便秘はなぜ起こる?腸内フローラの仕組みとおすすめ人気サプリ7選

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便秘はなぜ起こるのか、ご存知でしょうか?それは腸内に棲息する各種菌のバランス崩れ・「腸内フローラ」の乱れから起こるのです。

便秘になると、身体だけでなく、精神面にも支障をきたすことがあります。便は有害毒素のかたまりです。それを排出せず体内に留めておくのはよくありません。

ヒトの健康的な生活の妨げとなる便秘を防ぐには、どのようにすればよいのでしょうか?その方法の一つは、便秘解消サプリメントなどでスムーズなお通じを助けるために有効な成分を摂取することです。

今回は便秘が起こるメカニズムと、それを防ぐ有効成分、目的別のランキング上位人気商品など、便秘解消にまつわる情報をまるごと一気にご紹介いたします。

便秘はなぜ起こるのか?

便秘状態は、いったいどんな成分が不足して、なにが原因となって引き起こされるものなのでしょうか?

食物繊維摂取量の減少は、排便量も減らす

便秘がおこる原因や関連要因は様々ですが、そのうちの一つには「食物繊維摂取量の激減」による腸内細菌の減少・バランスの乱れがあります。あなたは野菜・豆類・海藻類など食物繊維が豊富なものを、毎日充分に食べていると言い切れますか?

兵庫県立大学の辻啓介名誉教授の研究によると、1950年頃から日本人の繊維質摂取量と排便量がガクッと激減の一途をたどっています。これは日本人の食生活が洋食中心になったためだという説が有力です。具体的な数値を示すと、下記のようになっています。

日本人の食物繊維摂取量(一日あたり)
戦後直後:約27グラム→現代:約12グラム。半分以下に減っています。
日本人の便量(一日あたり)
戦後直後:約350〜400グラム→現代:約150〜200グラム。こちらも半分以下程度ですね。

余談ですが、古代アメリカ先住民の一日あたりの食物繊維摂取量は150グラム、排便量は800グラムもあったというのですから驚きです。排便量は現代日本人の4倍以上、食物繊維摂取量は10倍以上もあります。

便は体内毒素の詰め合わせです。その量が減っているというのは有害物質量も減っているからかというと……、そうではありませんね。現代日本人はアレルギーや心身の不調などを始終引き起こしています。

これは悪い物質を排出できずに溜めこんでしまっていることの証ではないでしょうか。

善玉菌の減少で、悪玉菌がのさばる

腸には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」という三種類にカテゴリ分けされる腸内細菌が棲んでいます。

善玉菌の性質・特徴
文字通り腸内のコンデションを整えてくれるものが善玉菌です。主なものには「ビフィズス菌」「乳酸菌」「糖化菌」などがあります。一度は耳にしたことがあるような単語ですよね。しかしこの善玉菌量も減少の一途をたどっています。
悪玉菌の性質・特徴
悪玉菌は、これも名前そのものの性質です。人間の腸に悪さをしかけ、便秘・下痢といった腸の異常活動や、がんや高血圧症といった生活習慣病まで引き起こします。

善玉菌は、悪玉菌の2倍量が理想です。その善玉菌にとってのごちそうには、前述の食物繊維以外にも「オリゴ糖」があります。しかし人間が年々善玉菌の好物をあまり提供しなくなっている(食べない)ので、善玉菌自体の数も少なくなってきているのです。

日和見菌の性質・特徴
ちなみに日和見菌は、普段善玉菌にくっついて手助けをしています。しかし善玉菌が劣勢になる(割合が減る)と、手のひらを返して悪玉菌の腰ぎんちゃくになり、共に暴れるという性質の菌です。正に「日和見」で八方美人なヤツですね。

すなわち善玉菌が減ると、日和見菌が悪玉菌に転じるので、必然的に悪玉菌の数やはたらきの活性化につながります。大変危険なことですね。

便秘・腸の乱れがひき起こす、心と身体のトラブル

前述と重なりますが、便が身体のなかで停滞するということは、有害物質を蓄積させていることになります。身体の不調を引き起こすのは当然ですが、実は腸の不調は精神状態にも影響を及ぼすのです。

腸の不調はうつ病の元

アメリカのマイケル・D・ガーション博士(コロンビア大学医学部)が腸を「セカンド・ブレイン(第二の脳)」だという学説を推しだしました。それ以降、腸と脳は密接につながっていると考えられて研究が進められています。

実は心をおだやかにするセロトニンは、腸内で善玉菌が育てて増やしてくれているのです。セロトニンは「幸せ物質」としても有名ですね。

善玉菌不足でセロトニンが減ると、反対に怒りやすくなったり悲観的になったりするのでご注意ください。その状態のまま、鬱(うつ)病にまで進行するケースも少なくありません。

