アトピーにこそ入浴剤!天然成分の入浴剤で優しくケアしよう

アトピー肌におすすめの入浴剤82110

毎日の入浴。街ではたくさんの入浴剤が売られていますよね。

かわいらしい見た目のものから、いかにも肌に良さそうな効果をうたっているものまでいろいろです。

保湿効果がある、血行を良くするなど、聞いた印象だととっても良さそうで、使ってみたくなるかもしれません。

でも、アトピーの方の体には良いものなのでしょうか?よくわからない方も多いと思います。

アトピーの方の入浴剤使用については、賛否両論なのが実状です。

もちろん使うのが望ましくないタイプの入浴剤もありますが、アトピーの体に優しいものを選べば、アトピーの改善につながることもあるのです。

また、バスタイムは毎日のリラックスタイムですから、楽しい気持ちで入りたいですよね。アトピーの方の体にも優しい、バスタイムを楽しみにしてくれる入浴剤についてお話しします。

アトピーの状態と、かゆくなる理由

まず、アトピーとは先天性のものであり、このような状態になりやすくなっています。

  • 皮膚が過敏
  • 外からの刺激に対するバリア機能が弱い
  • 水分を肌に残す働きが弱く、乾燥しやすい

先天性のものですから、赤ちゃんの頃から症状がある方が多いようです。

ただし、なにも刺激などがない状態でアトピーでつらい思いをすることはありません。このような外部、内部からの刺激によって肌にかゆみが出たりするのです。
  • ほこり、ダニ、ハウスダスト、花粉など
  • 洗剤など、強い薬剤に触れる
  • ストレス、疲れがたまっているなど
  • 体質的に受け付けない食材などを食べた

上記はほんの一例です。

今回は特に、一番上の項目の『ほこり、ダニ、ハウスダスト、花粉など』の外部からの汚れなどを落とすのに重要な役割を果たす、毎日の入浴について見ていきます。

アトピーに入浴が大切な理由

アトピーは外からの刺激によって、かゆみなどを引き起こしがちなのでしたね。

なので、毎日しっかりと、その日についてしまった汚れを落とすことがとても大切なのです。

アトピーの方は数日お風呂に入らなかったり、もしくは入れない状況になったりすると、体がかゆくてたまらなくなることがあります。

体が清潔でないと、皮膚についている細菌、『黄色ブドウ球菌』が増殖してしまいます。アトピーの方は肌のバリア機能が弱いのですから、増殖した黄色ブドウ球菌に反応してかゆみが起こったりという症状が出るのです。

増殖を防ぐために、そして外的刺激の汚れを落とすために、毎日お風呂に入って肌を清潔に保つことが一番の対策です。

また、ステロイドなどのお薬を使っているときは、余計に大切です。塗って時間が経ったお薬に汚れが付着することもあるからです。

体を洗ってきれいに落として、必要であれば清潔な肌に、再度お薬や保湿剤を塗ることが大切です。

入浴剤はNGなの?

アトピーには、入浴がとても大切であるという理由がわかりました。

では冒頭でお話ししたような、入浴剤はどうなのでしょうか。

かわいらしい色のもの、良い香りのするもの、肌に良い効果があるとうたわれているもの。世の中には魅力的な入浴剤が溢れています。

それらの入浴剤ですが、一概に「すべて良くない」と言い切ることはできないと思います。

アトピーの肌に優しい入浴剤を使うことは、むしろ肌や体をいたわってくれるからです。

ただし「入浴剤は良くない」と言われている原因になっている、アトピーの肌にあまり望ましくない入浴剤は、もちろん避けたほうがいいでしょう。

望ましくない入浴剤と、望ましい入浴剤の、ざっくりとした基準を次にお話しします。

ただしこれは一般的な判断基準ですので、その方の体質によって合わなかったりすることもあります。

試してみて合わないようでしたら、使用を控えるようにしましょう。

アトピーにNGな入浴剤

まずは避けたほうが良いタイプの入浴剤です。

ひとことで言えば、『添加物や化学物質が入った入浴剤』。

これらが入っている市販の入浴剤は、非常に多いのです。

綺麗な色や香りのもとである、着色料や香料も、ほとんどがこの中に入ります。また、保湿効果や血行を良くする効果のために、合成された化学物質が配合されているものもあります。

