ついこの間まで平均体重だったのに!急に太った時に警戒すべき病気

単なる生活習慣の乱れから大幅に5キロも太る話はよくあるもので、そういった場合は自分自身の中にも思い当たる節があります。

でも普段通りの食生活で運動もそこそこにしているのに急に太ったときは自分も周囲の人も驚きますし、その原因が何なのか知りたくなりますよね。

妊娠や出産に関係なく多くの女性は急に太ったと思うことがあり、その状態を早く解消したいためにダイエットをすることが多いですが、本当に単純に太っただけなのでしょうか?

病気や体調の変化などが関与して急に太るケースもあるので、原因と肥満の関係についても見ていきましょう。

急に太ったと思ったら見直すべき生活習慣

普段通りの生活をしているのに急に太ったと感じたとき、多くの女性は気のせいだと思ってしまったり、今日は疲れているからそう見えるだけと思い込もうとします。

でも実際にスーツやジーンズが入らなくなって現実味を帯びてくるとどうして太ったの?と原因を考えだします。

何もしないで太ることはないので必ず太る原因があり、その多くは生活習慣に潜んでいます。

生活習慣は自分が気を付けていることはあれこれと管理でき、時間に追われたり忙しいときのことは意外と管理が甘いことが多いです。

そういうところを改めてチェックしていくと急に太った原因が見えてきます。

急に太ったと思うときは食べすぎ飲みすぎをチェック

女性が急に太ったと思うときは、いくつかの要因が重なってしまうことが多いです。

例えば歓送迎会やその他の名目で飲み会が続いているとか、接待が多くどうしてもそれなりに食べて飲んでその場を盛り上げる必要があった、夜遅くまでこうした状態が続いていたなど、これじゃあ太るよね!といえる状況がつきものです。

意外と知られていないのが脂っこい食事よりも糖質やアルコールが太るということで、これらはカロリーでも大きな違いがあります。

食事やお酒、おつまみには必ず糖質と脂質が含まれています。

  • 糖質は1gあたり4kcal
  • 脂質は1gあたり9kcal
  • アルコールは1gあたり7kcal

となっています。

カロリーの比較では脂質が何よりも高いのですが、実際に太る仕組みを考えると糖質やアルコールが太りやすいといえます。

太る原因は脂っこい脂質だと思い込みやすいために油抜きをすることもありますがこれはメカニズムが違います。

糖質と脂質では糖質の方は早く分解されてエネルギーになり、脂質は時間をかけてエネルギーになります。

糖質は血糖値を上げてインシュリンを分泌させ、インシュリンは分解された糖質を中性脂肪に変換して脂肪として蓄える働きがあります。

またアルコールが加わるとアルコールの作用によって満腹中枢の制御が緩くなり食べ過ぎてしまいます。

つまり暴飲暴食が多いと糖質はせっせと脂肪として蓄えられ、脂質はゆっくりでも脂肪として蓄えられ、アルコールも加わって相当なカロリーオーバー状態になるということです。

飲み会ではなくても普段の食生活のうち夜にウエイトが大きくなっていないか、カロリー消費は十分かなどをチェックする必要があります。

生活が不規則でも急に太ることがある

食生活のほかでは寝不足や食事の時間が不規則だとか、そういった状態でも急に太ることがあります。

特に睡眠不足の状態は肥満度が高くなる傾向があり、睡眠時間が4時間以下の人は睡眠時間が7時間の人に比べて70%以上も肥満度が高くなるといわれています。

睡眠不足の状態は、食欲抑制作用がある成分レプチンというホルモンの分泌を減らし、食欲増加作用があるホルモンのグレリンの分泌を促してしまいます。

グレリンが増えると脂質やカロリーが多いものを欲するようになり、悪循環が出来上がります。

一時的な睡眠不足のとき、不思議とラーメンやケーキ、から揚げなどを食べたくなるのはこのためです。

グレリンはしっかりと睡眠時間を摂れば2日くらいで減っていくので食欲がおかしいと思ったらまず良く眠るようにしてください。

食事の時間が不規則の場合も、ほとんどが仕事の都合で、睡眠不足が同時進行していることが多いです。

一時的なものなら峠を越えるまでの我慢でしょうが、急に太らないように食事には気をつけなければなりません。

運動量が減って代謝落ちしている現実

30代以上の女性に多いのは、運動量が明らかに減っていることに気付かないで急に太ったと感じることです。

これまでは通勤や仕事である程度の運動量が確保できていて代謝もほどよく維持できていたのに、転職や異動でデスクワークが多くなると急に太ることがあります。

もちろん、デスクワークに変更されてすぐに太るわけではありません。個人差があるものの大体半年から1年後くらいにガツンと太るイメージです。

大抵は異動になって半年から1年くらいは覚えることがたくさんあったり、仕事に慣れることに集中していて運動不足のことまで気が回らないことも多いです。

そのため自然と代謝が落ち、年齢的なものでも代謝が落ちて、どっさり太ってしまいます。

急に太ったと言える体重とBMI

急に太ったと思う体重増加は人によって何キロがボーダーラインなのか全く違います。

日ごろからダイエットを意識している女性なら1~2キロでも急に太ったと感じますし、あまり気にしていない女性なら5キロ以上も太って初めて急に太ったと感じるときもあります。