確かに肉体が健康な状態でなければ、メンタル面もどんどんネガティブな方向に引きずられていきますよね。

便秘の放置は万病の元

風邪も万病の元と呼ばれますが、便秘もあるゆる病気を併発させる元凶となります。

まずは排出時の無理から起こる「裂肛」。裂肛とは切れ痔のことです。

軽いものでは「膨満感」「倦怠感」「吐き気や吐き戻し」。そして大腸にダメージを受けることに関連する症状は、「粘膜脱症候群」「直腸潰瘍」「直腸膣壁弛緩症」「腸閉塞」「大腸がん」など。

この他にも便秘が原因となる病気はまだまだあります。一つ一つ挙げていくときりがありません。

便秘トラブルがない、理想的な腸内フローラとは

腸内フローラとは「腸内環境の状態」のことで、日本語では「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」といいます。

快便で健康的な腸内細菌の棲息割合は、光岡知足名誉教授(東京大学)が提唱する「善玉菌2割・悪玉菌1割・日和見菌7割」の数値が一般的です。しかし藤田紘一郎名誉教授(東京医科大学・感染免疫学専攻)は、「善玉菌いっぱい、悪玉菌少々、日和見菌適宜」が理想的だと著書の中で語っています。

現代人の善玉菌量は光岡氏が掲げる二割にもまったく到達していないということですから、まずは善玉菌を増加させることだけを考えたほうが良さそうですね。

便秘解消サプリメントが補う、快便有効成分

現代の生活リズムでは、食事だけで善玉菌を充分な量まで増加させるのは至難のわざ。そこで便秘解消サプリメントに有効成分を補ってもらい、快便の手助けをさせることをおすすめします。

オリゴ糖

前述の通り、善玉菌が好んで食べる成分です。よく「善玉菌のエサ」と紹介されています。善玉菌はオリゴ糖があると喜び、快便に向けて活発にはたらきはじめるので、「善玉菌の賞与(ボーナス)」ともいえそうですね。

オリゴ糖はヒトの身体(内臓)に優しいことでも知られていますが、もう一つの魅力に「カロリーの低さ」があります。

オリゴ糖のカロリーは1グラムあたり約2キロカロリー。市販の砂糖(上白糖や三温糖など)が1グラムあたり約4キロカロリーなので、約半分しかありません。(※ただし商品によっては、砂糖と同様1グラムあたり約4キロカロリーのオリゴ糖もありますのでご注意ください)

便通と同時に、ダイエットを気にする女性にも嬉しい有効成分ですね。

ビフィズス菌・乳酸菌

善玉菌の一種で、「善玉菌そのもの」といえます。ヨーグルトなどの含有成分としても有名ですね。

サプリメントから摂取することによって、ダイレクトに善玉菌の数を増やして活性化することができます。

発酵食品成分・酵素

便秘解消に有効な成分として名高い「発酵食品」。昔の日本人は納豆、漬けもの、味噌汁など、この発酵食品をたくさん摂っていたから便量が多かったとも唱えられています。

発酵食品は、前出の乳酸菌の含有も豊富です。そしてその名の通り、酵素も含んでいます。酵素は便秘を防ぐだけでなく、排出時の便のすべりを良くしてくれる効果も。それによって裂肛も防ぎます。

繊維質

繊維質と一口にいっても、水溶性と不溶性(非水溶性)の二種類があります。便秘解消に有効なのは、「水溶性繊維質」のほうです。

しかしやみくもに摂取すればよいというわけではありません。過剰摂取は反対に下痢を引き起こしてしまいます。理想的な一日の最適摂取量は、17〜25グラム程度です。(※農林水産省が提示する最低摂取量が17グラム以上)

便秘解消サプリメントと下剤・便秘薬、どこが違う?(メリット・デメリット比較)

下剤・便秘薬の特徴とメリット・デメリット

一般的に下剤と呼ばれるものの薬品名は、「緩下薬」「峻下薬」と言います。効果は最強で、便秘状態がひどいときに強制的な形で便を排出させるための薬です。

便秘薬は下剤よりは効き目がゆるめですが、原理は似ています。硬便をむりに柔らかくしたり、腸の蠕動(ぜんどう)運動を急激に活発化させたりするので身体に負担がかからないとはいいきれません。

下剤・便秘薬のメリット
  • 効きめが早い(数時間後には便通がくる)
  • 頑固な便秘・長期便秘にも効く
下剤・便秘薬のデメリット
  • 強制的な働きなので、腸や身体に負担がかかる
  • 根本的に治すわけではなく、一時的な効き目
  • 便秘の慢性化・使用依存になりやすい
  • 副作用として腹痛や脱水症状が起こる場合もある

便秘解消サプリメントの特徴とメリット・デメリット

では最近流行りの天然成分やオリゴ糖などを主体とした便秘解消サプリメントではいかがでしょうか?