添加物も、化学物質も、肌を刺激してしまうことが多いので、アトピーの方は基本的には避けたほうが無難でしょう。

アトピーの方は、体を洗う際のボディーソープや石鹸も、低刺激で肌に優しいものを使っていることが多いと思います。

それと同じように、入浴剤も肌への刺激が少ないほうが良いのです。

アトピーにおすすめしたい入浴剤

前項を踏まえると、化学物質の入っていないもの、つまり天然素材の入浴剤が望ましいということになります。

天然の入浴剤は、実はたくさん存在します。

代表的なものをいくつか挙げてみます。

塩、岩塩

一時期、「塩風呂でデトックス!」などと流行ったこともありましたね。このデトックス効果、実はアトピーにも嬉しい効果なのです。

塩を適量入れて入浴すると、汗がたくさん出るので代謝をよくすることに繋がります。

代謝が滞るとアトピーも悪化しがちですから、常からこころがけたいものです。

ただし塩や塩水は、アトピーがひどいときの皮膚には染みてしまいますよね。なので症状がひどいときはやめておきましょう。

使う塩は、『バスソルト』と売られているものではなく、天然のものを使用しましょう。

バスソルトには、添加物が入っている場合がありますから、もし使いたい場合は成分の表示をよく確認する必要があります。

天然の塩とは、海水から作られている塩や、岩塩などです。

食用の塩は、合成物質が入っている場合があります。スーパーで袋で売っているような、純粋な塩だけのものを選びましょう。

特にミネラルを多く含むヒマラヤ岩塩は、とても優秀な入浴剤です。

塩、岩塩風呂のやりかた

塩を使うときは、ひとつかみほどを浴槽に入れましょう。30~50gほどでじゅうぶんです。

そしてかき混ぜてお湯によく溶かします。粒状のヒマラヤ岩塩はそのままでは溶けにくいので、余計にしっかり溶かすようにしましょう。

天然素材の不織布でできたお茶のパックなどを使うと、粒が散らばらずに効率的に溶かすことができます。

もしくは塩自体がパウダー状のものを購入すると、ラクですね。肩まで浸かるのではなく、半身浴もおすすめです。

ただし汗が体について刺激になることもありますので、気になるときは入浴中でもタオルなどで、こまめに拭き取るようにしましょう。

塩風呂で気を付けたいこと

ただし塩風呂については、気を付けたいことがいくつかあります。

浴槽の素材によっては、塩は浴槽を傷めてしまうことがあります。ご自宅の浴槽の素材との相性をしっかり把握しましょう。

また、使用可能な素材であったとしても、入浴後はすぐにお湯を洗い流しましょう。残り湯での洗濯もおすすめできません。

そして岩塩の種類に黒い色のものがありますが、こちらは浴槽に色が移ってしまうことがあります。少し注意したほうが良いでしょう。

最後に、浴槽からあがった際には必ず、シャワーなどで体についたお湯を洗い流すようにしましょう。

桃やどくだみの葉

こちらは昔から使われている、天然の入浴剤です。昔から「あせもに効く」という理由で、使われていることが多かったようです。

あせもと同じく、湿疹にも効果があると言われています。こちらもお湯に入れて浸かることで、代謝を良くしてくれます。

ほかにも肌に優しい葉を使う方法はいろいろとあるのですが、今回は桃とどくだみについて解説します。

桃、どくだみ風呂のやりかた

それでは、桃やどくだみの葉を使った入浴の仕方についてです。いくつかやりかたがあるのですが、代表的なものを挙げてみます。

・乾燥した葉を使う

桃、もしくはどくだみの葉を採取します。

そして、よく乾かします。

じゅうぶんに乾いた葉を、不織布の袋などに入れて浴槽に入れます。

・煮出して抽出した汁を作る

こちらのほうが効果は高いと言われています。

10~50gほどの桃、もしくはどくだみの葉を、鍋に入れて煮ます。

その煮汁をお湯に入れて入浴します。

葉を使うこちらの方法は、特に煮汁を入れる場合ですと、少し独特のにおいがすることもありますので、好みは分かれるかもしれません。