体重だけで太った痩せたを言い出すと個人の価値観が関与するので、WHOでも肥満の基準を示すために使用しているBMI(Body Mass index)を基準にしていくと急にどれくらい太ったのか、それが自分の身長と体重から見てどれほど肥満な状態なのかを判断できます。

日本基準の肥満はBMI25以上

急に太ったと思うとき誰もが何キロ増えたのかをチェックして、大半はがっかりします。

普段からダイエットを意識している人とそうではない人では増えた体重に対する思いが違ってきますが、個人的な感情ではなくて世界的に定められている計算方法を使って、肥満の領域に達しているのかを確認しましょう。

BMI(Body Mass index)の計算方法=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

この計算方法でBMIを割り出す他には、BMIを自動で計算してくれるサイトも多数あるのでそちらを利用するのもおすすめです。

このBMIは肥満度を測るもので日本では25以上が肥満とされ、WHOでは30以上と少し緩い設定になっています。

しかし実際にBMI25になるには、身長160センチの人が65キロ以上になると25.39になり、相当太らないと肥満とは言えない状態です。

身長160センチの人の平均体重は56.32kgなので、急に太ったと感じて肥満の危機となるには標準体重から10kg近く増えることが必要です。

あくまでも目安として使用してみてください。

体重増減は1か月に5%以内

体重がどれだけ増えたら急に太ったと言えるのか、大体の危険を示す目安となるのは1か月に5%以上の体重増加です。

体重50kgの人の5%は2.5kgということになります。人間の体は性別に関係なく1日の中で1kg程度は増減しているのです。

女性の場合は生理の前に増加しやすく生理の後には減りやすいと言われていて、ダイエットをしなくても自然に増減しています。

このような自然な推移とは別に、明らかに1か月に5%以上の体重増加がある、またはその状態が極端という場合は病気を疑うことも必要になってきます。

急に太った原因は第一に病気の可能性

急に太ったと感じるときは1か月にどれだけ太ったのかを自分で確認し、自分にやましいところがなければ病気を疑うようになります。

病気といってもいろいろなものがあり、自己判断は禁物です。

太ることが症状の1つになっている病気は思っている以上に多くあり、女性に多い病気も存在します。

体重増加以外にも特徴的な症状がある病気もありますので、セルフチェックをしてみると良いでしょう。

体重増加が関係する代表的な病気一覧

体重が1か月に極端に増加するときは、日常生活や食生活に問題がない場合病気を疑う必要が出てきます。

病気で太るなんてあるの?と思う方もいるでしょうが、痩せるばかりが病気ではなく太るケースも存在しています。

甲状腺機能低下症
甲状腺機能が低下して甲状腺ホルモンの分泌不良になる状態。疲労感、無気力、寝すぎ、抜け毛や肌の乾燥、声枯れの症状がある。
うつ病
自律神経の乱れによって過食や拒食になりやすい。体重増加傾向が強い。睡眠障害、倦怠感、慢性疲労、自殺願望がある。
肝硬変
肝機能が低下しアルプミンを生成できなくなって腹水が溜まり体重増加する。黄疸、疲労感などがある。
腎臓病
腎臓の機能低下や異常を来す。全身のむくみによって1週間に5キロも増えることがある。尿が赤く、尿量減少、泡立ちなどがある。
卵巣腫瘍
小食の女性に多く卵巣の中に腫瘍ができる病気。下腹部痛、膨満感、腰痛、不正出血、便秘、頻尿の症状がある。
クッシング症候群
副腎皮質から分泌されるホルモン異常。ムーンフェイスや中心性肥満、あざ・ニキビ・多毛が増える。高血圧や糖尿病を併発することが多い。
ネフローゼ症候群
腎臓に障害があり尿たんぱくが出る疾患。全身の強いむくみのため体重増加しやすい。倦怠感や尿泡立ちがある。

