいや、よろよろして真直ぐ歩けない『動揺性のめまい』などは、脳に支障をきたしている可能性もあります。

脳梗塞
動脈硬化などにより、血管が細くなったり血栓ができ起こる脳の病気。脳への血流が低下することにより、めまいの症状を感じます。
脳腫瘍
頭蓋骨内に腫瘍ができる病気の総称で、めまいや難聴がだんだんひどくなっていく特徴があります。

めまい以外の症状が同時に出ているときは、命にかかわることもあるので、すぐに病院へ行くようにしましょう。

めまいが起きたそのときはどう対処すればいいの?

朝目覚めて起き上がろうとしたとき、外出して歩いているときなど、前兆もなく起こることも多いめまいですが、もし突然めまいが襲ってきたときどうすればいいのでしょうか。

とにかく安静に!めまいが起きたときの対処法

家にいるときにめまいが起きたら、多くの方は座ったり寝転んだりしてめまいが治まるまでゆっくり過ごすことができますが、もし外出中にめまいが起きたときどうしますか?

座って休めるベンチなどが傍にあればいいですが、そう都合よくめまいが起こるとは限りません。

もし、駅のホームを歩いていたときに激しいめまいが起きれば、転倒や線路への転落などの危険もあります。

道を歩いているのなら、ベンチや壁などもたれることができる場所で休み、症状が落ち着くのを待ちましょう。

また乗り物に乗っているときは、座れるようなら座り、それでも治まらなければ次の停車駅などで降りてから休むようにします。

また、車の運転中にめまいが起きた場合は、路肩に車を停車してシートを倒して落ち着くのを待ちます。

めまいはしばらく休めば落ち着くので、とにかく焦らずにゆっくりと休むことを心がけましょう。

こんな時はすぐに救急車を!めまい以外の症状を見逃すな!

めまいだけがある場合や耳鳴りを伴っためまいの場合は、まずは休むことを優先させますが、めまいや耳鳴り以外の症状がある場合は、急いで救急車を呼びましょう。

  • 意識がなく、呼びかけに反応しない
  • 激しい頭痛や吐き気を伴うとき
  • 舌がもつれて言葉が出にくいとき
  • 手足にしびれを伴う
  • ものが二重になって見える
  • 目が片方に寄り動かない

このような場合は耳以外の病気を発症している可能性が高く、命の危険性もあるためすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

めまいが起きたら病院へ!放置することはしないで

ぐるぐると世界が回るようなめまい、回転性のめまいについて見ていきました。

突然激しいめまいに襲われたら、どんな病気なのだろうと不安に思ったり焦ってしまうこともあるでしょう。

筆者も突然激しい回転性のめまいに襲われ、立つことはもちろん、歩くときには支えがなければ倒れてしまうという経験があり、どこが悪いのかと不安を覚えました。

めまいが起こったときは、まずは落ち着いて安静を保ち、めまい以外に症状があるのかどうかを確認していくことが大切です。

また、激しいめまいでもすぐに症状が落ち着いたから大丈夫、たかがめまいなどと自己判断で放置せず、まずは病院を受診するようにしましょう。 

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