そして塩風呂と同じく、浴槽からあがったら、体についたお湯をしっかりと洗い流しましょう。

葉を入手するのが大変であったり、作るのが手間であったりする場合は、市販で手に入る入浴剤もあります。

市販品を購入する際は、添加物の有無をよく確認するようにしましょう。

お風呂に入るときに、気を付けたいこと

ここまでアトピーに望ましくない、また望ましい入浴剤について見てきました。

最後に入浴剤を使う機会である、お風呂に入るときに気を付けたいことを確認しておきましょう。

せっかく入浴剤で肌をいたわっても、お風呂の入り方の基本が肌に刺激を与えてしまうものでしたら、意味がなくなってしまいますよね。

熱すぎるお湯はNG

熱いお湯のお風呂が好きな方もいると思いますが、アトピーの肌にはあまり良くありません。刺激に弱い肌ですから、熱でダメージを受けてしまうことがあります。

ぬるめのお湯、38度くらいが良いでしょう。熱くしたとしても、40度を超えないのが望ましいです。

お湯はぬるめのほうが良いですが、しっかり浴槽には浸かりましょう。体をあたためることは大切です。

肌に優しい石鹸などを使う

入浴剤の項で解説しましたが、添加物はアトピーの肌に良くないのでしたね。体を洗う石鹸やボディソープについても同じことが言えます。

特に、洗浄力の強い石鹸やボディソープは避けたほうが良いでしょう。もともと弱い肌を刺激してしまいます。

天然成分の石鹸や、肌に優しいものを選びましょう。

やわらかい素材で体を洗う

アトピーの肌は刺激が大敵だと何度もお話ししましたが、体を洗うタオルについても同じことが言えます。

ナイロンのタオルなどは、肌を刺激してしまうことがあります。綿などの天然素材のものを選ぶと良いでしょう。

しかし天然素材のタオルを使っても、体をごしごしとこすってはいけません。皮膚を傷めないように、優しく洗いましょう。

もしくは、体を手で洗う方法もあります。泡立てに向いたタオルなどでしっかりと泡を作り、それを手に取って撫でるように体を洗います。
手で洗っただけでも、しっかり汚れは落ちるのです。

入浴剤はしっかり落とす

入浴剤を使った入浴の仕方で解説しましたが、どの入浴剤を使っても、お湯からあがったらシャワーなどでお湯をかけて洗い流しましょう。

せっかく肌に優しい入浴剤を使用しても、肌に残っていたらそれが逆に、刺激になってしまうこともあるからです。

お風呂のあとは、しっかり保湿を

お風呂から出たら、すぐに保湿をしましょう。

お風呂後は、体についた水分のせいで、肌に必要な水分もどんどん蒸発していってしまいます。

アトピーの肌は、水分をとどめておく力が弱いので、なおさら防がなければなりません。

保湿クリームなどを塗って、肌の水分にしっかりふたをしてあげましょう。

お風呂の後にかゆみが強いという人は「アトピー肌はしっかり保湿が肝心!かゆみを少しでも和らげる方法」で保湿方法を確認してみましょう。

お肌の弱い方にとってお風呂はとても大切

ここまで入浴剤とお風呂について見てきました。

アトピーの方にとってお風呂はとても大切ですから、なるべく刺激を感じないように、肌をいたわってあげられるように入りたいものですね。

そしてお風呂は体の汚れを落とすためだけのものではなく、一日の貴重なリラックスタイムでもありますから、せっかくなら楽しみたいですよね。

お風呂に入るときに入浴剤を使うと、どこか心がうきうきしてしまうのではないでしょうか。

「自分はアトピーだから……」と諦めないでください。肌に刺激の少ないものや、良い効果をもたらしてくれるものを選べば、入浴剤を使うことはむしろ望ましいとすらいえます。

ただし、今回紹介した天然の入浴剤は肌に優しいといわれているものですが、個人の体質などによって合う、合わないはもちろんあります。

試してみて肌に合わないようでしたら、使用をやめるようにしてくださいね。

楽しいお風呂ライフを送れるように、入浴剤を効果的に使っていきましょう。

この記事をシェア

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る