敬老の日は何歳から祝っていいの?敬老の日を祝える年齢と出来た理由

9月の第3月曜日は敬老の日です。敬老と言っても、一体何歳からが高齢者として敬われるのか分かりにくいところですよね。

高齢者の定義、敬老の日の意味、敬老会などの敬老の日のイベント、そして何歳から祝われるかなどについて、介護福祉士である筆者がお話しさせて頂きます。

そもそも高齢者って一体何歳からのことを言うの?

WHO(世界保健機構)では、65歳以上を高齢者と定義しています。

日本でも老人福祉法では、65歳以上が老人福祉サービスを受ける基準となっています。ということで、高齢者、老人、お年寄りの定義は65歳からということになります。

でも、65歳といったらまだまだ現役。老人、お年寄りと呼ぶのにはまだ若すぎますよね!

高齢者の二つの区分!前期高齢者と後期高齢者

一般的には65歳以上が高齢者とされていますが、その高齢者にはさらに二つの区分があります。それは、前期高齢者と後期高齢者です。

65歳から74歳が前期高齢者で、75歳以上が後期高齢者です。

日本では後期高齢者になると、加入する保険制度が変わり、後期高齢者医療制度に加入します。

後期高齢者の世代が、医療保険を使う機会が一番多く、財源の圧迫などの問題もあり、後期高齢者医療制度が発足しました。

敬老の日が制定されるのには長い道のりが!

今では敬老の日というと、学校や会社がお休みになる嬉しい!?祝日となっていますが、制定までには、なんと20年近くの月日が流れました。

ある村の敬老会が最初のきっかけ!

敬老の日は、兵庫県多可郡野間谷村(現高町八千代区)で1947年(昭和22年)に行われたイベントが、最初のきっかけとなりました。

当時の村長が、老人を大切に、そして知恵を借りて村作りをするという趣旨で、村主催の敬老会を開いた日が、9月15日でした。

農業が閑散期で気候も良いということで、この日が選ばれました。

子どもの日と成人の日があるのに、お年寄りの日がない!?

野間谷村で初めての敬老会が開催された翌年の1948年(昭和23年)7月に、国民の祝日に関する法律が制定されました。

法律では、子どもの日と成人の日が制定されていましたが、老人のための日は制定されていませんでした。

そこで野間谷村の村長は、9月15日を村独自の祝日「としよりの日」としました。

兵庫県そして全国にとしよりの日が広がる!

野間谷村の村長の働きかけにより、兵庫県でも1950年にとしよりの日が制定されました。

さらに、中央社会福祉協議会(現全国社会福祉協議会)でも、1951年に9月15日をとしよりの日とし、15日から21日までを運動週間としました。

その趣旨は、老人を敬い、老人自身も社会建設に参加することです。

ついに法律を動かす!老人福祉法

1963年(昭和38年)に老人福祉法が制定されました。

村の敬老会から始まったお年寄りの関する記念日ですが、老人福祉法にて9月15日が老人の日、15日から21日までが老人週間と定められました。

村長が提言してから、10数年の月日を経て、やっと公式なものとなりました。

やっと国民の祝日に仲間入り!

1966年(昭和41年)に改定された国民の祝日に関する法律にて、9月15日が敬老の日に定められ、子どもの日、成人の日とならび、晴れて祝日となりました。

敬老の日が9月15日ではなくなる!?

敬老の日と聞いて、9月15日を思い浮かべる人は、ちょっと年代の高い人かもしれませんね。

敬老の日が国民の祝日として制定された時は、9月15日でしたが、現在は9月の第3月曜日に制定されています。

いわゆるハッピーマンデー制度で、月曜日を祝日にすることにより、3連休を確保しようとするものです。

国民の祝日及び老人福祉法の一部を改正する法律にて、敬老の日は2003年(平成15年)から9月の第3月曜日に変更されました。

他の国にもある敬老の日!

日本に敬老の日があるのと同様に、他の国にも高齢者に対する記念日があります。

  • パラオ:5月5日を高齢者の日とし、祝日と指定
  • アメリカ合衆国:9月の第1月曜日の次の日曜日を祖父母の日に指定
  • 中華人民共和国:旧暦の9月9日を高齢者の日に指定
  • 大韓民国:10月2日を老人の日と、記念日に指定

また、国際連合はでは、10月1日を国際高齢者デーと定めています。

高齢者は世界的にも、敬われているのですね!

一体敬老の日は何歳から祝われるの?

高齢者とは65歳以上のことを言いますが、敬老の日という場合には、一体何歳からが対象になるのでしょうか?

敬老の日に各自治体で行われる敬老会の参加対象者は、おおむね75歳以上の後期高齢者です。

法律上65歳以上が高齢者であっても、いわゆる長生きしてくれているお年寄りというのは、75歳以上なのでしょう。

ただ、お年寄り扱いをされるのが嫌いな高齢者も多くいらっしゃいますので、個人でお祝いをする時には慎重になった方が良いでしょう。

老人、高齢者としてではなく、孫からみたおじいちゃん、おばあちゃんにありがとうと言う日と捉えれば、年齢関係なくお祝いしても問題ないでしょう。

敬老の日の記念品は何歳からもらえるの?

敬老の日には敬老会が全国の自治体で行われていますが、それと同時に高齢者に記念品も配布されます。

自治体によって年齢は様々ですが、おおむね75歳からのようです。

節目の年齢の人だけに記念品を贈呈する自治体から、75歳以上の全員が何かしらの記念品がもらえる自治体もあります。

喜寿や米寿、100歳以上などの節目の年齢の人にお祝い金を贈呈する自治体も多いようです。

筆者が老人ホームに勤務していた約20年前には、65歳以上の人全員にお寿司と、記念品が贈呈されていた記憶がありますが、財政難で対象の年齢を引き上げているというのが現状のようですね。

また、100歳以上の長寿の方には、市長が自らお宅を訪問して記念品を届けるという自治体もあります。

ぜひ、私たちも長生きして、長寿のお祝いをしてもらい、記念品も頂きたいものですね!

自治体主催だけではない!敬老の日の無料イベント

敬老の日の前後には、敬老の日を記念したイベントを行うレジャー施設も多いです。入園料を無料にするという動物園や水族館や遊園地もたくさん存在します。

その対象年齢は、60歳や65歳からです。自治体と違って、太っ腹?ですね。

お孫さんと楽しく過ごしてもらおうというのも、レジャー施設で入園料を無料にする趣旨なのでしょう。

一緒に遊ぶということが、一番のおじいちゃん、おばあちゃん孝行かもしれませんね!

日本を支えてきた年長者を労おう!

高齢者の定義、敬老の日に成り立ち、そして、敬老の日は何歳から祝われるのかについてお話しさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

今の日本で私たちが幸せに暮らせているのは、今まで日本を支えてきてくれた年配者の方たちのおかげではないでしょうか。

敬老の日という祝日に限定せず、常日頃からお年寄りには敬意をもって接していきましょう!

この記事をシェア

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る