便秘解消サプリメントのメリット
  • 薬ではなく食品なので、身体への負担がほとんど無い
  • 腹痛が起こらない
  • 自然な便通・便意を誘引できる
  • 長期的に体質改善が可能
便秘解消サプリメントのデメリット
  • 効くまでに日数が掛かる
  • ひどく悪化した便秘・長期便秘には効きづらい

即効性と効果の強さでは下剤・便秘薬に軍配が上がりますが、リスクも高めです。長い目で見ると、腸や身体への悪影響なく根本的な体質改善を図ってくれる便秘解消サプリメントのほうが安全ですね。

ダイエット効果も二重取り!便秘解消サプリメント

健康面でも便秘対策が不可欠ですが、それが原因の肥満・皮下脂肪も気になるところです。同時に解消できればそれに越したことはありませんよね。

生漢煎の防風通聖散

サプリメントというより漢方薬ですが、植物由来の天然生薬中心なのでやさしい効きめです。筆者自身の飲用では、まったく腹痛や下痢は起こりませんでした。

市販品には珍しい満量処方。便秘解消とともに皮下脂肪の減少も狙ったサプリメントです。

難点は漢方薬独自の苦味と、食間服用なのでタイミングが難しいことでしょうか?

スマートガネデン乳酸菌

便秘に有効な「乳酸菌」とともに、脂肪燃焼に効果的な「アミノ酸」を組み合わせたサプリメント。粉末ですが無味無臭なので、飲み物に入れて飲んでも味が変わりませんし、そのまま服用することもできます。

乳酸菌の含有量は、一包なんと510億個(23種類)です。

妊娠中でも飲める便秘解消サプリメント

とくに妊娠初期は便秘になりがちですが、胎児への影響の懸念があるので薬を服用するわけにはいきません。妊娠中の便秘対策には身体にやさしい自然由来成分のもの、お茶タイプ、オリゴ糖含有のものをおすすめします。

マタニティブレンド

妊婦さんに特化した、ドイツ製のやさしい便秘解消ハーブティーです。もちろんノンカフェイン。10種類のオーガニックハーブ配合で、厳しい安全審査をクリアしています。

イージーファイバー

かなり有名な市販品で、街中のスーパーやドラッグストアなど、入手は簡単です。パウダータイプで、食物繊維を豊富に配合。販売メーカーの小林製薬の説明文によると「お子さまや妊娠中・授乳期」の服用も可能です。

乳幼児・幼児から服用OKの便秘解消サプリメント

実は赤ちゃんやお子さまも便秘になることがあります。こちらでご紹介するのはとくに乳幼児やお子さま向けの便秘解消サプリメントですが、もちろん大人の方も服用可能です。

乳幼児におすすめなのは、効き目がやさしいオリゴ糖系の粉末状かチュアブル状。カプセルは飲み込みにくいので避けたほうが良いでしょう。

カイテキオリゴ

パウダー状で、ミルクや白湯、離乳食などに混ぜて与えるタイプのオリゴ糖サプリメント。乳児から使えるオリゴ糖含有サプリメントとして開発されています。口コミ情報でも特に人気が高いサプリメントです。

はぐくみオリゴプラス

母乳に含まれる「ガラクトオリゴ糖」をはじめ五種類のオリゴ糖を配合した、乳児にもOKのオリゴ糖含有サプリメントです。こちらもパウダー状なのでミルク・白湯・離乳食などに混ぜて与えます。

善玉ガード

こちらはチュアブル錠タイプ(ラムネのようなもの)。赤ちゃんにはまだ舐めるのは難しいので不向きですが、二歳程度から上のお子さまならおすすめです。ラムネ菓子風のヨーグルト味なので、お菓子感覚で服用できます。

ちなみにお子さまは一日3錠が目安量ですが、大人の方は倍の6錠が適量です。

最適な便秘解消サプリメントは「目的」「成分」「形状」で選ぶ

便秘解消サプリメントは、薬ではありません。あくまで継続服用して体質や腸内フローラ改善を目指す「食品」です。

そこで長期にわたって服用しつづける必要がありますので、ご自身にとって「飲みやすい」ものを選ぶことが長続きのコツとなります。飲みやすさで考えると粉末タイプ・チュアブル・カプセルなどの「形状の好み」も重要なポイントです。

そしてご自身の体質・便秘要因・状況に合わせることも大切なポイント。たとえば妊婦さんには妊娠中の体質にあったものがあります。そして効果的な便秘対策には、その要因となる不足成分が多く含有されてものを摂ることが重要ですね。

サプリメントでご自身に足りていない便秘解消成分を補って、すっきり快腸生活をお過ごしくださいね。

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