このほかにも急に太ったことに関係している病気はたくさんあります。

  • インスリノーマ
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 多嚢胞性卵巣症候群

詳しく見ていくと書ききれないほどの病気が隠れています。

急激に1か月の間に5キロも太るようなことがあれば医療機関を受診することも必要です。

病気を疑うこともとても大切なことですが、すでに服用している薬がある方は薬によって体重が増えていることはないでしょうか。

  • うつ病
  • 気分障害
  • 片頭痛
  • 糖尿病
  • 何らかの発作抑制剤

これらの病気に処方される薬は、体重を増やす薬という意味あいではないのですが、服用をする前の状態に比べると回復とともに食事が正常になることが多く結果的に体重増加を招きます。

その他ではステロイドや胸やけの薬なども体重が増える方もいます。

しかしこのケースは症状や治療内容によっては体重増加を気にして薬を辞めることは危険ですので、ある程度は覚悟しておいた方が良いでしょう。

急に太った原因は閉経と更年期

女性は生理や閉経のとき、更年期障害の状態になると大抵の女性は体重が増加します。

これはホルモンとの関係が深く、女性の体の中のホルモンバランスが急激に変化するからです。

女性である以上完全に避けて通ることはできない生理や閉経に関係する事柄は、ダイエットをすればよいというものとも違うので注意が必要です。

生理の前後や閉経、更年期障害についても詳しく見ていきましょう。

もしかして毎月急に太ってない?生理の関係

女性は生理が始まると大体毎月生理が来て妊娠しない限りは継続していきます。

生理がある女性のうち80%くらいは生理の前になるとイライラしたり、むくんだり、倦怠感や食欲増進を感じます。

生理のメカニズムとして、生理の前になると体は生理に備えてエネルギーを蓄積しようとするほか、黄体ホルモンが多くなり黄体ホルモンの作用によって血糖値が低い状態になります。

血糖値が下がると脳は食欲増進の命令を出すので過食気味になり生理前は太りやすくなります。

生理の前に増加した分は生理が始まると同時に元に戻ることが多く、体重増加を深刻にとらえる必要はありませんが、食べすぎて太った分はダイエットが必要になります。

更年期障害と急に太る関係

40歳を超える女性は太り始める方が多くなります。基礎代謝が下がってくることも関係していますが更年期障害の可能性も否定できません。

更年期障害の症状にはさまざまなものがあり、それを改善することも重要ですが、体の中ではホルモンバランスが大きく変化しているときなので、どうしても太りやすくなり有名人でも別人のように太る方もいます。

完全に閉経してしまうと脂肪燃焼を促すホルモンが減少していくのでますます太りやすくなり、加齢による筋力低下も併せるとどうしても脂肪を蓄積しやすい体になっていきます。

普段から散歩や軽いウォーキングなどをして筋力の維持に努めて、できることなら筋トレも適切に行うと良いでしょう。

更年期障害によって急に太った場合は無理をして痩せることは禁物です。

更年期障害中はメンタル面でも辛い症状が多く、それにプラスしてダイエットをするようでは過酷な状況に陥りやすくなります。

更年期障害だからしょうがないと割り切ったり、メンタル面が楽になることを優先するようにして、ある程度の体重増加には目をつぶる方が良いでしょう。

急に太った原因はストレスも大きい

現代はストレス社会といわれていて本当に小さなことが大きなストレスになることが多くあります。

ストレスと感じていない状態でも体は拒否反応を示すことがあり、それが現代病となって問題視されることもあります。

ストレスとうまく付き合って行くためには発散することも良く、たまにははめを外すことも必要です。

でもその回数が多かったり、量が半端ないとなれば新たな問題として悩むことになってしまいます。

ストレスも急に太る原因として大きなウエイトを占め、仕事がストレスともなれば深刻な問題です。ストレスが原因となって急に太った場合はどんなケースがあるのでしょうか。

発散した翌日は寝て曜日を決め込んでいる

ストレスを発散するためにお酒を飲むことは悪いことではないです。

でも発散と称して飲みすぎたり食べすぎるなどはめを外しすぎるのはいかがなものでしょうか。確実に短期間で急に太ったとつぶやくようになります。

そしてお酒をたっぷり飲んだ翌日は休日なら1日中寝ていることも多い場合は、さらに確実に太りやすくなります。

休日前にお酒を飲まなかったとしても休日は寝て曜日を決め込んでいると運動不足となって体重増加の原因になります。

急に太ったときは自分を見つめなおすチャンス

急に太ったと気づいたとき、病気や生理の関係がなければ、あとは自分のストレスや生活習慣の乱れが原因となります。

急に太ることは場合によっては怖い病気が隠れていてダイエットよりも治療を優先させることがありますが、体が悲鳴を上げているサインとして受け入れることも必要です。

通常なら太るタイミングがあって太りますから、思い当たる節がない状態なら健康診断を受けるのも1つの方法です。

肥満についても国内外で注目されていますので、できるだけ適切な食事と運動によって健康的な体を目指すようにしましょう。

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